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14/65(合計:644件)
麻生ミツ晃
ねこのしん
麻生ミツ晃先生の漫画はホテルのアフタヌーンティーみたいな上質な時間に感じられるんですが、この作品もまさにそんな気分になりました。とにかくロマンチック。 昔に流行ったハンデのある人と健常者の恋愛ドラマのような王道さと麻生先生の繊細なタッチと心の描き方が心地よいです。続きもので本当に良かった。これを一冊で収めてしまうのはもったいないから。できればじっくり時間をかけて完結させて頂きたいです。 こ…
碧雲
麻生ミツ晃先生は、登場人物の肌温度や呼吸を感じるコマワリや描写が上手いと思う。 読みながら、読者の心を癒していくような構成が凄い。 「親に殺されるはずだった自分は、生まれたときに一生分の幸運を使い果たした」 と、悲しい諦め方をしているすみれは、騙す相手でも受け入れるすみれ。 そんなすみれが変わっていくにつれ、読者の心も沿うように変わっていく。 スミレというネーム設定に曰くがありそ…
UTAN
初めて読むタイプの題材でした。 はぁ、すごく良かったァ、、、 感情の流れに無理が無く、とても読みやすかったです。 言葉のひとつひとつが重要に感じて、何度かページを行ったり来たりして噛み締めながら読んでいました。 会話の空気感が伝わってきて、お互いを刺激し合っていく展開が好きでした。 また読み返したいと思います!
戸田環紀 麻生ミツ晃
ネタバレ
1976年埼玉県生まれ。2004年よりブラジル在住。・・BL作家としては、ちょっと異色。 黒髪のほうが、やり手のディーラーである遠野秋文・・色覚障害を持っている。 茶髪のほうが、藍沢茜という年下の油絵の画家。眼が悪い。 秋文の前の恋人は画家。 秋文が正直に「色がわからない」と告白したら、前の恋人は、馬鹿にされたと思い、酷い言葉で罵って去っていった。 新しい恋人、茜も油絵作家。…
mi★
「初めて知った こんなに心をかき乱される恋を」 帯の一文ですが私も一気に心奪われました。 音が無いのが当たり前の環境で育った五十鈴、音が全ての環境で生きる十嘉。正反対の2人なのに魂で惹かれあっていく過程に涙が出てしまいそうになります。 必死に伝えてくれる五十鈴の話を聞く十嘉のように、作中の言葉一言一句見逃さまいと丁寧に読みたくなります。言葉を濁さずストレートに伝える十嘉は絶対に心優しい少…
木原音瀬 麻生ミツ晃
sugichan
今更ながらCOLDシリーズにハマり、やっとラストまで辿り着きました。私が読んできた木原先生の作品の中では糖度No.1だったので、ずっとテンション上がりっぱなしでした。 秋沢と楠田はFall of endingからの恋愛模様がラブラブで、前作までの痛い・辛い・苦しいを吹っ飛ばす勢いでした。何より、楠田が秋沢に「何が嫌で何が許容範囲なのか」はっきり示し、秋沢が少しずつ成長していく過程がすごく綺麗…
ちびたぁ
音大でヴァイオリン専攻の大学生×難聴のデイトレーダーのお話。 才能があるが異端で、周りから距離を置かれるが、自分にはヴァイオリンしかないと踠く十嘉と、耳が聞こえない分、自立しなくてはと必死に生きてきた五十鈴。交わらない2人がひょんなことから出会い、交流を深めていきます。 五十鈴と関わることでいい方向に変わる十嘉と、まだ受け入れられない五十鈴。 1巻では十嘉からの不意打ちキス止まり…
グレープフルーツグレープ
レビューを書くタイプでは無いのに、つい書いてしまっています。 主人公2人や周りの人の感情や考えが文字だけでは無くて全てで表現されていて、 本当にページの端から端まで、無駄な所は無いんだなと感じました。 重い話、シリアス強めでは無く優しいお話なので身構えずに読めます。 心に届く素敵なお話でした。
心を洗う薬のような物語。 麻生ミツ晃先生の作品は、人としてどう生きたらいいのか、いつも考えさせられるテーマを取り上げています。 今回は、重度難聴の主人公の五十鈴歩と、バイオリニストを目指す音大生、異端の天才で孤独な壬生十嘉。 公園で行き倒れた十嘉を助けるイスズ。 トオカは、イスズの重度難聴を知らず、口の動きを見せない会話のやり取りでイスズを困らせる。 助けたのに、裸足で家を飛び出した…
あいうえ
麻生ミツ晃先生の作品は切なさの後に幸せがあるので、いつも楽しみに読んでいます。 こちらの作品はオムニバス集なのかなと思いながら読み始めました。どちらのカップリングの作品も良かったですが、特に後半の表題作がお気に入りです。表題作の入りの回想部分、これ切ないやつだなあと感じずにはいられませんでした。 とにかく巴くんが切ない。特に巴視点でお話が進んでいくので、親友の気持ちが自身から他者に向けられてい…