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58/66(合計:660件)
高遠琉加 麻生海
菊乃
ネタバレ
関係がこじれたままだった修司と理人。 読者は2人がいったいどうなったのかが知りたくて この完結巻を手に取ったはずなのに 冒頭は修司のフランス時代の出来事が綴られています。 でもおかげで、修司という人となりが このフランス時代に形成されたんだと言う事が良くわかりました。 で、肝心の本編の方は壮大な一大ドラマのよう。 ル・ジャルダン・デ・レーヴの親会社・ヤガミコーポレーションの経営危…
前作でやっとスタートラインに立ったかな と思われる修司と理人でしたが 今作で少しは関係が進むのかな?と期待して読み始めましたが。。。 理人は相変わらず壁を作ってて ある一線より内側に修司を、というか他人を入れようとしないし 修司も、イロコイというより “美味しい”という感覚を理解出来ないと言う理人に 心から「美味しい」と言わせようと必死になっているだけみたいだし。。。 なかなか一筋…
近所の書店のおすすめコーナーにいつ行っても並べてあったこの作品。 あまりに毎回目に付くので試しにこの1冊目を購入したまま 半年近く積み本になっていたのですが。。。 すごい面白かった!!もっと早く読めばよかった!! シェフが不在になって客足が遠のいて休業状態だったフレンチレストランを立て直す為 雇われ支配人としてやって来た鷺沼と 彼に見込まれて新たなシェフとしてやってきた久我修司。 …
ますたーど
漸く、2冊目を入手することが出来ました^^ 3冊目を1番最初に読むという暴挙に出てしまっているので、これで理人の困惑・混乱ぶりの謎を解くことが出来る!と、意気込みは満々で読み始めました。 1冊目でも語られていた理人の過去ですが、更にディープに語られていて、理人の心情を思うと気の毒としか言いようがありませんTT それでも、少しづつ食事をとるということに心が開いていっていて、即ち久我への…
谷崎泉 麻生海
茶鬼
この巻で完結です。 実に派手さはなく、決して甘くなく、あくまでも淡々と、ともすればスルーしてしまいそうなほどの大きな事件もなく、言ってみれば地味な作品ですが、それは良い意味でのいぶし銀の魅力として渋い輝きを放っています。 これが谷崎作品だという特徴がよく出ていたような気がします。 一巻では、進藤と槙原、富樫の出逢い。 二巻で、進藤と富樫の過去が見え、 そしてこの巻で、彼らの未来への道…
ミドリ
もう、なんと言っていいのかわかりません。 BLというよりも、男同士の恋愛と言うよりも、壮大な愛の物語だったと思いいます。 男同士うんぬんではなく、人間同士の深い愛の物語でした。 このシリーズを読み始めた当初は、ただのレストランが舞台のラブストーリだとばかり思っていましたが そんな甘っちょろいもんではなかったですね。 登場人物の背負っているものが深く、特に主人公である理人の過去は壮絶であり…
える子
既に素敵なレビューがいくつも上がっているので多くを語るつもりはありませんが、かといって脳内で処理するには愛が余りすぎたので(笑)若干今更ながらレビューさせて頂きます。 このシリーズは、三巻丸々を使って二人が愛し合う過程を描いているので、BLとしては比較的展開の遅い方だと思います。特に受けである理人がいつまで経っても自覚しないので、とにかく焦れったい……! 読み手はもう親になったつも…
久江羽
「愛と混乱のレストラン」シリーズ番外編、パティシエの一のお話です。 電車の中で読んでいたのですが、泣かないようにするのに努力が要りました。 母親に虐待されていた過去を持ち、早く自立したがっていた寡黙な少年・樫崎一が巻き込まれた事件と、その後高3のときの担任・湯原とその姪・海と擬似家族として暮らしているエピソードがほとんどです。 自分の中に潜んでいるかもしれない暴力の種に怯えている一と…
美術館で会った人
あああ萌え!じゃない神! 元々すごく期待して待っていた作品だけれど、帯見て、 「ああ、これはやられる。」 と読まずして判断致しました。 『こんなおじさんの体を触りたいなんて、君、本当にどうかしてるよ』 案の定、悶えました。 悶えすぎて、本を持ちながら体がよじれました。 *一の生き方、考え方にシンクロする部分が多々ありまして、ボロ泣きでテンションがおかしくなっていたのかもし…
ひよこ
『愛と混乱のレストラン』のスピンオフです。無口なパティシエが主人公。本編は良作だと思うのだけど、狙いすぎな感じがして、感想はスルーしました。が、こちらは本気で泣きました。 虐待された子供が一人暮らしをして、隣に住む人のために初めてお菓子を作り、そして少年院に入り、高校の先生と同居するようになり、子供を育て、居場所を作っていく。本当の家族ではなくて、壊れそうなのに幸せで、失いたくなくて自分の気持ち…