麻生海さんのレビュー一覧

犬とロマンス 小説

中嶋ジロウ  麻生海 

話が飛びすぎ

ヤクザ×顧問弁護士。
とにかくぽんぽん話が飛ぶので、そのあいだに一体どんなことがあったんだ、と思います。受けと攻めが出会いました、それから急に3年後になる。受けと攻めが寝ました、段落が変わったらそれから急に10ヵ月後になってる、という具合。ええっ、と思います。
あと、攻めが受けを無理やり抱いたのは、受けは自分が嫌われたからだと思ってたんですね。その誤解が攻めとの会話によって解けるのが萌えだと思…

0

恋愛交渉人 小説

野々原綾瀬  麻生海 

ちょっと物足りない

自動車会社の買収に絡んでおり、株の話が出ます。作中で説明はしてくれていますし、その部分を読み飛ばしても内容的には大丈夫だと思いますが、苦手な方はご注意ください。

SAGAWA自動車の顧問弁護士である梶木吉良(受け・29歳)は、SAGAWAを買収しようとしているODDS自動車会社の社長・赤樫雄吾(攻め・40歳)と対峙しますが、成果は出ません。
そんな中、吉良が城賀という男にゆすられているのを…

3

マティーニに口づけを 小説

橘かおる  麻生海 

元社長×元証券アナリスト

表題作と続編の中編2本と、7ページのSSの計3本が収録されています。サブキャラで登場するバーテンダーの中井さんが酸いも甘いも噛み分けたダンディで素敵でした!

「マティーニに口づけを」
芝浦に脅され愛人兼秘書を勤めていた氷崎(受け)は、芝浦になにかと目の敵にされ会社をのっとられた大堂(攻め)と組んで、芝浦から自由になろうと目論み…という話です。芝浦が氷崎を好きなのに思い通りにならなく酷い仕打…

2

気が合うということは コミック

麻生海 

幽霊ものとはか苦手だけど…

最近リーマンものが気になり出していて買った作品です。
『気が合うということは』
親友の飯塚に学生時代から口説かれ続けている白石は、ついに体を許してしまい、そこから白石の気持ちにも変化が出てきます。何かとタイミングや好みが合ってしまう2人の掛け合いは面白かったです。
『1+1+1』
バイト先のお客さんである瑛人に惹かれる智文ですが、瑛人には忘れられない恋人(事故で死んでしまい幽霊になった)友…

0

黒衣の税理士 小説

海野幸  麻生海 

黒衣の意味

電子書籍で購入。
レビュー拝見して、すごく読みたかったので!
しかし、わたしのスマホがいけないのか、イラストが小さくて( ;∀;)
大きいので見たいよー!
以前にも他にこういうのあったので、端末が違えばきちんと見られたのでしょうか…
もしくは購入した配信先が違ったら?

さて、イラストへの嘆きはこれくらいにしまして、本編すごく大好きです!
飄々としてるふりして、実は出来る男、加賀美…

1

劣情と代償 小説

魔鬼砂夜花  麻生海 

スピンオフかと思いました

丸ごと1冊表題作です。主人公がべらんめぇ口調のずばずば言う医師・高嶺で、彼の目線で話が進みます。

高嶺、ヤクザ若頭の入江、ヤクザ組長・海田、海田の愛人・秋吉、高嶺の勤務先の院長と看護師達…登場人物は良いです。

入江が高嶺を救出後に強姦するのは酷いとは思いますが、突然豹変したわけではなく、強姦したいと常々言っていたし、脅しの材料に手を出すようなヤクザなのでそこは許容しました。高嶺が入江を…

5

どうなってんだよ? 小説

桜木知沙子  麻生海 

軽く読むには面白い

表題作とその続編「どうにでもして」の中編2本が収録されています。元ホスト・桐生堅(28歳)と税理士勉強中・野田明央(24歳)の恋模様で、どちらも野田の目線で話が進みます。

「どうなってんだよ?」
野田は、結婚前提で恋人・桐生紗也香の部屋へ引っ越してきた。ところが、そこはもぬけの殻。呆然とする野田の元へ、桐生堅という男がやってくる。紗也香の夫らしき桐生と、野田は同居することになったが、桐生は…

2

ゴッドファーザーの恋の掟 小説

夏木ひまわり  麻生海 

年下の若きドンに狙われて

1冊丸ごと表題作です。マフィアの三代目のドンであるフェルナンド・コンティ31歳と、パリ大学医学部へ留学に来た監察医・ 片桐雅彦34歳の3週間の攻防戦です。…結局、若きドンに屈してしまうのですけど(笑)

片桐(受け)は、休暇中の夜行列車で、唯一の医者ということで、銃創の手術をすることになってしまう。その後、国際通信社の特派員をしている友人・木村から得た情報から、ロシアン・マフィアと、イタリアン…

3

黒衣の税理士(2) 小説

海野幸  麻生海 

とにかく二人の関係がイイ!

ヤクザ×税理士です。前作「黒衣の税理士」の続編になります。スピンオフでなく、本当にそのまま続きになりますので、前作を読まれていないと分かりにくいです。

加賀美と旧知の仲らしい東條という男が登場し、だいぶ過去が明らかにはなりますが、相変わらずつかみどころのない男、加賀美に黒崎が振り回されている感じです。ただ、黒崎は素直にそれを表現するわけじゃないので、加賀美は加賀美で、黒崎の甘い顔が待ち遠しい…

8

貴賓の誘惑 小説

桂生青依  麻生海 

とにかくエロい

老舗旅館の若旦那・上矢直人と、エリート銀行員・椎原晶の物語です。
表題作と「甘く愛しく乱れて溶ける」が収録されています。どちらも晶の目線で話が進みます。

「貴賓の誘惑」
長期休暇に奮発して老舗旅館「箱根旅亭」に宿泊したことにした晶(受け)は、ふとしたことで上矢(攻め)が元役者でゲイであることを知る。上矢から「口外しないでほしい」と頼まれた晶は、そんな口の軽い人間だと侮辱されたと憤り、ここ…

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