木下けい子さんのレビュー一覧

由利先生は今日も上機嫌 コミック

木下けい子 

かわいい玩具とは?

 戦後の昭和を舞台に、夏に焼き芋、甘栗を食べたいと言う由利先生。作家を怒らすことができない六車君は今日も由利先生のために、きっとどこかを走っていることでしょう。(笑)
 作品のために、食べ物を所望したり、描写のために六車を押し倒す先生。実家の父が倒れ、農業を継ぐために実家に帰らなくてはいけない六車ですが、先生は、飯を食べない、風呂にも入らないなど言い、子ども並みの抵抗をします。そんな先生のわがま…

3

キスブルー KISS BLUE 2 コミック

木下けい子 

ほっこりしました(*´ー`*)

木下さんの作品はどれもリアルですね。
決して情熱的ではないけれど、静かに燃え上がる愛の形に毎回胸が締め付けられます。

先のレビュアーさん達もおっしゃってましたが、欲を言うと野田の気持ちをもっときちんと知りたかった……
2人の愛の大きさに差があるように感じます。

いつものらりくらりとしている店長の番外編。
これは本当にリアルな大人の恋ですね!
好きだけじゃどうにもならないとい…

1

隣の彼 コミック

木下けい子 

気になる隣の人

 初めての東京。初めての一人暮らし。お隣の人は、無精ひげで一体何を生業にしているか分からない。その上、小さくてかわいい女の子、はなちゃんと一緒に生活している。冒頭から謎が多いです。八乙女さん。(笑)
 八乙女は妹夫婦が遺した子供のはなを引き取り一緒に生活しているということが中盤で明かされるのですが、はなは、ずっと好きで好きで仕方がなかった野島と、八乙女の妹が結婚してできた子供です。はなを育てるの…

4

君とハルジオン コミック

木下けい子 

孤独の身となったハルの前に現れたのは・・・

 父親が死んでしまい、葬儀や債権のことでもめている時に現れた弁護士の瀬尾。なぜいきなり彼が現れたのかは、読後の私にも謎ですが彼は紛れもなく正義の味方です。(笑)

 瀬尾は弁護士として債権処理を進めただけではなく、未成年のハルの保護者になります。色恋沙汰というよりは、無償の愛といった方が近いような展開です。
 お互いに、甘いうずきを感じながら、その気持ちに気づかないふりをし続けたり、好きだか…

2

泣き虫なリトル コミック

木下けい子 

BL風味

木下先生の初コミックスだそうです。
初期の頃から絵がお上手なのですね!

個人的には表題作より、「ライカ」と「花男」の方が好きでした。
なぜかとても印象に残りました。
BLかと言われれば首をひねりますが(人間ドラマに近い?)、一応キャラクターはみんな男性の作品です(笑)

他の作品もBL風味のものが多いです。
私は好きですが、がっつりBL作品を読みたい方には向かないかもしれません。…

1

ボクとオレのカワイイあのコ コミック

木下けい子 

予想外の結末

木下先生の初期作品ですね。
絵柄が相変わらず素敵です☆

お話は片思いから始まるほのぼのラブコメディといった感じでしょうか。
合田くんがピュアすぎて、妙にドキドキしました(笑)
恋愛に関しては小学生以下ですね~

展開が予想外でした。
高木と細川がくっつくとばかり思っていましたので(笑)
まあ、みんな幸せそうなので、よかったです。

個人的には、「こんな大人になりました。」が…

2

ドント・クライ・ベイビィ コミック

木下けい子 

イイ意味で期待外れ

「巡り合うよベイビィ」のスピンオフで、筧先生のセフレだった宝井が主人公の作品です。

「巡り合うよ~」で、宝井はすごく嫌な奴という印象があったので、あまり楽しめないかもしれないな~と期待していなかったのですが、とても面白かったです。
結局、「巡り合うよ~」より好きな作品になりました。

宝井さんは顔が好みなら誰とでも寝られるようなビッチなのではなくて、好きな人に受け入れてもらえない不毛な…

3

君とハルジオン コミック

木下けい子 

じれったいけど、よかった☆

じれったい・・・
じれったかったです!
でも、そのじれったさが何ともいえずよかったです。

瀬尾さんは以前、ハルくんのおかげで立ち直ったことがあり、彼のことを大事にしたいと思っています。
そのため、ハルくんへの気持ちが恋愛感情に変化しても、「ハルくんの幸せ」のために諦めようとします。

しかし、「ハルくんの幸せ」はハルくん自身が決めることであって、瀬尾さんがひとりで結論を出すことでは…

1

今宵おまえと 二章 コミック

木下けい子 

スローペース

前巻で陸郎が告白し、保孝は彼の気持ちを認めざるをえなくなりました。

さて、やっと2巻です。
相変わらずスローペースですね~。

恋人にはなれないけれど、親友のままでいたいー。
告白した時点で、振ろうが振らなかろうが、元の関係には戻れないのだから、保孝の気持ちは自分勝手に思えました。
しかし、よく考えてみると、告白してきた同性の友人とそのまま友達付き合いしたいと思うっていうことは、や…

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愛こそすべて コミック

木下けい子 

うらやましい・・・

キュンキュンしました!
こんなに想われている律っちゃんが羨ましいです・・・

始終ほのぼのした雰囲気のお話なのですが、お互いを思いやりすぎてすれ違ってしまう様子に切なくなりました。

この作品の魅力はストーリーの面白さだけではなく、キャラクター描写の素晴らしさにあると思います。

律っちゃんはタイプじゃない片桐さんにアプローチされますが、徐々に情が移り、優しい片桐さんを傷つけたくない…

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