木下けい子さんのレビュー一覧

月光坂の花屋敷 秋 コミック

木下けい子 

攻めがいい男だ

こちらの作品は「春」が上巻、こちらの「秋」は下巻にあたります。

ついに幸哉の息子・結人が小鳥遊に思いを伝えるけど、いかに小鳥遊にとって幸哉が特別であるかを知らされ、きっぱり振られてしまうところからスタート。
あぁ…。

そして幸哉の背負う過去が明らかに…。これがねぇ。。。幸哉の愛が枷となってしまい愛する人(遥斗=結人の実親)を自殺へ追いやってしまったというもので、それがずっと幸哉の枷に…

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月光坂の花屋敷 春 コミック

木下けい子 

薄氷を踏む思いで読んだ

お屋敷街にある180坪の邸宅 「月光坂の花屋敷」と呼ばれる家に暮らす三人を描いています。
下宿人で官僚の小鳥遊、お屋敷の主人・会計士の幸哉、そしてその子供、結人。

一見、四季折々の花が咲き誇る風流なお屋敷に住まう穏やかな三人のように見えます。
しかし主人の幸哉はゲイとして割り切った身体の付き合いをする相手がいて、小鳥遊も幸哉を時折抱いている。
小鳥遊は普段は幸哉に対して辛辣な言葉を放っ…

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キスも知らないくせに コミック

木下けい子 

キラキラ可愛いラブ


ジワジワきます!
受(たぶん)の蒼太が、読んでいるうちに、可愛く見えてきます。
小柄で素直で可愛い!だから、攻(たぶん)の綾瀬もジワジワ好きになったんだろうなぁと、同じ気持ちで私は読んでました。

いとこが余計なとこででてきて邪魔をするし、綾瀬は言葉が足りなくて勘違いさせるし、女装はあまり可愛くないし、これホントに進展ないまま終わるんじゃ?!って思うのですが、チュウはあります! 
爽…

3

君しか見えない 小説

栗城偲  木下けい子 

引かれ合うマイノリティ同士

電子書籍で読了。挿絵有り。

爽やかなんだけれど、二人の視線がなんか思わせぶりな木下さんの表紙イラストとタイトルから「若い二人が熱愛をこじらせちゃって、悲しい目にあう話?」と勝手に思い込んで購入したら、とんでもない勘違いでした。見える・見えないっていうのは『世にも見えざるもの=霊』だったんですね。
表題作は哉くん目線で、中学時代の親友で初恋の相手でもある蓮司くんとゲイバーで再会した後に起きる…

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オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

キラキラとじんわりと。

本棚整理してる際に目にとまり、凄く久しぶりに読み返しました。
何度読んでも、情景が思い浮かぶような綺麗なお話だと思います。

ただ2人の初Hに関しては、そのタイミングじゃなくとも…と思ってしまうんです。
旅立つ前日だからこそ切なさが際立つのかもしれないんですが、ドラマティックなシチュエーションすぎたような。
事後に見た流星群もやりすぎ感を感じてしまうのは、私が捻くれているからかもしれませ…

3

キスよりやさしく コミック

木下けい子 

待ちにまったシリーズ完結編!

待ちにまったキスシリーズ完結編!

2巻でキスや触りっこまではいってましたが、いよいよ最後までを意識し始めてから、嬉し恥ずかしい初エッチまでを丁寧に丁寧に描き上げて下さってました。木下先生は、こういう初々しいモダモダドキドキの恋愛ものが本当にお上手ですね。

女性とは経験済みの綾瀬の方がリードするんだろうなとふんでたら、いざとなったら蒼ちゃんの方が男らしかった!そこら辺の女子より可愛…

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素敵な入れ替わり 小説

小林典雅  木下けい子 

愛のなせるわざ?

年の差ものです。
我が息子と同じよう幼い頃から面倒をみてきたお隣さんの子供(高校生)に絆されるアラフォーにも驚きですが、そうなるキッカケが更にぶっ飛んでました(笑)
息子と入れ替わるというトンデモ設定で、小ネタたっぷりな典雅先生らしいユーモア溢れてます。
…が、個人的にギャグがいまひとつはまらなかったという。
私はいい年してるので各ネタは分かるんですが、ドタバタすぎたのかも??

攻め…

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ひねもすのたり君と僕 コミック

木下けい子 

思いやれば思いやるほど、結ばれるのは難しい

惚れっぽいばかりかダメンズばかり好きになる尚ちゃんが失恋する度に、解りづらい優しさで慰めてくれる幼馴染みの洋ちゃんは、中学の頃から尚ちゃんが好き。でも、自分は尚ちゃんの好みのタイプじゃないから彼をこっそり見守るだけで……という『様式美』の様なお話なのかと思って読んでいたのですけれど、読み進めながら二つのことに疑問を感じてしまうのでした。
①一緒にいて心地良い人と、恋に落ちゃう人って違うものなんで…

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リアリストによるロマンチシズム コミック

木下けい子 

偏屈俺サマ攻めの本質は甘えん坊

幼いころから天才肌ゆえに人から遠巻きにされて育った攻めは、人気の経済学者として多忙な日々。アシスタントを今まで何十人と雇ってみたけどどいつもこいつも腫れ物に触るように扱うばかりで使えないやつばかり。
アシスタントに求める絶対条件は「普通に接してくれるひと」
それを聞いた学生時代からただ一人の友人が、それならうちの息子はどうだ?と紹介してくれることになり…。

めでたくアシスタントに採用され…

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恋愛志願 小説

岩本薫  木下けい子 

入り込めなかった

モデルのような美形兄弟(二人とも受け)、
未来を嘱望された陶芸家からサラリーマンになった美丈夫、
俺様傲慢天才シェフ、
受けを手荒く扱う傲慢で下衆な当て馬に、
倒れる父親…
フィクション感が強くて何だか入り込めませんでした
ドラマっぽいというか、現実味がないというか
弟の方の受けは大人しくて言動が子どもっぽく、高校生のようでした

イラストも合っていないように思いました
攻めは…

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