麻生海さんのレビュー一覧

愛の夢 ミッドナイト・レザナンス 小説

有馬さつき  麻生海 

エッチなし作品

「終わらない週末」シリーズで有名な作者様らしいのですが、私はこの作品が初読みです。

丸ごと1冊表題作です。ヒカルの目線で進んでいきます。

音大生のヒカル(受け)は、憧れの元天才ジャズ・ピアニストの新条が経営するバー「レジェンド」でピアニストとしてバイトをすることになります。ジャズを聞かせて欲しいと迫るヒカルに、新条は「身体を差し出してくれるなら一曲弾く」と言い…。

子供の頃にピア…

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妄想と日常 劣情と代償番外編 グッズ

二人の甘い生活と変態

8ページ。表紙の高嶺の手にキスする入江のイラストは、文庫の表紙・挿し絵と異なるので、描き下ろしか雑誌掲載時のイラストか…なんにしろ、嬉しい限りです!

本編のラストは同居生活を始めて一週間。先に寝ている入江のベッドへ、高嶺がもぐりこむとセックスに雪崩れ込むという状態だったのですが、小冊子では「会える日はキスと甘い言葉をください」という入江の要望どおり、帰宅したらまずキスをする(高嶺の方から!)…

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クライ、くらい夜の終わりに 小説

佐田三季  麻生海 

受けがかわいそう……

 私は基本、切ないお話が大好きなのです。でも、この作品は読んでいてとても苦しくなったので、評価を中立にしました。
 受けが、かわいそうすぎるんです……

 この作品のキーワードは「いじめ」だと思います。この「いじめ」が、酷いんです。作品全体を重苦しいものにしています。
 昔にいじめで辛い思いをした分、受けは幸せになっているかと言えば、そうでもない。全体的に理不尽で、現実的な雰囲気の作品だと…

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真音 3 小説

谷崎泉  麻生海 

富樫にハマりました

3冊全部読んで神評価とさせていただきました。
最初は同人誌で「ファーストエッグ」とコラボしたお話が載ってるようだから、ちょっと読んでみようかなって、軽い気持ちで電子書籍を購入しました。
電子書籍で読んでいるうちに、なんだか自分でもわからない程のハマりようで。
寝ても醒めても真音状態。
これはもう紙書籍買うしかないと購入。
紙書籍で改めて再読。
好きだー、「真音」!
進藤と一緒になって…

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気むずかし屋と初恋 小説

伊郷ルウ  麻生海 

あっさり風味

丸ごと1冊表題作です。それに、作者様だけでなく、麻生海様のイラストつきのあとがきが華を添えています。

「恋と太陽と完熟トマト」のスピンオフです。私は未読でしたが、前作を読んでいる方がより楽しめそうです。前作カップルの太陽と長嶺に、今作品の主人公・佑也が相談をする場面が何度かあるのですが、その背景を知らないままですと、ただの会話に終わり物足りない気になります。

もっと誤解やすれ違いでもめ…

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「クライ、くらい夜の終わりに」番外編ペーパー「きみの手と手と」 グッズ

笑顔が欲しかった

本編の須田の過去がキツくて、読了した後でもまだ心臓がどきどきしてる状態で、続けて読んだペーパーでした。

どうにも素直になれない、いや素直なのか?という須田と、須田が可愛くてたまらない寺岡の後日談でした。本編からどれだけの日数が経ったのかは未記載ですが、それほど月日は経っていないのかな。

ラスト、寺岡の掌を握り締める須田なのですが、そこで笑みを浮かべて欲しかったです。本編で須田の笑顔が見…

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クライ、くらい夜の終わりに 小説

佐田三季  麻生海 

受けの過去がキツい

表題作と、後日談SSが収録されています。メインの表題作は須田(受け)の目線で進み、後日談SSは寺岡(攻め)の目線で進みます。

寝る前にちょっと手にとるつもりが、一気に読み終えてしまい、なんでこんな時間にこんな話を読んだんだ、と読み終えた自分を罵倒したくなった午前2時でした。キツかった…須田の過去が重すぎて、読み終えても心臓がドキドキしたままでした。

ストーリー展開が上手で、あっという間…

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人魚の誘惑 小説

剛しいら  麻生海 

イルカのプラトンがかわいい

皆様の評価通り

凪を交えてのセックスセラピーのような3pは痛くなくてよかったです。
主人公、理人はいじめが原因でだれとも親しくなれなくなって。

だんだん成長していくのもすがすがしいです。

スキューバダイビングをするんですけど
飛んでるみたいっていい表現でだと思いました。

私がスキューバダイビングしたときは
ふわふわ浮いてる感じしかなかったわ。

イルカのプラトンの…

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愛と混乱のレストラン 小説

高遠琉加  麻生海 

これからな感じ。ラブより涙な1巻

3部作のうちの1冊目です。こういう既刊したシリーズものは大体セットで購入してから読むタイプなので、この作品のように(1)だけというのは珍しかったのですが、試しと思って続編は未購入のまま読みまして…後悔しました。続きが気になる!とすぐさま2(美女と野獣と紳士)を購入して到着待ちです。そわそわ。

受けか攻めの一方、または主役二人からの目線からの作品を読むことが多かったので、語り手が多いこの本に最…

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恋の眠る夜 小説

火崎勇  麻生海 

過程を楽しむ

丸ごと1冊表題作です。出版社社長×作家の再会ものです。北園の目線で進んでいきます。

北園貴文(受け)は小説家。新しい出版社から来たのは、松平紅也(攻め)で、5年前に別れた元恋人であった。その後、北園は友人の小説家を通じて、松平の兄・厚也と知り合う。厚也から聞かされた松平の話とは…。

ポイントは、いつ、どんな風に、誤解が解消されるか、です。結構序盤でオチは分かってしまいます。北園も松平も…

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