麻々原絵里依さんのレビュー一覧

茅島氏の優雅な生活~プロポーズ編~ コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

単なる乙女の夢物語じゃない。

自分がとってもステキなお姫様で、同じくとってもステキな王子様に愛されて、
何不自由なく、幸せにずっと暮らしていくの・・・
そんな乙女の(子供の?)夢を、
BL風に現代風にアレンジした感じのお話だなぁと最初は感じたのですが、
3冊読むと、単にそれだけじゃないな、読んでよかったなぁと思いました。

求めるものや、大事なもの、大事にした方がいいものは、お金持ちも庶民も変わらず、
人として幸…

7

すき 小説

月村奎  麻々原絵里依 

妄想力激しすぎる受け様が可愛い

月村先生ならではのネガティブで一人でぐるぐる考えすぎるタイプの受け様です。小説家設定とはいえ、妄想が暴走してて思い込みもここまでするか?と何度も笑わせてもらいました。とにかく他の作品以上に不器用で可哀想な性格の受けなんです。最初の告白も思い違いからでしたし。でも攻め様の過去の話を知った後では、お互い運命の人でよかったねって感じでした。

途中受け様の迷走ぶりが可愛くもあり、切なくて可哀想でもあ…

3

甘くとろける恋のディテール 小説

水上ルイ  麻々原絵里依 

嗚呼!

水上ルイさんの本を読んだ!という気持ちでいっぱいの話です。

真面目で優秀、勤勉で将来有望な大学生ながら優秀なデザイナーの卵受けと、世界的な企業の一族に名を連ね、自身も素晴らしく優秀で欠点が見当たらない世界的な建築デザイナー攻めのラブロマンスです。

特筆すべきは甘さ。
これに尽きます。
水上さんの作品はどの作品を読んでも、実は似たり寄ったりで。
新鮮味はないのですが、なぜか心惹かれ…

3

いとしさを追いかける 小説

杉原理生  麻々原絵里依 

攻めが一途過ぎる!!

攻めの掛井が凄く優しくて優しすぎて、切ないを通り越して疑ってしまうほど(笑)寛容でした。
そして何よりもしつこい・・ではなくて(笑)、一途!!こういう攻め・・大好きです!!でも相手がやさしすぎて、劣等感を感じてしまう主人公の気持ちも痛いほど伝わってきました。

お話は、主人公の杜国(受け)は、母のパトロンで数多くいる恋人の息子である掛井(攻め)を見てみたいと思う。何も知らずにお金持ちで、不自…

2

夢みるアクアリウム 小説

真崎ひかる  麻々原絵里依 

ヘタレ攻めなのね

真崎作品って、ヘタレ攻めが多い気がするのは気のせいだろうか?

ざっくりまとめると、
初い少年が、正体不明の男と雨の山荘に閉じこめられて、うっかり胃袋を鷲づかみにしちゃうお話。
で、
少年の方が、ひっそり一途に男を思い続けて、でも探すすべもなくいるのに、再会しても男の方がヘタレてるの。

なんか、既視感のある展開のような気がしなくもないけど、好きな展開。
成就エチの、エロがいきなり…

3

さらってよ 小説

渡海奈穂  麻々原絵里依 

向き不向きがある

クオリティーが高く、良い作品です。
物語として入り込んで読むことができました。

ただ、2人とも好きなタイプではありません。
きっと、現実的に考えると、「ありえる性格」なのだとは思います。
しかし、私がBLを読むに求める2人ではなかったです。

三木は、10年間平尾と都合のいい男のふりをして付き合い続けています。
平尾が浮気しても、気にせず、応援するフリをする。
自分自身も寂しさ…

3

茅島氏の優雅な生活 英国旅行編 コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

英国らしさが薄いのは残念だが、よくまとまっている

今年の自分的ヒットの1つは「茅島氏」シリーズなんですが、
コレのコミカライズもあなどれない。

だいたい原作の挿絵が日高ショーコ先生だというのに、
それをしのぐ説得力があるのはなんとも不思議でした。
絵柄的にはどちらかというと自分の好みからは離れるんですが、
浮世離れした茅島氏はあまりガチガチに描きすぎないほうがいいのか、
適度に白っぽくなってたほうがいい。

さて、コミックのほ…

3

ほろ苦くほの甘く 小説

遠野春日  麻々原絵里依 

プロットに引きずられすぎ。個々の味わい不足。

遠野春日作品はものすごく当たり外れ激しい気がいたします。
「茅野氏」シリーズは文章、設定どちらも斬新ですばらしかったのですが、
しかしコレは…コレは…。

まず、文章がΣ(゚д゚) エッ!? てぐらい違うじゃんよー!
淡々とした文の落し込み方に期待してたのに、どうも説明的な文が連綿と続く。
とにかく登場人物全てが「とってつけたような」設定!
人物の作り方に愛を感じないんですよ!

5

甘くとろける恋のディテール 小説

水上ルイ  麻々原絵里依 

甘いお話にどっぷりつかりましょう

水上先生らしい作品で、どこかスタイリッシュな雰囲気を醸し出しつつ、
今回は、どっぷり甘々な恋人同士になるまでのお話に、身勝手ヤンデレストーカーを
スパイスに仕立てて甘さを盛り上げてるお話です。

作者の古い既刊のペントハウスでキスをしてのテイストに雰囲気的には似ているかも。
美大在学生で、デザイン会社に大学卒業後に進路を希望している受け様は、
今後の勉強の為にデザイン事務所でアルバイト…

3

甘くとろける恋のディテール 小説

水上ルイ  麻々原絵里依 

ど直球、水上さん!

直球勝負、水上さん!という印象でした。
王道の見染められるシンデレラなストーリーで、ありふれているのに、
何故か楽しませてしまう水上さん!なんともすごいです。

デザイナー志望の美大生、光太郎は、
デザイナーになるための経験として、デザイン事務所でのバイトをすることに。
そのバイトは、有名なデザイナー、鴨田のアシスタントなのですが、
このデザイナーが、仕事を全部アシスタントに丸投げす…

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