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19/65(合計:649件)
麻生ミツ晃
ももよたん
ネタバレ
作者さんの作品に触れるのは「リバース」に続き2作品目です。 予想通り切なくて、痛くて、そして幸せなお話でした。 生まれて育ってきた環境から、現状以上の幸せなんて望まないすみれと、遠い親戚関係にある佑真のお話です。 すみれの過去が明らかになるのですが、それだけの痛みを1人で乗り越えて来たんだと思うと辛かった。 1人ぼっちで、悲しむ事もなく、感情が希薄になってしまったのはそのせいなんで…
mimicmimi
オメガバースということで内容はそこまで重くないかなと思って読んだが、ものすごくずっしりしていて満腹感で満たされました。 まず、表紙の時点で察しの良い方はシリアス系では?と気づくだろう。ある事件から内容が広がっていくですが、受けがΩだと偽るのがまた切なくて切なくて、見るたび毎回号泣してます。 後半では、攻めのために偽ってきた嘘が受けを苦しめて、どうしようも無いという展開になるのですが健気で仕方な…
kurinn
本編で遠野は全く料理をしないので胃潰瘍になって痩せてからは、藍沢がせっせと衣食住を管理して太らせようとしていました。 その遠野が包丁を握って料理してました!いや料理とはいえないレベルですが…。 それでも2人の同居に向けて遠野が努力している姿がとてもいじらしくて可愛いのです。 そこへ帰宅した藍沢がとても喜ぶのですが、その日のメニューから遠野の真意を察する当たりが流石でした。 …
戸田環紀 麻生ミツ晃
私は初読み作家様は先にレビューをある程度読んでから読み始める小心者です。 今回も評価は神からしゅみじゃないまであり、どのレビューもネタバレになってても、内容はバラして無いのである程度の想像をして読み始めました。 遠野の秘密は終盤になるまでハッキリしないのですが、自身や身内に該当者が居る人には何となく分かります。かく言う私もそうなのですが遠野のように生真面目な性格でも無いので、早く藍沢に…
Whoooooo
見事に隠してある!ここのレビューたち!ででで、見事に無理なやつでした…慎重にあらすじとレビューを確認してから買う方ですが、これは分かりませんでした。ネタバレレビューでネタバレしないように書いてあるから…(笑) 内容がどうとかじゃなくって、これを題材として使う行為が、どーっしても受け付けないんです。普段はちゃんと避けられてるのに、久々にやっちまいました~。 何か察するものがある方は、別サ…
165
たった一度の恩が生まれて初めて触れた人間の善意できれいなところ、それだけが生きる支えになるほどの。 苦しい時代の厳しい生活の中の再会。 生き抜いてお金を集めて、恩人に会いたいために。 流れる時間が長くて、環境も変わって、子供だった二人が大人になって再会して。 季節が流れてどの季節も一緒に思い出がありこれからはずっと一緒にいられる終わり方でしたね。 やっと安全な地で平穏な暮…
フランク
あらすじの「受けには秘密があり、それもあって攻めから別れを告げられる」ってところが、購入を躊躇わせる理由でもあって。 基本的に攻めは苦労してナンボだと思ってるのと、攻めザマァみたいに受けから愛想つかされて……みたいなのは読んでてワクワクしちゃうんだけど、反対に受けが苦労したり攻めから愛想尽かされるってのは、そんなに好きじゃないんですよね。 だけど読んで良かったです。 駆け引きなど…
甘食
最近、新作小説レビュー少ないけどあまり存じ上げなかった作家さんで皆様のレビュー評価もとても高い。読んで納得。面白かった! 他のレビュアー様もおっしゃっていますが、ファンタジーとかスリリングとか奇抜な設定抜きで、仕事を頑張るごく普通のアラサーの男の人同士が出会って恋に落ちる話。最近こういう小説に飢えていました。登場するのは普通の人々だけどぐいぐい読ませるストーリー。こういう作家さんは貴重です。…
fandesu
魔法もケモ耳もヒートも、刑事もヤクザも、霊ですら出ません。 そんでもってそれほど大きな事件が起きるってわけでもないんです。 ……でも面白い。めっちゃくちゃ浸りました。 あとがきによれば第19回リンクス新人大賞で激励賞だった作品とのこと。 調べたら2014年の10月31日が締切。 6年前か。 いや、2021年今の私の『読みたいお話ドンピシャリ』でした。 ひとりは絵描として生計を…
kuropolo
新年早々泣かせてもらう、そして良いものを読んだという満足感。 茜・秋文の恋愛を軸に、秋文の秘密(?)と仕事や家族・恋人との関わり方や葛藤など 多層的に描かれています。 まず物語当初で2人が出会うきっかけになる友人に秋文が言う台詞で、彼を一気に好きになってしまった。台詞は書かないけど、秋文の物事に対する姿勢を明らかにしてくれてます。 また恋人への共感や理解を自身に渇望する姿がいじらし…