名倉和希さんのレビュー一覧

神さま、お願い ~恋する狐の十年愛~ 小説

名倉和希  陵クミコ 

恋する狐の一途な純愛

まさかこれほど泣かされるとは…というのが正直な感想です。狐のモノノケと人間の純愛でした。
壮志(攻め様)は小学校四年の夏休み、1ヶ月ほど祖母の家に滞在することになり、その裏山でサトという金髪美少年に出会います。少年といってもモノノケなので実は100歳ですが、見た目は壮志と同じくらいの年頃の子供です。あまりの可愛らしいサトの容姿に、初めは少女と間違う壮志ですが、次第に明かされるサトの性別や正体を知…

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「神さま、お願い~恋する狐の十年愛~」購入特典書き下ろしペーパー グッズ

つつましやかな奥さま

本編ラスト、会社を辞めて佐登と出会った祖母の家で農家として佐登と共に暮らすことにした壮志の元に、友人で元同僚の岸部が訪ねてきていました。
このショートはその晩の事です。


酔いつぶれて寝てしまった岸部を客間に運ぶと、久々に人が訪れてきた、友人と再会した喜びでちょっと酔っぱらってる壮志が佐登に甘えます。
洗いものをしている佐登に後ろから抱きつき、形を変えたその欲望は佐登にもまるわかり。

5

神さま、お願い ~恋する狐の十年愛~ 小説

名倉和希  陵クミコ 

無垢で無償で一途な愛情に涙

作者さん初のケモミミもの。
一体どんなだろうと、とても期待していました。
題名からしても健気で一途な想いの物語とは察せられるのですが・・・
素直にハマるととても感動。クライマックスは涙がこぼれてしまいました。


小学4年の夏休み母方の祖母の家で過ごすことになった壮志は、独りで行ってはいけないと言われた裏山の神社まで来てしまいます。
そこで出会ったのが狐のあやかしの佐登。
佐登には…

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極道ハニー 小説

名倉和希  基井颯乃 

可愛いければすべて良し

名前にそぐわず可愛いく育ってしまったヤクザの組長の息子・猛。
外見こそ可愛いけど、そこは産まれながらの極道の血筋、それなりに肝も据わって、小さいながらも地域に根ざした組を着実に切り盛りしています。
組員達もみな、猛に心酔して(って言うかファンで)組の結束も堅い。
そんな猛が密かに恋いこがれているのが、上部組織で猛の父の右腕となっている若頭の里見。
16年前、里見が猛の家に引き取られてきて、…

0

御曹司は初恋を捧ぐ 小説

名倉和希  水貴はすの 

浮世離れした美貌と財力が誤解を招く

大企業の御曹司で大株主、何もしなくても一生贅沢をしながら生きていける。
そして、家族にメタメタに溺愛されて過保護に育てられ、なんでも欲しいと
思う前から与えられているような環境が働く意欲も心を何かに動かされることも
余りないような浮世離れした美貌と合い待った主人公の江利也。

26才と言う若い身空で既に楽隠居生活しているような江利也を心配し、
家族が江利也の為に会社を作りお飾り社長にし…

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御曹司は初恋を捧ぐ 小説

名倉和希  水貴はすの 

傲慢だけど天然? 天然な健気?

多分コメディだと思う、いや、きっとコメディだ。
名倉作品コメディによく登場する本人至って真面目の天然がゆえに、どこかズレているキャラクター。
それが結構健気な純愛の様子を呈しているところの、真面目に行ってしまうと王道のベタコテになってしまう部分をちょっと抜かせたその配置は、絶妙に楽しませる♪
この微妙なずらし方のノリと展開が大好きだ☆
それは、誤解思い込みでお付き合いが進行してしまうところ…

3

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皆さんそれなりにお幸せなようで

記念誌的番外編詰め合わせ本のお約束通り、どの作品もその後のふたりの甘あま生活のお話です。
収録されているのは、結構以前に発行されたものから、割と最近発行の物まで15編。
そのうち既読の作品は6本でした。
既読作品でも、結構古めの物が多い感じ。
っていうか、
「あれ?この本ってそんなに以前にでたんだっけ?」
的な、
なんだか、月日の経つのが早いなぁってしみじみしちゃう。
既読作品だと…

3

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結ばれてもなお、心配は尽きない

一穂ミチさんのみ既読でしたので、大変申し訳ございませんが
『シュガーギルド』番外編のみのレビューとさせていただきます。
(お目当てだったものでw)


『sugar and spice』
達生の部屋で寛ぎながら、何気なく車買おうかな、と和がもらした一言で
思わぬ冷戦状態になる二人。
自分の車ってやっぱりいいなと言う和に対して
「原油は上がってるし、維持費もかかる。寮には駐車場…

5

愛に目覚めてこうなった 小説

名倉和希  伊東七つ生 

体格差萌え

攻めが受けに依存してるお話、というのはとても好きです(´・ω・` )!
今回はまさにそんな感じ。

仕事もできるしいい男だけど、コミュ障で主人公以外に全く興味のないオトコというのが今回の攻め。
しかも彼、自分が主人公である大紀に恋してることも無自覚というなかなかの手強さ…。
大紀も彼女がいたこともあるし、別にゲイでもバイでもなく攻めの藤原のことは友達としか見ていません…

このふたり…

3

殴らないでください 小説

名倉和希  みずかねりょう 

屈強で勇敢な受けと優しくて誠実な攻め

新刊チェック時からタイトルが気になっていました。
今回は特典ペーパーなど特に付いていなかったため、機会をみて古本で
購入する予定でしたが、いつもの書店でフェアが行われるということで、
結局は新本で購入しました。

精神的にも肉体的にも頑丈な受けがとても男前で好感を持ちました。
いくら攻めに非があって殴ってしまっても、冷静になって辞表を準備までして
反省したり、攻めからの様々な誘いに、…

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