木原音瀬さんのレビュー一覧

COLD SLEEP コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

いろいろ深い。

木原さんの作品は痛いものが多いこともあって積極的に手を伸ばさないのですが、先日のちるちるさんで掲載されたBLニュースの『重めBL漫画5選』を拝見して、興味を惹かれ読んでみました。

原作は未読。小説1冊分をコミック1冊にまとめられているようで、もしかしたらだいぶ端折られていて、原作を読んでいないとわからないところも多いのかなと思いつつ読み始めました。

二人の過去。
高久の、もともとの性…

5

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

ひたすら痛くて血生臭い

前半1/3は二人の高校時代の話、これがちょっと退屈でした。
残り後半は現在と過去が入り混じった話で、とにかく痛い!痛い!血生臭い!の連続でした。
西崎が乱交でボロボロにされるのを皮切りに、ひたすらヤクザにボコられます。
ボコられた後は長野の甘い介抱、そしてまたヤクザにボコられ…と交互に展開していきます。
このボコられシーンがかなりキツくて読むのが止まってしまうのですが、やっぱりラストが気に…

6

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

あとがきまでしっかり読まないとね

酷い。主人公の受がクズ過ぎるというレビューばかりですが、なるほどクズ過ぎです。最後まで良いとこ無しのクズなだけの男でした。
ストーリー展開はまるっきり馳星周の小説の如く、主人公が自滅ボブスレーに乗っかって選択の余地なく地獄のゴールへ一直線というものでした。もちろん馳星周よろしく最後の最後まで酷いほどに救いがない。
ハピエのかけらもないBLってどうなんだろうと思いますが、あとがきでちょっとだけ救…

10

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

初めての感覚。

ハッピーエンドが大好きで色んな作品の色んな結末にハッピーエンドでありますようにと思ってきた私ですが、こんなにもバッドエンドを願ったのはこの作品が初めてです。
こんな感情になるんだ!と自分でもびっくりしました。

終盤でちょっとしおらしくなっている秋沢に感情移入してしまい、叶わない思いに涙が出ましたが、秋沢の根本にある人間性がほぼ変わらず、最後まで自分本位なので擁護出来る部分がないです・・・。…

4

Don't Worry Mama(新装版) 小説

木原音瀬  志水ゆき 

性格悪い同士のいいコンビ

面白かったです。
二人ともキャラがすごい。

特に今蔵はデブで性格が悪い上に、短小、包茎、マザコン。
よくぞ集めましたという感じです。
そんな今蔵が裕一に恋をして、かわいく変身してしまうのだから、恋は恐ろしい。

一方の裕一もイケメンながっつり肉食系ゲイで、今蔵に負けじと口が悪い。
まさかそんなはずないと思いつつ、今蔵に欲情してしまう裕一が笑えます。

この二人、無人島での2週…

1

吸血鬼と愉快な仲間たち 5 小説

木原音瀬  下村富美 

やはり来た、この心臓をえぐる痛み…

第5巻。
アメリカに置き去りにされたアルが、何とか立ち直りもう一度日本に戻るために暁の友人エンバーマー、パットの助手として頑張っていた矢先、ある人物に襲われて死にかけてしまう。キエフの血をもらったアルは、出来損ないから90%の吸血鬼になった。
襲った犯人の哀しい怨みの気持ち。アルは彼に仕返しをしようとはせず、彼のために涙まで流す。何て優しすぎる吸血鬼…
傷は治ってしまうし、永遠に生きる身には…

3

吸血鬼と愉快な仲間たち 4 小説

木原音瀬  下村富美 

思いやりなんていらない…2人の想いは噛み合わず。

第4巻。
舞台は今巻もアメリカです。そしてのっけから、今度はハイジャック!です。
カルト教団の狂信者が、暁と蝙蝠状態のアル、リチャードとマーサも一緒に乗った飛行機をハイジャックする、という展開。
例によって変身する事に伴うトラブルと蹴られたり撃たれたりの大怪我。
今回は本当に命の危険を掛けてアルに血を分けてくれる暁。
自分が完全な吸血鬼なら暁を危険な目に遭わせずに済んだのか、と後悔したり…

3

吸血鬼と愉快な仲間たち 3 小説

木原音瀬  下村富美 

暁とアル in アメリカ

第3巻
今巻は、ひょんな事からアルが吸血鬼役で出演することになったTVドラマのロケでアメリカに行くお話です。
アメリカでは次々とアクシデントに見舞われて、う〜ん正直イラッとくる展開。
だってほとんど変身に関するトラブルか、蝙蝠の姿で不用意に部屋に入って、閉められて出られなくなるとかそんな感じで、学習しなさいよ!と言いたくなってしまう…
今回は、アメリカで一人ぼっちだった時に出会った先輩吸血…

3

吸血鬼と愉快な仲間たち 2 小説

木原音瀬  下村富美 

前途多難な出来損ないのヴァンパイア

第2巻。
日本での暮らし、暁とのエンバーミングの仕事に慣れてきたアルだが、今巻では色々な波風や事件が起こります。
新しいアシスタント室井がゲイで、暁に恋をする、とか。
暁の同級生がTVプロデューサーで、色んなアクシデントが重なって結局アルが俳優としてTV番組(吸血鬼モノ!)に出演したり、とか。
その番組の主演女優が転落死したり、とか。
アルが血の匂いで犯人わかっちゃったり、とか。
それ…

3

吸血鬼と愉快な仲間たち 小説

木原音瀬  下村富美 

ドジっ子アメリカンのヴァンパイア登場!

答姐でおすすめをいただき、手に取りました。
まず、表紙と口絵がとっても素敵!失礼ながら下村富美先生の事、存じ上げなかったのです。でも、タッチといい色使いといい、「良いなあ!素敵だなあ!」と一目惚れしました。
読み始めたら、思っていたよりコメディタッチなのですね。
アメリカ人吸血鬼アルが「冷凍蝙蝠」として牛肉の貨物にくっついて日本に輸入?されて、夜素っ裸で警察に捕まって。日本語も全く解らないま…

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