麻生海さんのレビュー一覧

ファーストエッグ(1) 小説

谷崎泉  麻生海 

素敵な物語

4作読ませていただきました。本当に面白くって面白すぎて余韻がまだ残ってます。続きが読みたいです!たかみさんと佐竹の何気ない日常とか黒岩ともまた再会してほしいし…。これで終わりなんて悲しいです…。最近ずっとレビューは書いてなかったんですがあまりにも面白かったのでレビューを書いちゃいました。ストーリーももちろん文句なしに面白いんですが登場人物のキャラが確立されていて愛着が湧いてくるのでずっと読んでいた…

1

代理屋 望月流の告白 小説

逢野冬  麻生海 

しっかりめのストーリー

東京の繁華街の裏にアンダーグラウンドの香り。代理屋というぼんやりとした職業には家族の繋がりを断たれた人々の哀しみをも感じ、主人公の行き場のない身の遣る瀬無さも被ってくる。攻に保護されてセックスでしか温かみに触れようがない、身の内の寂しさが受の生い立ちによるものだと なんとなく訳ありだと察していたけれど!フラットなテンションで物語は語られているのが 物語の背景にある「秘密」に似つかわしい。キャラクタ…

2

代理屋 望月流の告白 小説

逢野冬  麻生海 

刑事×便利屋のコンビもの

あらすじ:
歌舞伎町で代理屋を営む望月(受け)は、麻薬横流しの事件に巻き込まれ、警視庁捜査一課の神田(攻め)と共に事件を追うことに…

小学生の授業参観日に父親代わりに出席する等、ちょっとした代理仕事を請け負っている望月。
危ない橋は渡らない彼ですが、ひょんなことから麻薬横流しの関係者と疑われ、警察に連行されてしまいます。
そこを刑事の神田に助けられ、なりゆきで彼と生活を共にしながら一緒…

7

真音(3) 小説

谷崎泉  麻生海 

攻めの執着にキュンキュン

リンクス版を読んだのに間違えて文庫版を買ってしまいました。
久しぶりに読んだのですが、やっぱり良い!!
静かで淡々としていてお互いに甘い言葉を言い合ったりはしないのですが、攻めの受けに寄せる愛情や執着にキュンキュンさせられます。
誰にも執着しない傲慢で完璧な攻めがたった1人の受けにだけは振り回されたり執着しちゃうってなんて萌えるのでしょうか。。
受けも静かですが、真っ直ぐで男前で、恋愛に鈍…

3

真音(3) 小説

谷崎泉  麻生海 

人間ドラマ溢れるシリーズ集大成

シリーズ第3巻。
本書でシリーズ完結となります。

2巻が波瀾を予感させる終わり方だったので何か大事件が起こるのかと思いきや、最後まで淡々とした雰囲気。
しかし、メイン二人を中心とした人間関係や二人の気持ちが最後まで丁寧に描かれていて、シリアスかつ温かみある人間ドラマとして大変読み応えある内容です。

暴力団幹部・富樫(攻め)と曖昧な関係を続けている進藤(受け)。
気まぐれにやって来…

3

ヤクザに嫁入り 小説

妃川螢  麻生海 

アットホームパパなヤクザ攻め

あらすじ:
新米刑事の遥風(受け)は、亡き姉夫婦に代わり、幼い双子を一人で育てることに。
ある日、烏城(攻め)という男性と知り合い、なりゆきで度々子育てを手伝ってもらうことに。
紳士的で面倒見のよい烏城だが、実は彼の正体は暴力団幹部で…

ヤクザ×刑事という組み合わせですが、攻めが全く無茶をしない紳士的なタイプで、子育てモノでもあるため、全体的な雰囲気はかなりほのぼの。
ヤクザ物がこん…

6

ヤクザに嫁入り 小説

妃川螢  麻生海 

旦那が尻に敷かれる系です( ´艸`)

ヤクザ幹部×新米刑事+双子の子育てもの。
ヤクザに刑事というとハードボイルド系を想像しますが、この作品の基本は新米刑事の子育て奮闘もの。新米刑事が仕事に子育てにと奮闘する様が丁寧に書かれています。そこに面倒見のいいヤクザの攻めが手を貸して…というものです。アットホーム系が好きな私は、大変楽しく読めました!

捜査一課所属の新米刑事・遥風(受け)は、唯一の身内である姉を事故で亡くし、姉の子ども…

2

気が合うということは コミック

麻生海 

ファンタジーのお話の方が印象強かった

久しぶりに麻生さんの漫画を読んだ気がするのですが、作品自体は2009年に雑誌に掲載されたもののようです。
ということは単行本になるまで5年以上かかっているようです。
確かに表紙と中身の絵柄が違います。私はどちらも好きでした。

収録されているのは2つのカップルのお話です。
『家賃半分の居場所です。』が関連作になっていますが、そちらはお話にはほとんど関わってこないので、読んでなくても大丈夫…

0

甘い運命 小説

高遠琉加  麻生海 

幸福の甘さ

愛と混乱レストラン番外編。
1巻の最後に短編で載っていた二人、パティシエの一(いち)と先生のお話です。

母に愛されなかった一、母親を亡くした海ちゃん
そしてそんな二人に優しい愛情で接する先生。
世間的では一般ではなくても、3人にとっては幸せな家族のかたちだったと思います。

甘いもので幸せになれる。
そんな思いが一を最高のパティシエにしているんですね。

先生への思いを気付か…

3

唇にキス 舌の上に愛 ~愛と混乱のレストラン 3~ 小説

高遠琉加  麻生海 

幸福な食事

愛と混乱レストラン 本編の完結版。

レーヴの支払人から離れ本社の仕事に没頭する理人。
念願だったゴルドがいよいよ手に入りそうなのに、心も晴れません。
いつも曇り空のような理人が、より一層追い込まれていく姿が見ていられませんでした。

レーヴが閉鎖の危機に追い込まれてようやく自分が大事にしたい場所に気付いた理人がスタッフの事を思いながら食事をするシーンは切なかったです。
スタッフみん…

3
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