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49/65(合計:648件)
李丘那岐 麻生海
satoki
昔のトラウマのせいで、久竜に自分の気持ちが告げられず、ごく普通の友人として振る舞おうとする虎太郎が切ない。 自分の気持ちを隠してごく普通に振る舞おうとする虎太郎と久竜の会話がすごく普通で、その普通であることにとてもきゅんとした。 ただ彼が過去に遭遇した事件で彼に非があるとはまったく思えず、それなのに自分を責めてばかりの虎太郎の正義感がちょっとひっかかったりもした。 自分があの時ちゃんとし…
麻生海
ロイス
ネタバレ
突然、恋人・牧と入れ替わって同居する事になった浪川智之×葉山悠のリーマンものです。 話の内容があんまり好きではありませんでした・・・(´・ェ・`) ていうかこれ普通に葉山が可哀想と思いましたよ。最後はハッピーエンドでよかったんですが、元恋人の牧が本当にムカつきます(#゚皿゚) 浪川が牧に付き合ってたのに何故なにも言わずに出て行った事を問いただしたら「女じゃないから大丈夫だろ」とか言ってる…
佐田三季 麻生海
OUT
今回は記憶喪失+再会ものということで、このベタな題材を佐田さんがどうやって料理するのか、ワクワクしてページをめくりました。 結果、ストーリーは自分が最初に予想したものと大体同じでした。でもおそらく種明かしがテーマの本ではないので、やっぱり注目部分は執拗な心理描写にあると思います。 最後まで読むといろいろ腑に落ちない部分があって、もう一回最初から読み直したりしました。 小学生時代苛めていた…
ユッキ
レビューやあらすじを見て読みましたが、そんな想像してた程の痛さの衝撃はありませんでした。昔、虐めれられてた相手との再会愛という設定も割と好きです。小学生時にホームレス化したジャンキーにレイプとか重苦しい過去も出てきますが、執拗なくらい詳細には触れてもないし寺岡が真摯な面が際だって描かれていたので痛さはあまり感じなかったです。あといとう由貴さんの「この恋が終わるまで」虐めた相手との再会愛を読んでいて…
茶鬼
過去のトラウマから暗くすると眠れない須田は、寺岡がサークルの旅行で不在の為、暗くても眠れるように寝る前のアルコール摂取で乗り越えようとするのですが、尿意から目が覚めてしまって思わず真夜中なのに須田に電話を・・・ 本編でもそうだったのですが、やけに須田は便所へ行きたがりますww 「便所」という表現がわりかし出てきたのですが、なんかリアル男子を思ってこの表現ほほえましいのですが~v 怖くて電…
「痛いだろう」「苦しいだろう」その期待を見事に裏切ることなく、胸をギュっと掴まれる苦しさを一冊まるごと味わわされました。 憎しみ、後悔、そんな負の感情がドワーっと押し寄せてくるのは「純粋な萌え要素」という次元にはほど遠いものなのではありますが、そういうものが好きなだけに、のめり込み方は一気です。 悪夢に苦しめられて眠れない須田。 彼の抱えているものが、記憶がすっぽり抜けている小学校時代の…
橘盾
・・・っ、ふはぁ~! 読み終わった後に息を吐くこの感じ、分かって頂けると思います! 最初から主人公・須田の「怒り」や「拒絶感」が文章に表れています。 たまたまそこに居るホームレスの執拗な説明があって、見掛けた須田は直に「殺したい」と想うその辺りの文面、緊迫していました。 思わず息をつめてしまった! 弱い者いじめをする主人公? 以前ニュースを騒がせていたような若者の憂さ晴らし? 寝…
高遠琉加 麻生海
クレタコ
帯『こんなおじさんの体を触りたいなんて、君、本当にどうかしてるよ』 本編中にもちょっと出てた一の話ですが、今回はそれだけで丸々一冊スピンオフ! 気になっていただけにこうして読めるのは嬉しい限り。 犯罪を犯して少年院から出て来た少年一と、その元担任教師湯原の元で一緒に暮らす事になります。 この作品の中盤は、所謂疑似家族的な繋がりと描写とが丹念にえがかれています。 彼等の大事な存在で…
【愛と混乱のレストラン】のスピンオフ。 寡黙ながら存在感が半端なかった「樫崎一(いち)」が、気になって気になって、早く読みたかった! 一の今までが語られた本作は、心の琴線を強く揺さぶりました! 【甘い運命】 もの心が付いた頃からの母からの虐待に、母から嫌われない様にとする一がとてもいじらしいのです。 その幼い心にも、怒りや自己嫌悪や言い訳や辻褄合わせやら、ごうごうと捻じれ混ざり合って…
樹生かなめ 麻生海
万斎
立て続けに3人退職してしまい大忙しの堀の会社に、待ちに待った新入社員が入った。その内の一人・高須賀和正。 名門大出で何でもソツなくこなし非常に優秀な高須賀。 字だけは汚いがそれも愛嬌。 そんな男前で、使える社員で酒の付き合いもよく自分に懐いてくれている高須賀をかわいく思っている堀。 そのうちかなり強引だが、告白されて付き合う。 ・・と、ここまでは普通のお話。 堀のために堀の好きな料理つ…