麻々原絵里依さんのレビュー一覧

Time Away 小説

和泉桂  麻々原絵里依 

せっかくの父のクローン設定が(泣)

父を亡くしたばかりの航と父のクローンである海里。

話自体はキレイで切ない系で楽しめたのですが、
クローンと言う設定の使い方が微妙でした。

クローンなら血が繋がってるので近親相姦になる訳ですが、
二人ともそこをあまり気に病んでなくて、
不自然だしちょっと勿体ないような気がします。

あと、航にとって海里は海里なのか父の身代わりなのか、
ちょっとは悩んだようだけどそれほどでもな…

0

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

天体観測

なんですんなりくっつかんのよ(≧◇≦)ノシ
思わず声を荒げてしまう場面多々。
それくらいじれったくもどかしく、そして切なくほろっと甘い作品でした。

ネットで知り合った二人。
星の話をする攻の文章に惹かれ、声をかけるのが怖くて
同じように星の名前からハンドルネームをとった
そして星に関する投稿をして、会話が始まり、出会い。
再会はまた悲劇的なというところからのスタート。
姉さまに…

5

誓いのキスは君だけに 小説

御堂なな子  麻々原絵里依 

出ました!!セレブ攻めのキメ台詞

密かに好きだった親友の結婚でヤケ酒で気を紛らわせていた晩に、見知らぬ男との一夜限りの情事を後悔していたウエディングプランナーの玲。
しばらくして玲は国内一のホテルのブライダル部に引き抜かれるが、彼を抜擢したCEO・クリスはその時の行きずりの一夜の相手だった。

この話はさらりと読みやすい上に、新しい職場での人間関係、親友に失恋した傷心の昇華、身分の違う上司に熱く甘く口説かれて気持ちが傾いてい…

1

いとしさを追いかける 小説

杉原理生  麻々原絵里依 

攻が素晴らしい!

お勧めされて読んでみたのですが、攻さんが素晴らしすぎる!
ああ、男前攻いいですねえ。
俺様攻が苦手なので、その逆ってなんだろうと思ったら男前攻なんですかね。
話は愛人の私生児である受、杜国の目線で語られるのですが、面白いくらい、杜国に感情移入出来ないのですよ(笑)
逆に心情を事細かに語られると、理解できなくてイライラします。
「こう思ってる!」でも云えない。→事態は悪化。というパターンが…

1

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

キャラメルみたいなお話

ゲイである事を隠している以外、特に悲惨な設定のない普通の家庭の子が、好きになったメール友達は実は姉の婚約者だったというお話。
 キャラメルの様に甘く、時折歯にくっついて不快になる感じの小説でした。でも嫌いじゃないです。とても好き。
 あまりに「ああ、あるある」という事が多過ぎて、色々過去を思い出してしまいました。
 似た心境に陥った事のない方は、「なんだ、こりゃ」としか思わないかもしれません…

10

若様のヨメ 小説

久我有加  麻々原絵里依 

若様すてき

土地の名士の息子×公務員、元高校の同級生同士。
世が世なら殿様、という家系の攻め。小学校のときから受けのことが大好きで、受けにはずっと相手にされてなかったのを、ひたすら押して押して10年後にようやくモノにする、という話。
それまでは困った相手だとしか思っていなかったのに、一緒に仕事をすることになって攻めのことをだんだん好きになっていく受けさんの感情の動きが、しっかり書き込まれていてよかったです…

8

恋人は抱き枕 小説

葉山なつ  麻々原絵里依 

楽しいファンタジーBL(笑)

抱き枕はお好きですか?
いえ、まぁ、私は好きですが(笑)

アイドルやキャラクターのついた抱き枕を見るたびに
これを抱えているって、なかなか微笑ましいというか
自分の寝相だとなかなか悲惨なことになるなぁ……
などと想像していたりしていたものだから、
読み始めてそんな連想があれこれ浮かんで、笑ってしまった。

      ☆     ☆     ☆

ということで、本作の受けは…

4

昼も夜も 小説

きたざわ尋子  麻々原絵里依 

甘やかし系の歳の差カップル

最初表紙をみてF1ものかと思ったのですが、バイクレースものでした。
バイクレースの知名度の低さなども切々と書かれてるし、どんな業界かもわかりやすく書かれていて読みやすかったです。

きたざわさんの本は何冊か読みましたが、既読でこれが一番好みかも…と思えました。
デビュー作の再販らしいのですが、書き下ろしの短編がラストに入っています。

高校生でバイクレースをしている尚都は業界で有名なレ…

1

蜜色エトワール 小説

市村奈央  麻々原絵里依 

バレエにはBLがよく似合う

麻々原さんの挿絵とバレリーノが主人公という設定に惹かれて
手に取った初読の作家さん。

蜜色といういかにもな甘いタイトルとはちょっと違って
適度に硬めでクールな文章に好感が持てる。
キャラクターの設定やその行動とセリフ、
バレエの描写も読み応えがあって自然で、
個人的にはかなり気に入って読んだ一冊だった。

            ☆

フランスで生まれ、10歳からオペラ・ガ…

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蜜色エトワール 小説

市村奈央  麻々原絵里依 

魅惑のバレエBL!

ガルニエ宮(パリ・オペラ座)のバレエ団をやめ、日本へやって来たナオキ(受け・21歳)。
そこで、母のバレエ団に所属するダンサー・清親(攻め・21歳)と出会い…。

ストーリーは、挫折経験のある天才同士が互いに高め合うことで弱点を克服し、愛も深めていくというもの。
真面目にストイックにバレエに取り組む二人を応援したくなる、シンプルながら大変引き込まれる展開です。

幼い頃からバレエ一筋に…

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