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杉原理生 木下けい子
茶鬼
星空をイメージして作られたというこの作品は、その意図が確かに伝わったのではないだろうか。 元々、この作家さんには映像的、色や風景を連想させる文章もさることながら、登場人物自体がそのイメージを持って存在するので見えやすい。 ただ、今回「星空」というイメージには、主人公の一人である圭吾はどこまでも吸い込まれそうな深い夜空を、星空というには余りに暗い、どちらかというと暗闇を連想させ、 むしろ、蒼の…
木下けい子
hinahina
「1」の方では、人を好きになるツラさや 緊張感みたいなものが、じっくり書かれていて 読み応えもあったのですが、 その読み応え分、この後どんな展開になるんだろう!? という期待が大き過ぎたのか・・・、ちょっと 満足!って気持ちになれない読後感でした。 もともと「1」の方でもえっちっぽいところも少なく あっさり気味な内容だったので そんなに大きな変化は無いだろうとも思っていましたが…
とってもいいお話でした。 えっちっぽいところが全くと言っていいほどないので BLの初心者さんでも問題なく読める感じだと思います。 自分の気持ちに気付くところや その気持ちに気付いてからの心の動きや辛さなんかが じっくり書かれている作品です。 人を好きになるってこんな感じだよな~と うんうんうなずきながら、この「1」の方は ほのぼの読める作品です。 途中で終わっているの…
satoki
高校からの友人、矢萩は社会人になった今でも必ず週に2回水森に電話をかけてくる。 とりとめない話をするだけのこの習慣はすっかり水森の生活に組み込まれてしまった。 水森がそんな矢萩がゲイであることを知ったのは高校生の時だ。 「安心しろよ、おまえだけは絶対に好きにならないから」と言い放った男の真意がつかめないまま、付き合いを続ける矢萩だったが…… 特別だからこそ好きにはならない。 高校時代…
ひぢりあぃ
ネタバレ
淫乱受け様とゆぅわけではなかったのですが、 結構誰とでもだったので萌えポインツ押されまくりでした。 我慢強く受け止める攻めもすごく良かったです。 しらないうちに(゜ーÅ) ホロリと涙がこぼれそうな感じで いいBL漫画読んだなーーーって思えました。 受けの方が すごくしんどぃ過去をもっていたのを ちゃんと見抜く攻めがなんともいえませんでした。 獣医だから 猫の気持ちはわかるってか? …
雀影
木下さんは、あまり同人活動されているイメージがなかったのですが、この冬コミには珍しく新刊の、それもオリジナル作品を出されていました。 内容は、卒業する部活の先輩にコクって振られてしまった男の子と、その先輩の心の内、みたいな、ごくごく淡くて甘酸っぱい物でした。 この本、表紙もモノクロの、ほぼコピー本レベルの本でしたが、B5の大きいサイズの絵の中の男の子達は繊細でかわいい表情で、オリジナル…
癒されます(笑) この作品は、ドキドキハラハラ系とはほど遠く、癒しほのぼの系。 攻めの由利先生はもちろん“ソッチ”系の人ですが 受けの六車君が“ソッチ"側の扉をいつ押し開けるのか??と 興味津々で読みましたw 本人全然自覚なく、先生が楽しく遊ぶばかりで その先のイイ関係にこのままなれないんじゃ?と ちょっと思いながら~~~。 でももちろん大丈夫でした。 先生のからかうセ…
夕映月子 木下けい子
ミモザサラダ
たぶん好きだろうなと思ってずっとお取置きしていた作品です。 やっぱりお気に入りになりました。 主人公の二人が出合ってから次第に心を通わせていき、 唯一無二の人生のザイルパートナーになるまでを丁寧に描いてくれています。 こちらが思わず引いちゃうような作り過ぎな設定もないし、 わずらわしいほどのあてうまや外野もいない。 淡々とエピソードを重ねていってくれて、 二人の気持ちがゆれながらも少…
わか竹
むき出しの自然に相対する時、人は紛れもなくその身一つ。 畏怖と感嘆を覚えると同時に、自身が一個の生命であり 突き放され包み込まれるように孤独を感じるのでしょう。 それを誰かと共有できる僥倖を 四季折々の山々の情景と登山の描写に重ね、 まるで読者も共に登坂しているかのような心持ちにさせる程、 さり気なく感覚に訴えかける繊細な物語でした。 単独で臨む者、グループを組む者とスタイルは人…
メロンソーダ
「一度、山の魅力にとりつかれた者は、 一生、山から離れることはできない。」 「山登りは他のスポーツと違って生死がかかっているので、 共に山に登った仲間同士には特別な絆が生まれる。」 先日までwowowで放送されていた 「マークスの山」というドラマに上のようなセリフがありまして、 「なんか、山ってエロいよなぁ~。」 と、思っていた矢先にこの本の存在を知りました。 そして、読了…