麻生ミツ晃さんのレビュー一覧

不出来な悪魔 コミック

麻生ミツ晃 

どうなんだこれは

不出来な悪魔の二人は破滅の道しかなさそう。
でも、手放したくなくて監禁とか。
最後はハッピーエンドだろうけど…わーいとは喜べない終わり方だと思ってる。

口絵の乳首の透けてる男の子は誰なんだろう。この作品の誰でもないのかな。

洋酒擬人化のカルーアくんが一番好きです。可愛い。
次は安部くんでその次は有森かな。
安部くんも可愛い。

有森は幼い頃から母親に虐待を受けていて、でも母…

1

蛍火 小説

栗城偲  麻生ミツ晃 

言葉にすることの大切さ

大学時代に出会い、付き合って同居して二十年。
挨拶を交わすことも会話もほとんどない状態になり、お互いに浮気をしあってレス生活五年の二人。
悲しいことに、お互いに自分は今も相手のことを愛しているのに、相手はもう自分のことなんて何とも思っていないだろうとカン違いしている。

「愛してる」「好きだよ」と自分の思いを伝える言葉、「ごめん」「ありがとう」の言葉と相手を思い遣る気持ち。
年を重ねるほ…

5

不出来な悪魔 コミック

麻生ミツ晃 

光と影、どちらも魅力的です

​ 大好きになった麻生先生の短編集。季節や心の移ろいを描かれるのがとても上手くて、じーんとしてしまう作品が多いのですが、その上手さが別のベクトルに向かうと、見てはいけない深淵を覗いてしまったような、なんとも複雑な気持になるのだなと思い知らされました。そんな後味の悪い作品が表題作の『不出来な悪魔』とその描き下ろしの『未熟な悪魔』です。
 これ怖いです!ホラーとか幽霊とかは全然怖くない私ですが、怖く…

2

COLD LIGHT コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

むちゃむちゃ良かった

シリーズものは揃ってからっというのが基本なんですが、
今日は無性にBL読みたくなり、遠出もしたくなく、
地元の本屋で物色。手に入ったのが今作だったので、
大好きな木原さんだし、たまにはいっかと思い購入して読んだんですけど、
ひゃー!なんなんですか!これは!!って位良かったです。
絵も好きだったし、お話はさすが木原さん。
読み応え充分でした…てか、よくこの長さに収まったなって位。

4

蛍火 小説

栗城偲  麻生ミツ晃 

長く付き合っているパートナーがいる方に

どうでしょう?とお勧めしたくなる作品。四十路に突入したカップルがお互いの関係を見つめ直すきっかけをくれた、ささやかな心の旅路。よもやこういったお話をBLで読めるとは思いませんでした。

大学教員の洸一が疲れて仕事から帰宅すると、パートナーで小説家の千里は締め切り間際の追い込み中。すれ違いの生活が続く中、しばらく振りに顔を合わせたのに、家の中は散らかり、二人が交わす言葉はトゲトゲしく素っ気ない。…

12

彼が眼鏡を外すとき コミック

麻生ミツ晃 

ああ、これは

胸がいっぱいというより、腹筋の奥のほうから力が入って苦しくなってしまうような。ちょっと言葉では表しにくいのですが、苦しいといっても残るのは悲しいものではなく、ほのかに甘くて温かなものでした。

ぜひ、たくさんの人に読んでほしい一冊!
個人的な感想、思いもあるのですが...
あえてここまでにしておきたいと思います。

9

COLD LIGHT コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

初めて与えられたもの

 『COLD SLEEP』では謎だった藤島の過去が、冒頭から一気に明かされる今巻。現在と過去を行き来しながら描かれる藤島の過去は、想像を遥に超える異常で壮絶なものでした。
 血筋に拘り藤島をすべて支配しようとする母と、妻への憎しみを藤島にも向ける父。藤島の秘密を自らの今際の際の満足の為だけに明かす伯父。藤島はそれでも母を愛そうと、湧き上がる悪感情を押し殺し、口も利かぬ父に愛を期待しては裏切られて…

7

COLD SLEEP コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

過去を忘れた男と、過去を捨てた男。

 『Season』を読んであまりに素敵だったので、すぐに麻生先生の買える作品を通販サイトでまとめて購入しました。この作品は原作があるので、麻生先生の作品に惚れた私としては、コミカライズってどうなんだろう?と不安があったのですが、とても面白かったです。いや面白いっていうのは変ですね。キリキリと胸が痛かった。
 
 記憶喪失ってとても怖いことなんだろうな。最初、透はどうして藤島のところにお世話にな…

5

COLD SLEEP コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

いろいろ深い。

木原さんの作品は痛いものが多いこともあって積極的に手を伸ばさないのですが、先日のちるちるさんで掲載されたBLニュースの『重めBL漫画5選』を拝見して、興味を惹かれ読んでみました。

原作は未読。小説1冊分をコミック1冊にまとめられているようで、もしかしたらだいぶ端折られていて、原作を読んでいないとわからないところも多いのかなと思いつつ読み始めました。

二人の過去。
高久の、もともとの性…

5

ティアドロップ コミック

麻生ミツ晃 

一生懸命が伝わる。

​表題作3話と巻末に描き下ろし1話、同時収録作品2話です。

 理想の出会いを求める高飛車な要求の書き込みをキッカケに知り合った、悠介と剛毅。剛毅は素敵な大人でまさに理想のタイプなのですが、悠介はかなり子供っぽくて、話し方も「〇〇っす」「かっけー」などとなんかバカみたいで、私は最初全然好みじゃないなーと思っていたのに、だんだんと可愛く見えて来て…。子供っぽさは変わらないのに、デートもHもとにか…

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