麻々原絵里依さんのレビュー一覧

リンゴが落ちても恋は始まらない 小説

松前侑里  麻々原絵里依 

後から色々わかる…

主人公の忍は高校の英語教師です。既婚の外科医と不倫中の麗しいゲイですが、ある日、学長でもある父親に性指向がバレて強引に一人暮らしのマンションから追い出されてしまいます。困った忍は、知らぬ間に次の入居者になっていた同僚の物理教師・暁人と一時的に同居することになるのですが、文系と理系(オタク)でソリが合わない上に暁人は情緒に欠ける無神経男。最初は日常のペースを乱されて戸惑っていた忍が、外科医との別れ、…

0

野獣なボスに誘惑されてます 小説

野原滋  麻々原絵里依 

手堅いお仕事BL

麻々原絵里依さんの挿絵に一目惚れ。
攻め受け共に想像していたキャラとは少し違いましたが、良いお仕事BLでした。

人材派遣会社のプライベートアシスト・入江(受け)は、財閥御曹司・樋口(攻め)の祖母の依頼で、彼の仕事をアシストをすることに。
※プライベートアシストとは、24時間365日ボスをサポートする、秘書の上位互換のような仕事。

入江を「勉ちゃん」と呼び、冗談なのか本気なのかよく分…

10

辛口食堂 コミック

麻々原絵里依 

なんかはぐらかされた感じ

麻々原さんは絵柄がとても好きで続けて読んでる作家さんなんですが、この作品は恋愛モノとしてはちょっと物足りないかな~残念ながら(汗)。
日常のほのぼのとした人間関係を描いた作品としてはいいかなと思うのですが、恋愛としてはどっちつかずで終わってるので、モヤモヤ感が残るのが残念でした。
まぁ、多分東さんは雲井さんのことを憎からず思っているとは感じられるのですが、雲井さんに寝ぼけて他の人の名前を呟かれ…

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雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

何度読んでも泣ける

ものすごく感情移入してしまい号泣してしまいました。姉のことを考え、新開と距離を置く選択をする文人の気持ちはとても理解出来ます。周りのことなんて気にせず、どうせお互い好きなら突っ走ってしまえ!とも思いますが、そう簡単にいかないところがリアルだと思います。
この作品に出てくる人たちはみんなそれぞれ素敵な人ばかりです。文人の友人も、結果的には彼を傷つけてしまいますが、悪人ではありません。登場人物に不自…

9

ケダモノスイッチ 「野獣なボスに誘惑されてます」番外編 グッズ

彼氏におもてなしは不要?

本品は『野獣なボスに誘惑されてます』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、
樋口が初めて入江の部屋を訪れるお話です。

ピンポンとインターフォンが鳴り
家はいそいそと玄関に向かいます。

ことさらゆっくりとロックを外し
視線を外してドアを押すと
深紅の薔薇が目に飛び込んできました。

来たよ 勉ちゃん

百本はあるだろう大きな花束を抱え
樋…

2

COOL~美しき淫獣~ 小説

愁堂れな  麻々原絵里依 

案外ピュア

美貌の刑事、しかもビッチ。
という人物設定に惹かれて購入。

人のモノを盗りたがる。
ノンケの男を引き入れたくなる。
ガタイのいい身体を見ると抱かれたくなる。

そんな悪癖持ちの柚木は、移動初日にまさに好みのいい男をロックオン!
うまい具合にハメて、自分がハメられる、とまぁうまいこと言ったもんだ!の展開に持ち込みます。

ビッチ、というわりには案外ピュア?
そこまでビッチ感が…

1

ブリリアント 小説

火崎勇  麻々原絵里依 

画家だからこそ

表題作と続編の中編2作品が収録されています。
本の裏表紙と同じ「あらすじ」では飾沢(攻め)が主人公っぽいのですが、どちらも紺野(受け)の視点でストーリーは進みます。

「ブリリアント」はある理由から逃げる紺野を飾沢が追いかけて恋人同士になる話、「グレイス」はその後の不安になる紺野の話です。

紺野の理由やアレンの正体は王道的な展開で先が読めるのですが、画家であることを求められているのに叶…

0

狼の見る夢は 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

メイト!

分量たっぷりの人狼シリーズ第3弾。
マットは可愛いし、エロもたっぷりだし、お腹いっぱいになれます。

人狼シリーズって、オメガバースみたいに設定ありきなところが大きくて、アルファだのオメガだの、群れ同士がどうしたのって部分が、この人狼シリーズの前の本はもっと多かった印象があったけど、この作品は「メイト」に的を絞ってあって恋愛糖度は高めに感じました。
ある意味狡い大人と、純粋で健気な若者が、…

2

ハニートラップ 小説

愁堂れな  麻々原絵里依 

結構シリアス

上司に暴言を吐いて栄転?!
所轄から花形の捜査一課に異動になった新妻。配属は謎の部署「特殊捜査係」。
そこで出会った同僚井上は、『相手の体液を吸収すると、その人の心を読める』特殊体質を持っていた……!

セックス捜査官!面白そー!と飛びつきましたが、読んでみるとエロ度よりも井上の抱える哀しさのようなものを強く感じました。
家族の死、能力を気味が悪いと言われる事、誰にも言えない捜査、周囲か…

3

いとしい背中 小説

御堂なな子  麻々原絵里依 

子供っぽい攻めとお子さまなテーラー見習いの話

以前から読んでみたかった本で、ようやく読めました。
ですが、ちょっと自分には合わなかったかな…。

背中フェチで、初対面のはずの攻めの背中に強烈に惹かれた受け。かすかに記憶に残る亡き父の背中とそっくりだと当初は思っています。
テーラーである祖父の顧客の攻めが大企業のCEOであることを知り、祖父の店がなくなる助けを攻めに乞います。身体を代償に差し出そうとしたけど怒られ、テーラー見習いの受けの…

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