麻生ミツ晃さんのレビュー一覧

スイートビターキャンディ コミック

麻生ミツ晃 

意外と受けの方が翻弄しているのかも

『チデブ』で、北○の拳の雑魚キャラの死に際しか思い出さなかったのですが、チビとデブをくっつけって言っただけの蔑称なあだ名です。
中学時代にそんなあだ名を付けられていたチビでデブだった受けと、ゲイとして有名な規格外の攻めの話が表題作。
顔もカッコよく性格は超俺様でマイペースでハイスペックな攻めに、初々しい受けがいきなりついていける訳がありません!
そんな受けが可哀想やら可愛いやらで、激萌えでし…

5

君に降る白 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

心理描写の濃やかさには好感

以前から、ちょっと気になっていた作家さんでした。今回、初読みです。

主人公の藍くん、たまたまスカウトされてデリヘルのバイトを始めちゃったんですが、特にお金に困ってる訳ではない。見た目は可愛いんだけど愛想は良くないので、客商売に向いてるタイプでもないし、どうやらゲイというわけでもないらしい。
かといって、そういう仕事をしていることに罪悪感を覚えるでもなく。。。
イマドキの男の子と言ってしま…

7

君に降る白 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

藍はこれから育っていくんだと思います。

神にしてもいいくらいなんですが、主人公の生い立ちがいまひとつ説得力に欠けたかなと思ったのと、コスプレにそんなに拘る必要があるのかなと思ったのとで、萌にさせていただきます。

ワケありの生い立ちのため、肉親の愛情に疑問を感じ一人暮らしをしている藍。
心を凍らせたまま、昼は古本屋のバイト、夜はコスプレデリヘルで生計を立てています。
ある日のお客は白シャツハイソックス希望の真面目なサラリーマン・…

3

君に降る白 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

温もりを感じた優しい物語。

成瀬の性格のせいか、小説全体に優しさを感じた。
家庭環境のせいで淡々とした性格に育ち、身体を売る商売にも「単なる肉体労働で、引っ越し屋と同じようなもの」と言い放っていた無感情な藍。
彼が古本屋の店長の欲深さと成瀬の優しさの狭間で揺れ動くうちに愛情を学んでいく様が丁寧に描かれている印象。
一度信頼していた人間(この場合店長)に裏切られたぐらいでそこまで…?と思いもしたが。

後半に電話の会…

2

君に降る白 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

ずっと、自慰を見せられているような。

私は、家庭に問題があるとか、過去に重い過ちがあるとか、いま辛い思いをしているとか、そういう“可哀相設定”が好きでは有りません。
だからでしょうか…こちらの作品は本当にムリでした…。

藍は、何故か本当の両親の兄夫婦の元で育てられていて、そういうことから生まれる辛い思いから家を出て、昼間は古本屋、夜はウリをして生活しています。
新しく客になった成瀬は、痛くしたり強引にすることがなく、ただ一緒…

9

ドラマ 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

まっすぐな恋物語

同性愛を扱ったドラマで恋人関係を演じる拓人と祐次。
架空の恋を演じつつ、私生活も徐々に親密になってゆく二人。

これから人気が出るであろうモデルと、人気俳優の恋。
しかも同性同士というスキャンダルな関係です。
お互いは相手の立場や今後の事を思い、苦渋の決断をするのですが。

悲観的な雰囲気で盛り上げて、ラストはどんでん返しのハッピーエンドじゃないか?
と思っていたのですが。見事に裏…

1

夜に咲く花 小説

剛しいら  麻生ミツ晃 

シリーズ化は無理っぽい

おぼっちゃま先生の探偵ストーリー
お金もあって、容姿も、お育ちもよろしい、行動力あるおぼっちゃま神宮寺
簡単に成功してしまった小説にも飽きて、世のためになる投資先を探して出会ったのが、桜沢化学の水樹で、、

お話は、神宮寺が、水貴から、叔父が行方不明になったと相談を受けるところから始まります。

2時間サスペンス風です。
読むのにかかる時間も、ちょうど2時間サスペンス1本、TVで見る…

1

ドラマ 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

切ない両思い

ドラマの中で演じながら、自分の中の気持ちが溢れてくる。なのに、この恋が実のったら、相手の全てを壊してしまう。

だから、このドラマを演じている間だけ沢山好きになって、触れて、感じて……

高校生でモデルの拓人の視点で描かれる恋です。

好きになるほど相手を思いやって苦しむのですが、恋人でいる間は笑って、たくさん触れていたい。その純粋な気持ちがたまらなく切なくなります。

拓人の気持…

1

スイートビターキャンディ コミック

麻生ミツ晃 

愛するということ

麻生ミツ晃のファーストコミックス。
表紙からも見て取れるけども「おどおどした受け」と「オラオラな攻め」というのが今回の主人公たち。
正直なところ、こういったカップリングは基本的に好みじゃない。
なんだけども・・・とても気になるキーワードが目についてしまった為につい読んでしまった一冊だった。

表題作は高校時代に「チデブ」と呼ばれていた、チビでデブな川口崇史のお話。
チビでデブだからチデ…

10

夜に咲く花 小説

剛しいら  麻生ミツ晃 

妖しい雰囲気の漂うお話

ミステリ仕立て。
ただ明快な回答とか解決とかに至る、そういうわかりやすい結末ではなかったです。
架空らしいですけど、“夜に咲く花”と、昼間は清楚な水樹の夜の変身をかけた・・・ちょっと妖しい雰囲気のお話でした。

祖父を「大殿様」と呼ぶような旧家生まれの神宮寺は、長身で美男で東大卒、何不自由なく育ったお坊ちゃまだが、祖父にいきなり大金を渡されて、「それでなんかやってみろ」というようなことを言…

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