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19/66(合計:660件)
谷崎泉 麻生海
muccu
真音最終巻です。 このお話は893ものなのに騒々しくなく、ちょっと暗く静かな(テンション低め?!)雰囲気の中で展開するお話でした。 このじわじわ引き込まれる感じが大好きでした。 なかなか富樫に心許さない進藤でしたが、富樫の優しさ過去に対するアドバイスを通して、ついに自分の気持ちの変化に気付きます。 富樫のマンションから「ただ会いたい」と電話しちゃう進藤が可愛かったです。 そして、…
富樫、進藤、槙原、そしてさめ それぞれが抱えている過去が見えてきました。 自分にも過去があるから、相手の過去にも踏み込まない。 そんな進藤も、富樫の過去は気になって仕方ありません。 進藤の心がようやく富樫に傾いてきた証拠ですね。 この作品の登場人物は皆んな影があって感情表現がものすごく下手だけど、思いやりがあって優しくて魅力的です。 BL視点では富樫と進藤の展開が気になるけど、…
麻生海
キリヱ
ネタバレ
麻生さんの絵、大好きなんです。 表紙のメガネくんが好みなので購入。 何も確かめず、メガネ受けだよね!と思ってましたが、あ、よかった、あってたよかった、合ってました(笑) お話は長年片想いだった親友と、とうとうくっつく話。 高校生から口説き続け、受けが結婚して離婚して、その長い時間があっての、とうとうなんですが、それが全く感じられないのがとても残念です。 なんだかあっさり流されてしまっ…
それぞれ雰囲気のある富樫、進藤、槙原の3人のキャラが作品を引き立てていました。 欲がなく全てを諦めているかのような淡々とした進藤の過去が気になります。 富樫にちょっかいを出され、その理由が全く分からず嫌悪感を抱いていた進藤でしたが、強引な富樫のペースに引き込まれついに体まで奪われてしまいます。 心は許していないのに、体は反応してしまう。 初めてを奪われた進藤がエロいです。 3人と…
甲山恋子 麻生海
M+M
シリーズの2冊目です。3冊目への誘引はないですが、前作は読んでないと分からないと思います。受けが攻め以外にキスされたり触られたりしますので、苦手な方はご注意ください。 1冊丸ごと表題作です。怜(受け)の視点で進みます。 怜はバーテンダーのバイトをしていて、ヤクザの将典(攻め)と知り合いますが、本職は政徳大学の非常勤講師です。将典と恋人同士になり同居して…と幸せなはずなのに、将典の周辺はなに…
シリーズの1冊目。ヤクザ×バーテンダーの借金モノです。続き物じゃないので、シリーズが苦手な方にもお勧めです。表題作とショートの2作品が収録されています。 「ご主人様はヤバい奴」 怜(受け)が主人公。大学の非常勤講師なのですが、生活のためにバーテンダーのアルバイトをしています。例は店のオーナーにだまされて借金を背負わされてしまい、取立てにきた将典(攻め)に飼われることになります。強引に抱かれ…
夜光花 麻生海
マキヲ
花屋さんBLで検索して見つけた本作がまさか夜光花さんのデビュー作とは…!読み終えて感慨深い気持ちになりました。 主人公の直樹と、彼が四年前に捨ててしまった恋人・了との偶然の再会から始まる再生の物語です。過去の記憶に囚われ続ける直樹も、直樹のことを追い続ける了も、どちらも痛々しくて切なかったです。直樹が抱える秘密は想像以上に重く、辛いもので、どうしても了に知られたくないと思う気持ちに共感できま…
樹生かなめ 麻生海
2004年ダリア文庫で新装版が発刊されていますが、SSの書き下ろしはなく、表紙も同じイラストです。 堀(受け)の視点でストーリーは進んで行きます。 堀は新入社員の高須賀(攻め)の教育係になります。高須賀は男前なうえに仕事ができてモテる男だというのに、堀が好きだと告白してきます。 トモダチから始めた関係ですが、フリル付きエプロン姿で食事を作る高須賀を可愛いと好きになり、エッチをして恋人同士…
2001年ダリアノベルズの新装版です。SSの書き下ろし追加はなし。表紙も同じイラストです。 スピンオフを含め次々と発刊されていくシリーズの1冊目です。 ただ、番号がついていなかったこともあり、私は図らずも3→2→1と読んでしまいました。 巻を増すに連れ、高須賀(攻め)のロクデナシっぷりが明らかになっていくのですが、堀(受け)の弟・慧二や仲間の甲斐達のロクデナシっぷりが更に酷いんで、そ…
高遠琉加 麻生海
Loxonin
文豪の本を読むと、その繊細で緻密な表現に『自分には作家は到底無理だ』と思わされますが、高遠先生の作品を読む際も毎回こう思わされます。 文章がキラキラ輝いていて、すごく切ない。 短い言葉一つ一つに感動させられて、本当に文字通り胸が痛くなります。 このシリーズは、3冊とも素晴らしいんですが、中でもこの2冊目が好きでした。 特にジビエの調理シーン。 理人とは違い、私は割りと食事に対して嫌悪…