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明治カナ子
茶鬼
ネタバレ
いつも痛いのに、今回はオヤジ攻めが4編の短編集で、結構甘いお話がほとんど。 しかし、登場するオヤジ達はみんな全然格好よくもない、ひと癖もふた癖もありそうなかなりなお年? 表題作はおじさまの愛人になる青年のお話。 おじさまはお金持ちなので、遺産目当てで近寄ってくる相手が多かったのか「好き」と言ったら別れると言われているので、青年は本当に好きになってしまっているのを言えなくて、わがままを言う…
ほんわりと暖かい、ていねいな気持ちの描写が心ほぐしてくれる作品でした。 神社で大きなクマのぬいぐるみを拾う馬尾。 馬尾は大きくてあたたかい存在が欲しくて、そんな年上の女性とばかり不倫しています。 同じ寮の仲間にそれをからかわれながらも、明るくて人気者の馬尾は、それを同室の木戸先輩にとがめられても「本気じゃないから言える」と話す。 実は、木戸先輩の大きな背中が愛しくて恋しくて、代償として…
双子に飼育される青年と、その友人。 いつも痛い系の明治作品ですが、最初はモヤモヤしたものをぬぐいきれません。 イジメを助ける代償に彼らに性奴隷にされる啓冶。 自ら進んで選んだ道ですが、それが居心地のよいものとなっているのでしょう。 どんなプレイを強要されても、「嫌」と言いながらも進んで受け入れて、期待さえしている。 始めは双子2人との3Pでしたが、片われ聡のほうの執着が強く彼との1対…
前作2冊で思いが通じずにすれ違いばかりで痛い思いをしていた二人の やっと、やっと繋がった思いが完結します。 敏夫の側にいることが辛くなって弓は田舎に一旦帰省します。 そこで今まで弓は何も見えていなかったことに気付きます。 ふるさとの田舎のこと、父のこと、兄のこと、家のこと そうして、実家に立ち寄った敏夫と会った晩、弓は家の仕事を継ぐことを父に伝えます。 弓はひとつ扉を開いて、周りを…
二巻目は弓目線になるので、一巻目でモヤモヤしていた部分がクリアになってきました。 まだ恋愛と気付いていないけど、敏夫のことがとても気になり始めています。 ただ、それは家を出た兄と比較されることへの対抗心からではありますが。 受験の最中、温泉へ行く敏夫と弓。 敏夫は弓を意識してしまい、一緒にお風呂に入れず一人で抜くシーン。 その後無神経な弓の敏夫に対する肉体に関する発言。 この弓の無神経…
「リアル1/2」もそうだったが、このシリーズもリアルだ。 それぞれの気持ちのすれ違い、それが痛いのだ。 弓の兄はホモと言われ、色々問題を起こして家出している。 旧家らしい弓の家を彼は継がなくてはならない、他にやりたいことがあるのに。 そのプレッシャーで刺のように心が過敏になっているようだ。 唯一心を許せて頼りにしている同級生の敏夫は、弓に似ていると、その兄角と関係を持つ。 敏夫は弓…
「リアル1/2]で兄潮の友人谷口とも関係してしまった陸。 そこから潮が陸を突き放すような発言と行動を。 陸も谷口と潮の関係にうっすら気付き、憤りを覚える。 この兄弟の家庭は崩壊しており、兄と二人で家を出て一緒に暮らすため、陸は努力しようとする。 二人だったらやっていける。 貧しくさみしい食卓だった今までの風景が二人暮らしになって幸せそうだ。 そこには、禁忌の愛ではなくて純粋に家族として…
潔癖症の陸は兄の手でしか精を放てない。 しかもそれは寝ている時で本人に自覚と意識はない。 兄の潮はそれを二重人格というが、夢遊病でもあるようだ。 暗く、深く、そして何より痛い! そこに愛情は間違いなくあるのだろうが、潮の友人(?)谷口の存在もあり、狭間にある潮の立場が悲しい。 潮と陸の家族の事とか、兄弟の先行きはこの次の「うつしみの手」で明らかになり、それぞれの展開もされていくので、次の…
弥七
一冊のうち、半分が「リアル1/2」の続編です。 BLっていうよりは、昔の少女漫画を思いだします。 母から開放されるのですが、実は兄よりも弟のほうがしっかりしていました。表紙がまさしくそう。弱いのは兄だったのです。 この兄弟は、肉体関係があっても夢の中だったし、二人で暮らすようになってからのエッチシーンはないし、BL近親ものでありながら、結局最後まで恋愛関係ではなく、兄弟…
苦手な兄弟ものです。 苦手なのに読めてしまうのは、弟が夢うつつの状態でエッチしているのと、ラブというよりは兄弟愛の要素を強く感じるからでしょうか。 全編ほぼエロなのに、病的な母の教育により潔癖症の弟と、潔癖症気味の兄という設定に、少しの切なさ。ただのエロ作品と思って読む事なかれ……という感じです。 いや……、かなりエロいですけどね。 これ一冊だけ読んでもあんまり意味がない…