麻々原絵里依さんのレビュー一覧

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

星と星が出逢う時

現実にこういう人達いるだろうなぁ。という行ったり来たりの進まない二人。

BLとして、趣味の娯楽として、お金を出して買って読む小説として、この展開はじれじれで、こんな攻めと受けはまどろっこしいからヤダっていう人もおられると思う。いい加減イイところでくっついて甘々展開望む、とか。もっとエロ下さい、とか。
中学生の頃に自分の性癖を自覚して、誰にも言えない、誰にも相談できないって自分の殻を作って、…

8

キス・ショット! 小説

春原いずみ  麻々原絵里依 

珍しい業界

挿絵の麻々原絵里依さんの絵が好きなので購入しました。
まずこの作品で一番珍しかったのが、主人公の職業だと思います。
プロのビリヤードプレーヤーが主人公になっているBL作品は初めて読みました。
ビリヤードのことは全く無知なので、知らないことばかりでしたが、それは余り気にせず読めたと思います。
主人公は2人とも日本人なんですが、主な舞台はヨーロッパで、貴族やらパトロンやらが登場し、セレブな雰囲…

1

プリティ・ベイビィズ コミック

岩本薫  麻々原絵里依 

シリーズのコミカライズ

「プリティ・ベイビィズ」シリーズの1冊目のコミカライズですが、後半はオリジナル原作です。私はシリーズ未読なので、あとがきで知ったのですが、原作小説と読み比べてみると面白いのではと思います。

主税と梗一が恋人同士になる過程においては、原作未読でも支障はなかったのですが、黒づくめで五人が具体的に何を秘密裏に処理していたのかは分からなかったので、その点はもやもやしました。主教が引き受けた厄介事とい…

2

新婚神社で抱きしめて 小説

安曇ひかる  麻々原絵里依 

このところ神社ものにご縁があります

「今夜ぼくはシェフのもの」ではまって以来注目している作家さんです。

今作は神社もの。このところ立て続けにBL作品の神社ものに縁がある私です。
お話自体はコメディー路線のような、時々ちょっと切ないけれども、基本的には俺様神主の鷹介とダメっ子直くんとの、お約束っぽいやり取りを楽しめる作品でした。
重さがなくて私にはありがたかったです。
「今夜ぼくは・・・」の時も思ったのですが、Hシーンが結…

3

恋人は抱き枕 小説

葉山なつ  麻々原絵里依 

面白いのですが

表題作とショート2作品です。

「恋人は抱き枕」は穂高(攻め)が主人公で始まりますが、星月(受け)が人間になってからはメインになります。
「五竜君の秘密」は穂高(攻め)の友人である五竜が主人公ですが、
「バレンタイン・デイ」は完全に星月(受け)視点です。

おっさん妖精の力で、抱き枕が人間に変身するという設定。
抱き枕を拾った穂高は、そんなファンタジーをすんなり受け入れて、抱き枕とと…

0

新婚神社で抱きしめて 小説

安曇ひかる  麻々原絵里依 

地獄の大魔王×ツンデレエロチェリー

女友達に頼まれ、女装して巫女のバイトをする羽目になった大学生の直(受け)。しかし女装はその神社の宮司、鷹介(攻め)にあっさりばれ、それどころか恥ずかしい落し物まで人質に取られてしまった。凛々しく清廉な宮司姿とは大違いの、意地悪で人をからかってばかりの本性に憤慨する直だったが…。


意地悪な神職の攻め31歳と、ツンデレで意地っ張りの受け19歳という歳の差カップリングです。
カップリング自体…

3

ドMとドSと、ときどきウサギ 小説

夏乃穂足  麻々原絵里依 

もっと長く読みたかった!

高丘(攻め)視点の表題作「ドMとドSと、ときどきウサギ」と、久住(受け)視点の続編ショート「ドMとドSと、ところによりジェラシー」が入っています。

普段はクールでキツい上司だけど、実はうさぎのぬいぐるみが大好きで無いと眠れないという秘密があるという高丘がカワイイです!

久住はゲイですし好きになるのはスムーズに分かるのですが、高丘が久住を年下の友人でなく恋愛相手だと思うようになったのは、…

1

新婚神社で抱きしめて 小説

安曇ひかる  麻々原絵里依 

さらっとあまい読み心地

意地っ張りで天然なブラコン大学生が、ちょっと腹黒なエロ宮司に美味しく頂かれてしまう話。全体的にあまあまでほのぼのとした感じ。主人公の受が攻の宮司に、ちょっとイジメられながら可愛がられるのがイイ。
話としては割りとオーソドックスなBLで先が読めてしまうのだけど、甘い話を読みたい時にはいいと思う。
宮司の幼馴染が当て馬役で出てくるのだけど、何だか面白そうな人物なのでスピンオフ希望。攻と見せかけて受…

2

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

とにかくじれったい

自分がゲイだということに悩んで、その悩みを包み込んでくれて好きになった人が姉の恋人だった、という話が最初から最後まで丁寧にまとめられているなぁと感じる作品でした。
キャラに嫌悪感を抱くわけでもストーリーが破綻しているわけでもないんですが、あまり萌えることも感動することも出来ないまま読み終えてしまったので私には合わなかったんだと思います。

とにかく二人とも煮え切らなくて、読んでてもどかしい……

3

ヘビー×ビューティ “プリティ・ベイビィズ ” コミック

岩本薫  麻々原絵里依 

可愛すぎる34歳!!

 岩本薫さん原作のコミカライズって結構な数出てますが、代表作の「エビリティ」シリーズも、小説の方が断然好みだったし、「発情」に至ってはがっかり感がハンパなかったので、しばらく手を出すのを控えてました。
 本作の絵師さんは麻々原絵里依さん。以前、遠野春日さんの「茅島氏」シリーズでお目にかかった時は特に好きとも嫌いとも感じないまま読み終え、「う~ん、小説の時の絵師さんで漫画も読みたかったぜ・・・」な…

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