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榎田尤利 木下けい子
ななこあ
榎田さんの作品でノン気同士なのって、久留米と魚住くん以来では・・・と思いながら読みました。珍しかった。事件らしい事件が起こらないのも珍しかった。ひたすら的場と花島の心の移ろいに焦点があたる。珍しい。 いやあ、しかし、もどかしかった。恋愛!!だった。的場は花島よりも6歳上で、職場でも先輩なもんだから、かっこ悪い時分とか嫉妬してる自分を花島に見せたくなくて、ひたすらクールに振る舞う。そんな的…
月村奎 木下けい子
さくらくさ
ネタバレ
読んでみて、やっぱりレビューでも高評価を得ているだけの事はあるなと思いました。物語の描かれ方、書き口調が優しかったです。 物語の進め具合やキャラクターの心理描写も丁寧に書かれていました。読んでいて心地よいテンポだったと思います。 受けが過去に辛い経験をしていて、だけれども彼自身も彼の過去も攻めの懐の大きさにぜーんぶ包みこれてしまう。ハッピーエンドで少し涙が出てきて心の奥があったかくなり…
いちか凛 木下けい子
yayo
書店で木下けい子さんのふんわりした表紙に惹かれて購入しました。 あまりBL要素はなく、山を舞台にした友情以上の男達の物語というような印象です。最後にちろっと恋愛要素があるくらい。 山小屋で泊まりとまではいきませんが私自身たまに日帰り登山をするので、山のお話としてはすごく丁寧に書かれていて面白かったです。寧ろ勉強になりました。でも山に興味ない人にとっては結構厳しいのかな~・・・と思います。登…
桂生青依 木下けい子
M+M
表題作とSSの2本が収録されています。 両親を亡くした知昌は、シングルマザーの母親を失った翼と、その叔父の秀一郎と暮らしています。知昌は秀一郎に触れられるとドキドキしてしまう。そんなとき、弓道部の越先輩に言い寄られて、君も「そう」だ、と告げられて秀一郎への思いを自覚したことから、不自然な態度で「家族」でいられないくらいなら家を出ようと決意し…。 「志方秀一郎の懊悩」 13ページ。作中…
星野伶 木下けい子
ポッチ
初読みの作家さまでしたが、木下さんの優しい表紙と、可愛らしいタイトルに惹かれ手に取ってみました。 見た目からクールなイメージを周囲の人に持たれるため、本当は無類の甘党であることをひた隠しにしている悠(受け)。ある日匂いに釣られ偶然立ち寄ったパン屋さんは非常に美味しいのに店主(弘毅・攻め)が無愛想で。 けれどおまけのパンをもらったり、そのお返しにコンビニ弁当を渡したり、と二人の交流は少しずつ…
岩本薫 木下けい子
年下×年上の二人が織り成す10年を、連作4つで書かれています。 「風とライオン、きみとぼく」 全体の5分の3近くを占めます。水城の目線です。悦郎の将来を理由に、水城は別れようとあがきますが…。水城に発破をかける二人の女性(姉の風子、同僚の佳子)の強さが好きでした。 「年上の恋人」 悦郎の目線です。同居して1年半後。水城の初めての相手・入間(プロカメラマン)の登場に悦郎は焦ります。 …
月村作品の中でダントツに好きな「眠り王子にキスを」のスピンオフと聞いて手に取ってみました。ネガティブな受けにキラキラの攻め。月村さんらしいストーリーでした。 受けの蛍が人付き合いが苦手で、ネガティブで、几帳面で、という性格なのは家庭環境が大きく作用しているのですが、そのあたりがきちんと書き込まれているので共感できる。 性格上、素直に甘えることが出来ず意地を張ってしまうけれど、「愛してほしい…
木下けい子
mayuta
登場人物のしぐさやセリフ1つでこんなに悶えたのは久々でした。 あと1cmでキスという距離のジタバタ感です。 こういうときめきがあるからBLって止められないんですよね。 初々しいからこそ好きってどういうこと?というのも改めて考えさせられました。 人の感情って曖昧な部分があったり、言葉で表現してそれが本当に正解なのか確信が持てないことってあると思います。経験がなければ特に。 ここで描かれてい…
はなみなは
穏やかだけど強引な攻めと意地っ張りで実は寂しがりやな受け♪ 可愛さと燃えがいーっぱい詰まったカップルでした>///< あんまり意地っ張りすぎる受けって得意じゃないんだけど 月村さんの作品だと素直に読めてしまうから不思議っ! 二人のやりとりが可愛くて可愛くて 声を出して笑ったり突っ込んだりしちゃいましたw 癖のある二人だけど相性はバッチリ☆ 残念だったのは、短編が別カップル…
春咲
リーマンxお惣菜屋さんという、キャラ設定も普通で内容も派手さはないのですが、読者のツボを押さえた細やかな心情描写にぐいぐいと引っ張られるように読み進みました。 篤史(受け)のコンプレックスや負い目などに深く共感でき、宮村(攻め)の母に紹介のシーンで泣けました。 沢山のコンプレックスを抱えた人間が突然カミングアウトの状況に立たされた時に出てくる言葉は「申し訳ありません」しかないだろうな、と思う。…