麻生海さんのレビュー一覧

バカな犬ほど可愛くて 小説

英田サキ  麻生海 

出来た先輩のようでいて、嫉妬深くちょっと意地悪な成瀬さん。

ここのレビューを読んでみると、意外に攻の苅谷がダメという方が多くて、
なるほど世間の傾向はそうなのか!と。

文体が成瀬の一人称なので、私はすっかり成瀬目線で可愛く読んでしまいました。
おかげで途中の切ないこと切ないこと……

脇のチョイ悪オヤジも、天使の衣装を着た小悪魔ちゃんも
憎みきれずに、可愛い奴らめ!とほだされてしまいました。
大人のようでいて、
恋愛に溺れると嫉妬深かっ…

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今宵とびきりのプリン召し上がれ ~ほろにがカラメルと甘い恋文を添えて~ 小説

淡路水  麻生海 

プリンはソウルフード

表紙&プリン買い。タイトルからは予想してなかったのですが、オメガバース設定でした。オメガバースは得意ではないのでプリン萌えが差っ引かれて(先生ごめんなさい)、中立より萌です。ゆっくり心が通う系統のお話、本編のみ270P弱+先生のあとがき。

葉室悠歩は料理人を目指し店で修行していましたが、新しくきたシェフの「オメガは悪影響を与える」という理由により解雇されます。出張料理人をして生計を立てていました…

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ファーストエッグ(3) 小説

谷崎泉  麻生海 

シリーズ第3作目

fifth egg、sixth egg、絶望の色彩を収録。

fifth eggは、現在の話で、forth eggで江東が呼びに来て連れ出された佐竹が、事件に協力するというもの。痴呆症の老人の死をめぐる事件。子ども達が疑われる。娘が自供するが、見える佐竹にはその娘が犯人でないことが分かる。さすがに佐竹の特殊能力に気づいている黒岩。佐竹は捜査能力自体も高いようなのだが、特殊能力と言われてしまうと…

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ファーストエッグ(1) 小説

谷崎泉  麻生海 

序章

読み終えてから思うのは、なぜ黒岩との出会いから書き始めたのか、ということ。
実直だが過去にいわくありそうな黒岩と、一見やる気なさそうだが繊細な佐竹のカプかと思いきや、執着しつつも多くを語らず去る者は追わない体の高御堂と佐竹のカプがメイン。あとがきによると最後までこのカップリングのようだ。

黒岩×佐竹のイメージで読み始めてしまった読者も多いようだ。それだけに、ずっと高御堂×佐竹だと思うとなか…

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ファーストエッグ(2) 小説

谷崎泉  麻生海 

シリーズ2作目

third egg、fourth egg、偽りの憧憬を収録。

third eggは、財産目当ての弁護士が絡む事件。佐竹に対する脅迫事件も若干進行。黒岩の歓迎会から始まり、しぶしぶ参加した佐竹が帰る際、後をつけた黒岩が佐竹のアパートで脅迫状を一緒に発見する。鑑識の仲間なども登場。最後は黒岩と高御堂の対面。

fourth eggは、third eggの続き。黒岩と高御堂の対面の場面から開始…

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幸福のデセールを召し上がれ「今宵とびきりのプリン召し上がれ」番外編 グッズ

特別なデセールはやっぱりプリン♡です

本品は『今宵とびきりのプリン召し上がれ』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。

本編後、
2人の息子・暁帆の誕生日のお話です。

悠歩は2年ほど前から
恩師ともいえるシェフ辻堂の店で
働いています。

開業したての頃は
ディナーのみだったレストランですが
悠歩がやってきたことで
ランチ営業も始めました。

今日は1人息子の暁帆の誕生日で
シェフの厚意で…

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今宵とびきりのプリン召し上がれ ~ほろにがカラメルと甘い恋文を添えて~ 小説

淡路水  麻生海 

攻様にとっての極上の味とは

今回は売り出し中の人気俳優と出張料理人のお話です。

攻様が摂食障害を乗り越え運命のつがいを得るまで。

世界には男性と女性という性とは別に
アルファ、ベータ、オメガという
個体種が存在します。

8割以上を構成する普通種のベータに比べ
アルファとオメガはともに
1割程度という希少種ですが

華麗な容姿で優れた能力を持つアルファは
上位種として活躍しているのに比べて
オ…

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それなりに真剣なんです。 下 コミック

麻生海 

「いい家族」になっていく吉岡と大沢と千都ちゃんの姿にほっこり

「パートナー」とは「家族」とは、をじっくり描いているお話です。

さて下巻。
上巻の終盤から引き続き大沢の前妻〔佳奈〕の身勝手さにはとにかくイライラさせられましたが、作品としては迷いなく神評価を付けたいです。
外から見たら普通ではない家族の形かもしれないけれど、内から見たらまごうことなき「いい家族」になっていく吉岡と大沢と千都ちゃんの姿にほっこりしました。

上巻のレビューに「8年前の…

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それなりに真剣なんです。 上 コミック

麻生海 

良質なラブストーリー良質なホームドラマBL

Rentaのキャンペーンで何気なく読んでみたらとても良かったので、すぐさま上下巻揃えました。
表紙からじゃ全然わかりませんが、子育てモノです。
ラブストーリーとしても、ホームドラマとしても、満足度の高いお話でした!
「パートナー」とは「家族」とは、にじっくり丁寧に向き合っているこの中身、8年前の発売当初より今の方が断然うけそう。
家族BL感を全面に押し出す今風の表紙で新装版を出し直すぐらい…

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ままならないもんで 下 コミック

麻生海 

新・流され侍の行く末

上下巻合わせての感想で失礼します。

小学校から今まで付き合いのある5人。
そのうちのチカと将人は子供の頃から穂貴が好き。
いずれ結婚しなきゃいけないチカが、穂貴に「仮」の恋人になろうと持ちかける事から話が進んで行きます。
この穂貴は常にフラットで男前なんですが、ちょっと流されすぎじゃないか!?と思ってしまいました。
そんな将人にグイグイくるチカ。
穂貴には押していかないと恋愛に発展…

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