M+M
意外にも、アッサリと完結してしまう。
「好きだからキスしたの?」で、不穏な空気を醸していた、母とは決着ついたらしい。
綾瀬は日本にいる。そのことで、何か蒼太を不安がらせる様な事案も発生していない様子。
有貴は相変わらずだが、そんなに邪魔も出来なくなっている。だって、綾瀬が泰然としているからね。割り込めないのだ。彼に出来ることと言ったら、せいぜい遅くなる、と言って、早く帰って来て、イチャついて…
ちょっと、あざと可愛い感じのこのタイトルに、キュン♡ とします。
二人の恋は相変わらずゆっくり。
学校行事は、文化祭。ちょっと大人びた綾瀬は女子にもモテています。
あのイラつかせる従兄弟の有貴は、ゲイで、綾瀬を好きなので、蒼太にキツく当たって来る。
有貴に言われたこともあって。蒼太は、綾瀬のことを何も知らない、教えてくれない、ということに、きっと不安になって。
蒼太は『キスなんか、しなき…
『ゆっくり進む展開のラブストーリー』という、トピ立てを見ていて、思い出し、再読しています。
涼やかな風が胸に吹き渡る様な、爽やかさ。そして、それとは気付かずに恋に落ちていくさま。
とてもゆっくりと進んで行くので、心模様が丁寧に描かれています。
友情の「好き」と、恋の「好き」の違いをどうやって知るのか?
少しだけ大人びた綾瀬は答えます。「気持ちがあふれて、どうしようもなくなるのかも。」
そ…