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夜光花 麻生海
ふゆき
ネタバレ
タイトルだけで選んでみましたが、お気に入りの小説『忘れないでいてくれ』の作家さんでした。この文庫がデビュー作。力作です。 同郷の恋人の了から訳あって逃げ出しあちこちを転々としていた直樹。 東京に戻り花屋でアルバイトする日々。もう3年が過ぎようとしていた。 そんなある日、配達で行ったホテルのエレベーターホールで了と再会してしまう。 了は直樹がいなくなってからずっと探し続けていた。もう逃げ…
谷崎泉 麻生海
gamis
拒みきれず、それどころか富樫を許容し踏み込ませてしまう進藤。 行かないで欲しい。 かつて誰にも思ったことのないそんな気持ちを富樫に覚え、戸惑う進藤にすべてを分かっている富樫はとことん甘い。 きな臭い諏訪組内部、組長が襲撃され槙原の運転手を勤めていた青木が槙原を庇い銃に撃たれ死んでしまう。 仇を取る、と気色ばんで飛び出す槙原。 槙原を捜させながらも本気で止めようとはしない富樫。 そん…
暴力団幹部である富樫に気に入られ、なかば無理矢理関係を結ばされた進藤。 抗いつつも、強引かつ執拗で、けれど優しい富樫に拒みきれず、ズルズルと体を許してしまう。 この巻では槙原の、富樫の、さめの、そして進藤の過去背負ったものが明らかになりました。 誰もが傷を抱え、そして闇を抱え、それを暴かれないよう誰もが口を紡ぐ。 そんな中、富樫は厳しいともとれる言葉を告げます。 「一生、背負って…
ずっと気になっていたお話。 ようやく手に取りました。 母親が残した借金を取り立てに、ヤクザがやって来た。 とぼけることもできたのに真面目に返済を考えていると、とある暴力団の事務所に連れて来られた進藤。 そこで本部長という肩書きの富樫に出会い、気に入られてしまう。 自分に自信があり傲慢で何でも手にしている富樫は進藤に、何でもくれてやる、と甘言を囁き続けますが、進藤は何もいらないとつ…
剛しいら 麻生海
渋茶
厳重な情報管理の元で半年間の海底資源調査に参加した大島が、調査先の加鳥と凪に出会った事で人間関係に不馴れな彼の世界が静かに変わっていく。 中学生の頃のいじめられた経験が原因で人間関係そのものが苦手になり、恋愛に対しても冒険できない大島。 そんな頑なな彼の心をほぐしていこうと「もっと気楽に楽しめ」と、加鳥と凪の二人を相手にしたセックスになだれ込んでいく。 その様子は三人で致しているというの…
麻生海
カイ
高校時代から、ずっと好きで告白し続けて 彼は結婚してしまったけど、離婚して… 今でも好き。 結婚したから諦められると思ってた、でも無理だった。 彼が離婚して少しだけ喜ぶ自分がいた… ずっと好きでいつづけるのって結構苦しいよね。 最終的には流されて始まる関係だけど 目の前からいなくなられると嫌だと思うくらい 相手はもう好きになってる。 この2人のその後が読みたいです。 …
Krovopizza
じつに約5年ぶりの麻生海さんの新刊! 掲載は2009年のようですが、久々に麻生さんの漫画が読めて嬉しいです。 白石(受け・表紙のメガネ)は、友達・飯塚(攻め)に、高校の頃から6年も口説かれている。 でも、無理強いするでもなく 白石が結婚したら笑顔で祝福してくれ 離婚したら引っ越しを手伝ってくれる飯塚、ワンコのような健気さが泣かせます! 初めて一夜を共にした翌朝 通勤途中の…
橘かおる 麻生海
過去に弱みを握られて以来、芝浦に無理やり抱かれ続けている玲司は彼の元から逃げ出したくて仕方がない日々を送っている。 一緒に復讐を企てようと同じように芝浦に陥れられた大堂に近づいたところ、彼の飄々としていてポジティブな人柄に惹かれていき、自然と意気投合して相思相愛に発展していく過程はテンポ良く読める。 ちなみに、陥れた側の芝浦と大堂の間には過去に何かしらの因縁があるらしい。 芝浦も常に…
pakkunn
なんか、大変なものを読んじゃたなぁ~という感じです。 最終巻発売を待って満を持して一気に読みました。BLというよりは、事件もの、謎解きもの、人間模様ものとしての面白さのほうが強く、久々に寝食を忘れました。 特別な能力がある佐竹が、刑事としては新米の黒岩と追いかける事件の数々は、佐竹の能力が全開で秀逸でした。 それだけでも面白いのですが相棒の立ち位置だと思っていた黒岩の正体がビックリです。…
サスペンス調というか、内に籠った受けがトラウマとして残る過去をどう決着を付けるかに引き込まれた。 子供の頃の明かせない罪の意識にさいなまれ、了の事が好きでいながらも思い詰めた挙句、逃げ出した直樹。 逃げ回っていても心が晴れる事のないまま暮らしていた所に、偶然にも了とまさかの再会を果たしてしまう。 直樹としては了の好意を受け止めたいのに、心を開いていないまま抱かれているせいで何だか痛々…