木下けい子さんのレビュー一覧

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

山でも下界でもいつまでも

山々の神々しさ、美しさ厳しさ。登山家のパートナーの条件などなどとても興味深かったです。

佐和がひたすら小田切に憧れ尊敬し恋焦がれ、叶を失った小田切の心に寄り添いたい満たしてあげたい気持ちがずっと書かれていました。

やっと一緒に登山できて思いがけずいいパートナーでだんだん下界でも親しくなって。

佐和の葛藤が切なかったです。
自分の気持ちを知られたら、また小田切から大切な存在を奪う…

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管理人さんの恋人 小説

小林典雅  木下けい子 

下宿もの

木下けい子先生の表紙に惹かれて購入。

両片想いのじれったい感じにきゅんきゅんしながらお話が進みます。
大学生とイケメン管理人さん(27)です。
年下攻めです!

二人の恋の行方を楽しみながら、キャラの濃ゆい下宿先の外国人3人がそれぞれとってもいい味出してます。
いいスパイス振りまいてます(*´▽`*)
こんな下宿があったら私も下宿したい・・・と、読み終わった後思わず「下宿」キーワ…

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カンチガイラバー コミック

木下けい子 

おじさんだけど心は乙女

雑誌で読んでましたが、コミックスも購入。
木下けい子先生にハズレなしで、相変わらず面白いし、普段クールな白鳥さんの頭の中の妄想が本当かわいいのです。
佐伯のことが好きで頭の中ではあれやこれやしてるのに、本人を前にするとそれを出さないんですよね。
佐伯も白鳥さんのことだんだん気になっていくんですが、なかなか素直じゃない白鳥さんがいじらしくてかわいい。
そうしているうちに佐伯も白鳥さんのこと好…

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恋みたいな、愛みたいな~好きで、好きで(2)~ 小説

安西リカ  木下けい子 

あるがままの日常の大切さ

好きで、好きでの続編です。
10年来のカップルが普通に日常を送り、年月を重ねていくだけの平凡な話です。
でもその平凡な日常が本当にとても良かった。
志方と穂木の等身大の、あるがままの、ごくごく自然に積み上げてゆく愛情と絆が、月日を重ねるごとにどんどん深くなってゆく様子が手に取るように分かります。

同居することによって生まれたちょっとしたすれ違い、釦の掛け違いから起こるお互いの気持ちが見…

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カンチガイラバー コミック

木下けい子 

妄想と想像の結んだ恋

 仕事のデキる上司でありながら実は日々妄想逞しく部下にときめいている白鳥が、本当に可愛かったです。きゅうううん、という擬音がとても似合います。そんな白鳥に恋されている部下の佐伯は、職場で「勘違い製造機」という異名を得ています。どんな時でも紳士的で、ぱっと気の利いた受け答えもできるので、彼とやり取りすると皆が「佐伯は私のことが好きなのかも」と勘違いしてしまいそうになるからです。白鳥は初対面の時点で既…

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カンチガイラバー コミック

木下けい子 

受けが可愛い

同じ職場の部下×上司のいわゆる職場恋愛の話です。
いまどきは9歳差くらいじゃ驚きませんが、作中では意外と二人に年齢差は感じなかったですね。

「カンチガイ製造機」である佐伯は、作品の前半はニッコリした余裕ある笑顔をよく浮かべていたのですが、白鳥を好きになったかもという後半からは余裕がなくなったのかその特徴ある笑顔がなくなったのがちょっと残念でした。排他的にも思えたので、無くなって良かったのか…

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天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

俺たちゃ街には住めないからに

あれ?
全体の評価は高くて、レビューも多いのに『神評価』は私だけなのね……
確かにLOVELOVEしくはないお話だものなぁ。
でもね、心の全てを山に奪われている2人が、その心情を最も解り合える人に強く焦がれるのは、恋のひとつの形だと思うんですね。

小田切も佐和も、とことん山に魅せられている。
彼らの一番の恋人は、まず『山』なんだと思うのですよ。
でも、山はただ優しいだけの恋人ではな…

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「カンチガイラバー」共通描き下ろしコミックペーパー グッズ

4コマでした

描き下ろし漫画ペーパー。A6サイズの片面印刷で小さめですが、4つのコマでコンパクトにまとまっていて面白かったです。

本編の後日談です。
佐伯が主人公。本編では妄想家は白鳥でしたが、こちらは佐伯がもやもや考える話。「昼はできる上司、夜はかわいい恋人」である白鳥でどちらも好きで選べないって悩む話です。そんな佐伯を見てきゅんとする白鳥とあわせて、バカップルの悩みは尽きないというオチが微笑ましくて…

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「カンチガイラバー」アニメイト特典描き下ろしイラストシート グッズ

やっぱりカラーが素敵

アニメイト購入者特典のイラストカードです。

Episode.4の見開き表紙のイラストに、木下先生のありがとうコメントと二人の簡易な似顔絵が描かれています。その似顔絵でも赤面しているのが可愛い!

私は木下先生のカラーイラストの色彩やふんわり感が大好きなので、コミックでカラーの様子がうかがえる表紙の1話と4話のうち、1話はコミックに収録されているので、4話はカードでもらえて嬉しいです。真っ…

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17 生徒 コミック

木下けい子 

17歳の特別感

敬広が三島をどんどん好きになるのが早い!と感じました。
興味から始まったのでしょうか。
木下さんが17歳の特別感を描きたいと書いてらっしゃるのでこれがそうなのかな?
視野が狭くて思い込んだら止まらなくて一方的にぶつかっていって。
敬広が切ないし苦しいですね。
家庭にも満たされてなさそうで無気力だし。

三島の高校時代が何度か挟まれています。友達が好きで今も好きで。でも絶対にかなわなく…

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