麻生海さんのレビュー一覧

愛と混乱のレストラン 小説

高遠琉加  麻生海 

プリンの味とは

2007年の晩夏、休刊直前の雑誌「シャレード」でこのシリーズのプロローグ編が前後編で掲載された。
やや駆け込み気味だったとはいえ、まさに同雑誌の有終の美を飾るに相応しいノスタルジックなグランドホテル形式の物語である。
魅力的な数多の全ての登場人物達が、物語展開上欠くことの出来ない動力源(エンジン)として有機的に繋がっており、作品全体を活性化させている類い稀な名作BLである。
これはシャレード…

9

愛と混乱のレストラン 小説

高遠琉加  麻生海 

2人の馴れ初め

3冊目から読み始めてしまったせいで、シリーズのオチは判っているのに始まり方が判らないという、変則的な読み方となってしまいました。

知っているカップルの付き合うきっかけをタイムマシーンに乗って観てきたような感覚です。
”あんた達、この後こーなってあーなって”と、時間軸を無視して教えたくなってしまいます。

脇キャラのパティシェのお兄ちゃん、3冊目を読んだとき何気に気になっていたのですが、…

2

恋を知る日 小説

可南さらさ  麻生海 

うぅむぅー

話の内容はよくできていて良い作品だと思います。しかし、雅臣(攻め)雪哉(受け)どちらも好きにはなれなかった…です。攻めは傍若無人なガキすぎてイライラするし、受けは確かに健気なんですが、なぜかその健気さがあまり好きになれなかったなー。

萌えか中立評価に迷いましたが、全体的にあまり萌えれなかったので、中立にさせていただきました。評価としては★3.5かな。いままで本当の恋を知らなかった攻めが本当の…

2

月を抱いた 小説

夜光花  麻生海 

紙一重の執着・・・

夜光花さん・・・デビュー作から素晴らしいです!!!

直樹(受け)はある事故をきっかけに了(攻め)に対し罪の意識をもつようになり、つらい毎日をすごす。
そんなことを知らない了は直樹に告白。
負い目から、断れない直樹は付き合うことに。
しかしついに耐えきれなくなったため逃げるように了の前から姿をくらました・・・。
それから4年後、偶然再会してしまったため、今度こそ逃がさないとでも言うよう…

4

恋を知る日 小説

可南さらさ  麻生海 

恋を知り、愛を知る

年下攻の健気受です。女好きで遊び人の攻が酔った翌朝目が覚めたら隣に男がいた。彼が自分に片想いをしていたことを知って、一度は突き放した態度をとるのだけど、控えめでいじらしいところが可愛く思えてつきあうようになる。他の女と遊んでも責めないところが楽だし、向こうがベタ惚れなんだからつきあってやってるみたいな傲慢な攻。だけど、たまに優しくしてやろうとしたら拒まれ、怒りのあまり傷つけてしまう。傷つくことによ…

2

唇にキス 舌の上に愛 ~愛と混乱のレストラン 3~ 小説

高遠琉加  麻生海 

脇がいい

某”やばい本”で見て購入したために、最初、話の展開についていけずに?マークが脳内で点滅していましたが、途中でやっと1・2冊目があることに気付きました。間抜けです…

主人公の2人は勿論のこと、叶をはじめとした脇の男性陣が上手に立ち回っていたのが印象的でした。

近日中に1冊目と2冊目を買いに行きます^^ 
 

4

スクエアな関係 コミック

studio may‐be  麻生海 

ラブラブカップルの紆余曲折

元はBLゲーなんですね。
最初がちょっと説明的かなと思ったのはそういうわけでした。
帯を見て知りましたが、読んでいて、他に特に違和感は感じませんでした。
ゲーム未プレイでも楽しめるんじゃないかな。絵もキレイです。

元ホストの龍さんと、
(色々と事情があって龍さんのマンションに住まわせてもらってるうちに恋人になった)勇人。
ラブラブなはずの2人ですが、
夢中になりすぎて勇人自身が見…

3

恋を知る日 小説

可南さらさ  麻生海 

雅臣泣きすぎ~・・お陰でこっちまで、泣いてしまった~

すごく良かったですね~!!ちょびっと泣けてしまいました~・・っていうか、雅臣泣きすぎですよ~
土下座はするわ・・泣きまくるわ~お陰でこっちまで、泣いてしまったではないか!!
って、感じなんですが・・前半と後半では、雅臣の性格ががらりと変わってしまってますね~それだけ、この恋を知った事によって、雅臣はちょっと情けない・・否・・より人間味をましたのでは・・

今回はホント雅臣の気持ちを…

3

恋を知る日 小説

可南さらさ  麻生海 

「恋を知る日」というタイトルが本当にぴったり。

いや、ほんと初っ端から失礼ですけど成瀬(攻め)のガキっぷりに苛々しました。
全体を通してみれば良い作品ですよ!でも本当に成瀬…まぁあらすじに女好きと書いてあったし、そこが気になったから買ったってのもあるんですけど…リアルにこういう男いるよなっていうタラシな男でした。
そんな男でも一途に思い続ける雪哉も雪哉というか…でも彼の性格だったからこそこの作品はシリアスでは終わらないで済んだんだろうなぁ、…

2

真音 2 小説

谷崎泉  麻生海 

少し二人の姿が見えてきて、少し近づきました

淡々と進んだ、谷崎さんの小説の真髄のような文章で進んだ「真音」の2巻が出ました。
とても渋い内容で、派手な盛り上がりもない地味な作品ですが、自分はとても気に入っています。全く明らかにならない、男達の理由 みたいなものが、この巻で少しその姿を表してきました。

矯正施設を出て、工場で働いていた進藤を見つけたのが諏訪組の槙原、その進藤を気に入ったのが本部長の富樫。
その富樫にとうとう体を繋げら…

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