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123/202(合計:2012件)
木下けい子
雀影
クラフトさんの、大洋図書さんのコミックスは、紙が良いから好き。 カラー口絵の発色もきれいだし、木下作品の、この白っぽい絵には、このつるっとした白い紙がほんとに良く合う。 お話は三角関係、実は死者も含んでの四角関係のグルグル物。 幸哉と小鳥遊と結人の3人が暮らすの家の中で、ぐずぐずとしているようで唐突に進むなんだかわかりにくい展開は、幸哉の、自分の心さえままならないのに、どうやって、どうし…
あやちゅけ
ネタバレ
絵も自然な雰囲気で、サラリとしています。 いまどきの男子大学生の日常はこんなんなのかなぁって 妄想が、頭を駆け巡るような話でした。 ふたりともよく言葉にするのが 「友情」、「友達」。 この言葉が片想いをしている受けに 凄く響いて切ない物語となりました。 ------------------- 野田(攻め)と友坂(受け)は、中学生からの友人同士。 しかし、野田は女性関係…
トーゴ
ついつい長丁場な春夏秋冬が楽しめるものと思っていたので、タイトル表記に渦巻いてしまうものがありました。 結人の恋心に一抹の不安はありましたが、小鳥遊の無い袖は触れない潔さに子どもだからと濁してしまう事もなく。 対等に目線を合わせる格好良さに痺れてしまいます。 その分幸哉の鈍さが憎らしく、されど微笑ましく感じてしまう矛盾。 そうしてどさくさにまぎれてあっさりと晒される事実。 読者の推察…
ポッチ
「月光坂の花屋敷 春」の続編であり完結編である「秋」。木下さんは作家買いする作家さんなのですが、最近どうもツボに入りません。 今巻で、「春」では分かりづらかった小鳥遊、幸哉、結人の三人の関係が明らかになり、また納まるべき場所に納まった感のある二人ですが、何だろう、もやもや感がぬぐえない。 小鳥遊、幸哉の二人の恋心が育っていった過程が分かりづらかったし、幸哉の遥斗(結人の実の父親)への贖…
小川いら 木下けい子
さぶろう
音のない世界は、どんなかんじなんだろう?と、想像しながら読みはじめました。 知らない男の子と遊んだ記憶。 木の実がバラバラと上から落ちてきて、頭や肩にコツンコツンと当たる。 見上げると、木登りをしたその男の子が、一緒に集めた木の実を落としている。 耳が聞こえなくて話ができなくても、木の実が落ちてくることが楽しくて、手を叩いて笑いながら逃げ回る… 電子書籍のサンプルで、冒頭の子供たちが…
江名
A5サイズのペーパーに、 コミック本編の描き下ろしのその後が載っていました。 小鳥遊と幸哉が一緒にお風呂にはいったのはどうしてだったのか、 という内容です。 最初は幸哉が一緒に入ろうと小鳥遊を誘ったけど、 でもやっぱりやめておこうって言ったようなんです。 それを、 小鳥遊が「チャンスだよ、幸哉さん」とか言ってそそのかして、 (多分、結人がいないから、って事でしょう) その…
「月光坂の花屋敷 春」の続き、実質的2巻目です、 この本から買うことがないよう、ご注意くださいませ。 春、夏、秋、冬、と続いていくのかと思っていたのですが、 夏を飛ばして意外にも2冊目の秋で完結。 ( 出版社のHPを見ると、「月光坂の花屋敷」の完結を記念して、 製原画などの展示があるとのお知らせが出ていたので間違いないかと ) 受けの幸哉が抱えていた過去は明らかになったし、 …
snowblack
前巻『春』は、切ないというより不完全燃焼の一冊だったので この続編を楽しみにしていた。 春夏秋冬かと思ったら夏冬はなく、この2冊目『秋』でとりあえず一区切り。 東京の一角、月光坂の美しい庭のある古い屋敷には 3人の男が住んでいる。 家主の幸哉、 過去にとらわれ、身動きがつかないまま 体だけは男を求めずにはいられない。 学生時代からもう10年もその幸哉をひたすらに思…
高律
このお話もここで一旦終わりなんでしょうか。 とりあえず、小鳥遊と幸哉との関係が今回しっくり収まった形になりました。 東京のかたすみ月光坂にある、四季折々に咲く綺麗な庭木がある屋敷。 人は『月光坂の花屋敷』と呼んでいる。 そこに住むのは男に抱かれたい男、幸哉。 そして幸哉を好きな男、小鳥遊。 そしてその小鳥遊を好きな幸哉の息子、結人。 その結人と幸哉との本当の関係も今回明かされます…
宮原きの子
木下けい子先生の漫画、初読みです。 カタブツな男が、一人の男に誰も見たことないような姿を見せる。 この設定に萌えます。 俊成が余裕のありそうな男という感じです。 笹川が俊成と寝てしまった事をなかったことにしたいらしく、「自分は覚えていないので、本当に性交渉はあったのでしょうか?」と聞いて俊成が「先っぽしか入りませんでした」と答えます。 笹川が具体的にどのくらい入ったのか、…