木原音瀬さんのレビュー一覧

リバーズエンド 小説

木原音瀬  小椋ムク 

重い!

甘い二人が見れてよかった。

リバーズエンドの十亀の不運っぷりが重くて重くて、辛いしどうもこうもってとこから、god bless youの仕事があって不満はあるけど、万もいてグチれる、心配してくれるヤツらがいてとにかくよかった。安心した。

借金する父親以外に身寄りがない子供は底辺にいるしかないのか、それを救済できる社会はないのか、世の中の、社会問題に切り込みたくなるくらい重い話だった。

1

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

クズクズ可哀想! と思い読んだらやはりクズ

木原音瀬先生、相変わらずだな。読後の感想はそんなところでした。
安定のゲスい受け×不憫攻め。どこまで進んでも平行線、というか反発もあり。
でも一ミリでも方向が変われば、いつかは2人の思いが交わる…。でも木原作品はそこまで書いてくれないんです。
ビーボーイから出版されているのはどれもこれも、いえ、ビーボーイに限らずどれもこれも心が痛くなる作品ばかりの木原音瀬先生ですが、コレクターとしては読まね…

13

パラスティック・ソウル -おわりの章- 小説

木原音瀬  カズアキ 

逃避行、のち…。残酷な運命を突き抜ける

「パラスティック・ソウル」の完結編。

「Girl and Dog」
娼館で下働きをしている少女ミア。理不尽に両親を殺され、貧民窟で自分で自分を守って生きている。一緒に生活しているのはフェードアウトしたハイビルア、スタンリー。
スタンリーは実は第1話の八尋の兄。八尋が迎えに来る。意地っ張りのミアが「スタンリーが好きなの、連れて行かないで」と懇願する……

「god child」
第2…

3

パラスティック・ソウル -はじまりの章- 小説

木原音瀬  カズアキ 

コノハラ流、残酷なファンタジー

姐さんのおすすめをいただいて読みました。
木原流ケモミミ、と言ってしまうには余りにも壮大。

「プロローグ」
ある老人ブロイルスの死、使用人?のライヴァン。ライヴァンは「ビルア種」という犬の耳と尻尾のある人種である。
ブロイルスの葬式に4人の人間が参列する。その4人が、この叙事詩の登場人物、ビルア種の八尋、芭亜斗、ミア、ニコラス、である。
ライヴァンはこの4人に「何でも望みが叶う薬」と…

6

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

クズにもどこかに救いはあるのか、とは思ったけれど…

レビューを見て好みじゃない展開と結末だとはわかっていても、木原作品ということとイラストに惹かれて読んでしまいました。
カバーイラストは、どこのレーベルかと思うような今までにない絵で特にビーボーイノベルズらしくなくてちょっと驚きました。
二人の性格や行いからこの二人はこんな顔こんな雰囲気というイメージ通りでした。

ストーリーは想像通りのものだったのですが、やっぱり私は最後に幸せになれるのが…

8

薔薇色の人生 小説

木原音瀬  ヤマシタトモコ 

全力疾走で読み終わりました

木原音瀬さん、全部読み切ったのは「美しいこと」でした。
はらはらどきどきの展開でしたが、読後もやもや感が残って。

ですが、こちらの作品も気になっていて思い切って読みました。
読後はなんともいえない暖かな気持ちになりました。
途中まで、読みとおせるか不安でした。
モモちゃんは前科者で、ロンちゃんとの最初のからみまでに
親は死んでるし、友人と思っていた人から、もう二度と顔合わせくないっ…

7

眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

ずっと一緒に

私にとっては木原作品で唯一、学校が舞台で主人公の一人が高校生という珍しい作品です。ものすごく奇を衒った設定ではないし、なんと!鬼畜も人でなしもダメ男も出てきません。ひたすら切なさが心に残る優しいお話…と書くと物足りない印象を受けそうですが、何度読んでもドキドキして面白いと感じます。木原作品は色々読んだつもりでも、一周回ってこういうニュートラルなお話でも面白いというのは新鮮な驚きでした。

表題…

3

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

扉絵の肌色率…。

あとがきによりますと、十年以上前に雑誌に掲載された作品をかなり改稿された作品のようですが、どれくらい加筆・修正されたのでしょう。西崎のセリフやモノローグの言葉遣いが、アレっ?ていうくらい今風に感じました。木原先生のセリフ回しに抱いていたイメージは、饒舌というよりは必要最低限。個人的にはそこが魅力の一つだったのですが、こんなに軽やかでセリフ+モノローグが前に出てた感じだったっけ、と少々困惑。古めかし…

7

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

クズはクズのまま

がこの作品のテーマだとあとがきに書かれていました。
読み終わってみるとまさにその通りで。
クズの主人公・西崎の視点で話は進んでいくので問題から目を背け色々な人のせいにしている見苦しい言い訳を読んでいると「こいつクズだな〜」と思いつつも確かにこの言い分は一理あるかも、こいつも可哀想っちゃ可哀想かなとも思いましたが...
最後の長野の「お前には、データを持っていかれたって気づいた時の俺の気持ちな…

6

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

性格の悪い美しい男の末路

実は、初・このはらなりせ作品。(木原さんが活躍し始めた頃、私BLから足を洗ってたので・・・)

皆さんのレビューを読んで、何かコレはヤバそうだ!と思い、購入。

結果、すごい衝撃。
うーわーやーばーいー。
これは、後引くわ!

パワハラする下らない上司・大河内。彼が痛い目をみるのは、ある意味当然かも。(ゲイを犬以下みたいに言うしね。自分が犬になって反省させられるのは、必然なのかも・…

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