名倉和希さんのレビュー一覧

無垢で傲慢な愛し方 小説

名倉和希  壱也 

やんごとなき坊ちゃん拗ねる

2014年刊。とにかく笑いたくて購入。期待値通りでしたので萌2にしました。アーサーシリーズがお好きだった方だったら、きっと嬉しいのではと思う「本編+その後日談+あとがき」。水戸黄門ばりの安心安定路線でした。名倉先生大好き。(ひか○TVブックさんで購入、挿絵が無い・・・)

10歳の時に兄の友人として初めて会った17歳年上の克則。高校入学した時に告白され、熟慮した後にその告白を受け入れたものの、…

2

溺愛パパのじれったい初恋 小説

名倉和希  兼守美行 

脇役たちに持っていかれる

溺愛……というより、攻めの束縛がすごい!
はじめはスパダリ感漂う攻めなんですよ。
スマートで優しくてかっこいいの。
だけど、読み進めていくうちに評価が変わる……
 
まぁ〜、情けない(笑)
声を大にして言うけど、攻めが鈍感ヘタレ!
あったか溺愛物語かと思ったら、あっという間にコメディに転調して笑わせてくれました。
(笑わせるつもりはないのかもしれないけど)

ここまで無自覚に執…

5

溺愛パパのじれったい初恋 小説

名倉和希  兼守美行 

攻めの妄想劇場炸裂なのです。

超鈍感な溺愛攻めと、養い子である大学生による、甘くて焦れったい両片想いものです。

両親を事故で失い、厄介者として親戚の間をたらい回しにされていた主人公・優輝。
彼はホテル社長である遠縁の親戚・泰成に引き取られ、目一杯愛情を注いで貰って幸せな毎日を手に入れます。
そんな彼が大学生となり、泰成への憧れが恋へと変化した頃ー。
泰成もまた、優輝への愛情を爆発させていて・・・と言ったお話になりま…

12

恋する猫耳 小説

名倉和希  鷹丘モトナリ 

化け猫もどき

あっさりと楽しく読めました。化け猫もどきのナツと、ナツが猫だった時に名前を付けたなんでも屋の大輔のお話でした。

ナツは大輔が大好きで、大輔もナツが可愛くてと両思いなのです。しかし元は野良猫のナツの気持ちが恋愛感情なのか自信の無い大輔は、違っていたら立ち直れないから気持ちを伝えられないというチキンなんです。

ナツは大輔の母親に相談していて、大輔は何もかも見透かした母親がちょっと苦手なんで…

0

「王子は黒竜に愛を捧げる」購入特典書き下ろしペーパー グッズ

甘々

エリアスが竜体のアランに乗るために、鞍を作った方が安全だとオーウェル将軍に提案されるのです。

しかしアランは怒って窓から飛び出して庭に行ってしまいます。エリアスは謝って説得するべく追いかけて行きます。

何度も名前を読んでも返事が無く、エリアスがくしゃみをすると頭上の木からアランが心配して降りて来るのです。

アゼルに長年乗るオーウェル将軍が、鞍を作れと提案するのには理由があるのでは…

1

王子は黒竜に愛を捧げる 小説

名倉和希  黒田屑 

可愛くて可愛くて

「竜は将軍に愛でられる」が大好きだったので、とても楽しみにしていました。

今回は攻めが黒竜のアランで、受けは前回の敵国の王子のエリアスです。
もう出会った時からアランがエリアスの事を、可愛くてしょうがないって感じなので、読んでてニヤニヤしてしまいました。

エリアスは聡明で健気な王子です。父王に冷遇されていても腐る事も無く、母親を大事にして慎ましく暮らして来ました。
竜に偏執する王の…

5

愛の子羊 小説

名倉和希  北沢きょう 

開き直った300歳、溺愛する

ノンケのツンデレ吸血鬼・ユアンが、平々凡々な容姿で少しドジな普通の青年・弘斗に惹かれていく自分と葛藤していた、愛の狩人の続編となります。
個性の爆弾のような新たな登場人物達も現れ、更にパワーアップしたラブコメディになっています。

前作ではあれほど「こんなやつを可愛いと感じるなんて認めたくない!」と、往生際が悪くバタバタ暴れていたユアンでしたが、今作ではすっかり開き直っていました。
「あば…

2

愛の狩人 小説

名倉和希  北沢きょう 

現代に生きるノンケ吸血鬼、子犬に溺れる

面白そう!と手に取った本の名倉先生率が高い不思議。
今回も、一般的な吸血鬼ものとはまた少し違った設定で非常に楽しく読ませて頂きました。

以下、あらすじと感想です。
300年以上の時を生きる美貌の吸血鬼・ユアンは、その外見の変化のなさから同じ場所に10年とは居られず…
と、普通であればシリアスな展開や孤独さが描かれたものになりそうなテーマですが、こちらのユアンは全くそうなりません。
元…

1

王子は黒竜に愛を捧げる 小説

名倉和希  黒田屑 

庶民派黒竜が愛したのは

まず初めに、こちらの作品はスピンオフ作品です。
単体でも楽しめる構成となっていますが、舞台は前作から30年ほど経った世界。
前作の登場人物達も後半から登場しますので、「竜は将軍に愛でられる」をお読みになってからの方がより楽しめるかと思います。

先日読んだ前作がとても良く、スピンオフの今作も非常に楽しみにしていました。
結果、期待以上の多幸感があふれる良作でした!
切なさあり、シリアス…

7

竜は将軍に愛でられる 小説

名倉和希  黒田屑 

将軍様は「可愛い」がお好き

とっても可愛らしいファンタジー作品!
名倉先生作品は、攻めが受けを溺愛する甘いお話が多くて個人的に大好きなのですが、今作も溺愛描写はもちろんのこと、優しい登場人物達に癒される1作でした。

以下、ざっくりとしたあらすじと感想です。
竜人族の集落で、生い立ちや外見の違いも相まって一族から冷遇され、竜としても大人になりきれず、愛情に飢えたまま孤独に生きて来たアゼル。
そんなアゼルが、あること…

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