木下けい子さんのレビュー一覧

兄弟とは名ばかりの 小説

渡海奈穂  木下けい子 

家では兄弟、学校では他人

両視点の義兄弟ものです。
長年に渡って男1人で伊沙(いさ)を育ててくれた父親が再婚をする事になり、再婚相手の連れ子が同じ学校に通う同い年のいけすかない進学コースの優等生だったというもの。
正反対の性格で、同い年で…と、義兄弟ものでは鉄板とも言える設定なのではないでしょうか。

一方は品行方正を絵に描いたような学年一の優等生、一方は遅刻常習犯のだらしのない生徒。
こんな真逆な2人が、ある日…

0

恥を掻くなら恋を書け 小説

柄十はるか  木下けい子 

字に惚れる

ものすごく好みの作家さんに出会ってしまった…。

綺麗な字を書く人に興味を持つのって、ありがちな設定のようでいて、意外とキャラ造形のオプションに収まりがち。メインテーマとして扱った作品を読んだのは初めてのような気がします。


社会人一年目の丸清次郎は、典型的なエリートコースを歩んできたイケメン。ガタイもよく、スポーツ万能で子供の頃から目立つ存在だったけれど、字が汚いという唯一のコンプレ…

5

今宵おまえと 最終章 コミック

木下けい子 

3巻まとめての感想です

最初はドン引きしていたヤスも紆余曲折ありながら陸郎の気持ちに応えようとがんばった。

女上司の片瀬さんがサバサバしていて好き。

加藤(ヤスの後輩)はしつこいわ!と思ったり君もちょっと気の毒やねとなったりw 立派に当て馬くんの役目を果たしてくれました

ずっともだもだだけど最後まで楽しく読めるのすごい。

0

今宵おまえと 二章 コミック

木下けい子 

3巻まとめての感想です

陸郎が当て馬くん(ヤスの後輩)に啖呵を切る所かっこいい。
仕事で女上司に気を利かせるとこも
陸郎が長身黒髪細身切れ長目イケメンでタイプなんですけども私服の時のスタイルの良さが好き。
この陸郎がヤスを好きすぎるのが萌えで。どんだけ〜案件w

0

今宵おまえと 一章 コミック

木下けい子 

3巻まとめての感想です

29歳リーマン同士。
高校生の時から陸郎が親友ヤスに片思い〜十年愛を実らせるお話。
長かったねぇ
でもおもしろかったw

陸郎がヤスとずっと友達でいい→やっぱあきらめない→絶対あきらめない!
に対して
ヤスが陸郎の気持ちに気づき始め→意識するくだりがかわいい。

でもそう簡単には進展せずw
自分と相手の気持ちを考えて行ったり来たり。二人とも仕事がんばりながらお互いのことで真…

1

隣の彼 コミック

木下けい子 

さらっと軽く楽しめた

さらっと軽く楽しく読めた。
隣に引っ越してきた大学生松田をいじる八乙女。松田が八乙女を気になり始め…。
おとなしそうな顔して押しが強くいじっぱりで年相応の子どもっぽい松田を八乙女があしらったりほだされたり。
大人な八乙女がよかった。

0

初恋をやりなおすにあたって 小説

尾上与一  木下けい子 

終盤の対局シーンは圧巻

ボリューミーではありましたが、萌えたかというとちょっと微妙。お話のトーンがつかみにくく、恋愛の部分がよくわかりづらかったからかも。棋界の部分は素人にもわかりやすく、自然に入ってきました。

木下先生の口絵でテンション上がってたんですけど、うーん、再会後の雪と敦也の温度差に違和感がありました。しかもその差を埋めていく過程がすんなりいかなくて。

決して読みにくいわけではなく、むしろ将棋がわか…

2

好きで、好きで 小説

安西リカ  木下けい子 

幸せな気持ちになれました♡

うん、これはすごく幸せなお話ですね。
高校生から付き合って10年の志方と穂木。
仕事で悩んで、相手の気持ちが分からなくて悩んで……ありがちな日常BL。

だけど、お互いに初めて付き合った人で、初めてHした人で、初めて同棲を決めた人で。
しかも、志方はノンケって。これ奇跡でしょ。
その奇跡を日常に溶け込ませていて、でも、その事に甘えてるわけでもない。
二人が絶妙なバランスで関係を保って…

3

キスよりやさしく コミック

木下けい子 

受けも攻めも可愛い

カップルの日常をこっそりのぞいている感じがキュンキュンする作品です。家族との大きな衝突やカミングアウトが起承転結になっていないからこその穏やかで優しい雰囲気がとてもいいです。

受けの藤沢くんはクラスに1人はいるような、特別かっこいいわけじゃないけど気遣いができて爽やかで普通にモテそうな子です。学生時代、クラスにこんな子がいたら...確実に惚れてます。笑

攻めの綾瀬くんはかっこよくてクー…

1

ボナペティ! 小説

月村奎  木下けい子 

試し読みで既に涙...

人生の終わりに食べ物の施しに救われる話というのはいくらでも泣けるのです。
このお話自体も登場人物たちの言動もシンプルながらおいしい料理のように優しく、幸せな気分になりました。

もとから主人公の葉くんは感性が良く素直で、不幸に生きてきた疲弊や自虐的な思考が、食べ物で変わる体型と同時に、出会った人々によって考え方や哲学のようなものが豊かになるのがポジティブで良いです。
それでも惹かれた瑠可に…

2
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