麻生海さんのレビュー一覧

美女と野獣と紳士 ~愛と混乱のレストラン 2~ 小説

高遠琉加  麻生海 

萌抜きにして面白い!

一巻を読んだ時は大丈夫だったのですが、二巻以降は持病の笑い病が発症してしまいました。

色気たっぷりな大人の男性、胸を打つ名台詞、思わずよだれのしたたる料理描写、多視点を利用した客観的な語りの手法。

文句なしに素晴らしいと思っていたのですが、どうも某美食漫画好きが裏目に出たようです。フランス仕込みのうんちく片手に食の尊さを語る攻に山岡○郎を連想してしまい、シリアスな場面なのに吹き出しそう…

0

シンデレラの夢 小説

妃川螢  麻生海 

パターンは前作と同じ

既刊で心交社さんから出ている「雪のマーメイド」のスピンオフで、双方の攻め様が
ライバル関係にある製薬会社の社長同士で友人で、前作の主役二人もさらりと出て来て、
相変わらず甘いカップルだと思わせるサービスシーンも入っている作品。

そして展開的には歳の差カップルで、受け様が清廉純白系なのに、攻め様の一方的な
ちょっと純粋さを忘れた大人の勘違いから、受け様を傷つけ、傷ついて手元から逃げられ

2

家賃半分の居場所です。 コミック

麻生海 

気持ちの推移が読み取れなかった

神崎×白石

コンビニのバイト仲間入り、攻めが無口で無表情
個人的に好きなポイントが多かったので
読みました。

他の漫画でもありますが、受けが女性のような
髪どめをするのは、どこかに
ニーズがあるのかな?

私自身女性ですが使用しないこともあるのかもしれませんが、受けの髪留めには、疑問。

神崎は非常によい感じけど、
いつから好きなのかなど
感情の流れがあまり読み取れ…

1

命いただきます! 小説

剛しいら  麻生海 

任侠道の男×隠れ肉食系

元ヤクザの板前・板東がすごくイイ男でした。

40歳目前×26歳という年齢差も、大人カプ・年の差カプ好きには美味しかったですw
あとがきで作者さんが商業でのハイエイジは難しいと書かれていましたが、
この渋さにはこの年齢設定で大正解(むしろもっと高くても良かった)と思いました。

タイトルにもなっている命に対する考え方や、他人に対する一本筋の通った接し方が非常に男前で、また江戸ッ子のよう…

4

我侭な恋 小説

松幸かほ  麻生海 

少なくとも『オフィス(リーマン)もの』としては最低。

『オフィス(リーマン)もの』としては、と書きましたが、それ以外でもいいところはないです。でも、とにかく『なんでこれをオフィス(リーマン)もので!?』とあまりの酷さに怒りさえ湧きます。

いやもう、駿(攻)のキャラクターがまったく許容不能でした。
私は『年下ワンコ』は好みなんです。それは確かです。でも、この駿が『ワンコ』だとは思いたくありません。ワンコにはワンコのよさがあると私は思っていま…

1

Black or White 小説

遠野春日  麻生海 

ヤンデレかと思ったら・・・

社長秘書の受け様が、ある日社長に監禁されて、犬のように調教される。
かなり、痛い感じの作品だと思ったら、最後の最後でデロ甘になる展開がまってる。

受け様は過去に輪姦された事があるのですが、それを乗り越え入社した会社で
社長秘書に抜擢されて頑張っている、プライベートでは、秘密の関係ながら、
社長の従兄弟でもある彼がいて、充実した日々を送っていたのです。
社長も優しくて、恵まれた環境にい…

3

黒衣の税理士 小説

海野幸  麻生海 

仕事BL

主人公は税理士の黒崎玲司ですが、彼の仕事っぷりには脱帽です。
若干29歳の玲司ですが、税理士という堅い仕事をヤクザな顧客と対等に渡り合い使命感を持って取り組んでいます。
医者、教師、警官などは使命感を持って仕事に取り組みがちな職業であると思いますが、税理士のようなある意味地味で堅い仕事にここまで使命感をもって取り組んでいる人は少ないのではないかと思いました。彼の場合は自分の父親の事がトラウマと…

2

貴公子の理不尽な愛情 小説

樹生かなめ  麻生海 

ザ キング オブ ロクデナシ

慧二と千葉も結構クズですが、甲斐の方が上回りました。
慧二も千葉も立派な女たらしですが、あいつらは来るもの拒まず去るもの追わず、無理やりな方法を使って女を落すことがありません。
しかし、ロクデナシの王様甲斐は気に入った男を落すために手段を選ばず、権力と腕を使って、気に入った男を強引に自分と関係を持ちます。
つーか、警察のくせに、犯罪するなよクズ!(暴言すみません・・・)
甲斐はいつも「なぜ…

1

限りなく不幸に近い幸福 小説

樹生かなめ  麻生海 

受け様、まさに「不幸」そのもの

一気にシリーズ三冊読ませていただきました。
一冊目は「神」、二冊目は「萌えX2」、三冊目は「中立」って感じです。
私の地雷は入ってないので、総合的には「萌え」にしました。

読んで腹が立つところもあって、受け様があまりにも不憫すぎて、攻め様とロクデナシの弟を殴りたくなります。
ロクデナシの弟は受け様の「不幸」の根源だと思います。
お陰様で、ロクデナシの攻め様にはまってしまって、受け様の…

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黒衣の税理士 小説

海野幸  麻生海 

途中経過

お仕事物として、ヤクザ物として、普通におもしろかったです。

黒崎は、最初は印象最悪だった加賀美のいろいろな気遣いや、背景に触れるうちに、だんだんに加賀美に惹かれていきます。
この黒崎の気持ちは、けっこうあからさまにすぐわかるんだけど、加賀美の方がね、他の方も触れているように、ちょっと唐突。
ある瞬間の、黒崎の顔を見て気付いてしまったってことだけど、お互いノンケだったはずなのに、「黒崎が自…

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