麻々原絵里依さんのレビュー一覧

乗るのはどっちだ 小説

愁堂れな  麻々原絵里依 

さらっと読める2時間ドラマ原作風

警察・事件ものBLです。
主人公は麻薬取締官の青江。潜入捜査を得意としていて、ゲイ。そして美形。
捜査上のターゲットが事故死した事件で、警視庁捜査一課警部の紅原(こうはら)と知り合います。
紅原とはなぜかすぐ張り合ってしまうような感じで、表面上はにこやかなんだけど、嫌みというかわざとらしい丁寧さで冷たい会話、という感じです。
この辺、良くも悪くも「2時間ドラマ」的な感覚。
俳優の演技で見…

2

兄弟ごっこ 小説

鳥谷しず  麻々原絵里依 

結構おすすめ

義兄弟ものが好きなので表紙買いで購入しました。
両片思いから両想いになる過程がすごく丁寧で良かったです!

少し気になったところを言わせていただくと、
兄視点が欲しかったなぁと思いました。
あと、兄の性癖(?)が結構変わってて、そこから弟がドキドキしてるのはちょっと違和感もありました。

全体的には弟のもだもだするところとか、両方の嫉妬心が見えたりして、ハッピーエンドとはわかっていて…

3

初恋列車 小説

久我有加  麻々原絵里依 

相手のオタク趣味を尊重出来るって……どれだけ好きなんだ!

電子書籍で読了。挿絵有り(以前も書いたかもしれませんが、角川ルビーの電子版イラストを見るためにはタップで飛ばなければならないので、流れが悪いなぁと思います。出先で読んでいる時はいきなり肌色イラストが出現しない利点はあるのですけれども。痛し痒しとはこのこと)。

自分が夢中になっているものに敬意をはらってくれる恋人。
羨ましいなぁ……その一言に尽きます。
容認してくれるだけじゃないんですよ。…

1

ロマンスの演じかた 小説

砂原糖子  麻々原絵里依 

駆け引きには十年早い!!

ちょっと周りの機微に疎いかな?って感じの高校生・惣一の視点で進行する、不可解な幼なじみに振り回される恋愛もの。
高校生らしいすれ違いとか拙さが味わえる話だと思っていたのに、はっきり言って期待外れだった。

その不可解な幼なじみ、有貴についてだが…
両親の仕事の都合で一人暮らしをしている惣一のアパートに唐突に引っ越してきたり、自身がモテるのを利用して<別れさせ屋>なるものを請け負っていた…

1

嵐のあと「さよならガラスの恋心」番外編 グッズ

気持ちがほっこりする番外編です

コミコミスタジオさんで購入するといただける、おなじみ特典リーフレット。表紙+小説部分が7P、合計12Pのボリュームのある小冊子。サイズが大きいので、麻々原さんの描かれたイラストが大きく見れて眼福です。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。





本編は夏樹視点でしたが、この小冊子は副島さん視点。
時系列は本編終了後。二人の想いが通じてから半年後、という時間軸です。

仕事が…

4

さよならガラスの恋心 小説

伊勢原ささら  麻々原絵里依 

薄幸・健気受けさんがお好きな方にお勧め

伊勢原さんは個人的に当たり外れが大きい作家さまなので購入をためらいましたが、あらすじと麻々原さんの挿絵に惹かれて購入。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。



とにかく受けの夏希が、薄幸・健気受けです。
家族に冷遇され続けた幼少時代。
初めての初恋での過酷な経験。

そんな彼がやっと手に入れた優しい恋人・美樹本。けれど美樹本という男は…。

なっちゃんがさ、と…

5

色悪作家と校正者の不貞 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

皆一癖あって面白い!

菅野先生の本を読ませていただくのは2作目。普段読んでいるのと一風違っていてとっても新鮮でした。
小説家×校正者のお話なんですが、話し言葉にも関わらずとても言葉が丁寧。
表現が文学的といえばよいのでしょうか、時々辞書ひきたくなります。
森鴎外の高瀬舟だの山椒大夫だのが話題にあがったりもします(笑)

また、お恥ずかしながら校正者という方のお仕事内容を、今回初めて知りました。お仕事話がお好きな方は「面…

2

さよならガラスの恋心 小説

伊勢原ささら  麻々原絵里依 

無口同士のカップル

初めましての伊勢原先生でした。
あらすじと麻々原絵里依先生の切なげな受けの表紙に惹かれてコミコミさんにて予約購入。

無口同士のカップルって物語を進める上でなかなか難しい感じがするんですが、このカップル、とっても素敵です。可愛いです。

あらすじは先の方が書いてくださっているので省きますが、受けの夏季のトラウマが重く今の生活と人間性に影響していて、帯にもある、忘れていることが明かされた時…

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さよならガラスの恋心 小説

伊勢原ささら  麻々原絵里依 

きゅーーーーーーーと切なく感じたお話でした

「キューピッド」が大好きだったので購入。
繊細な印象の文章で、麻々原先生の挿絵がどんぴしゃに感じます。
昨日読んだ時はあまりに驚いて、普通にレビュー書けない気がしたので
今日もう一度読んだところ、受けはともかく、攻めの健気さに別の意味で驚き。
せつなさ きゅーーーーーーっといった感じのお話で、健気さん好きな方は
嬉しいのではないかと思いました。
本編240P弱+攻め視点のショート10P…

12

兄弟ごっこ 小説

鳥谷しず  麻々原絵里依 

安眠球って…

「甘い恋のアミュレット」と「甘い愛のカプリチオ」の2編です。p150程の中編と、p70程の小編です。

「甘い恋のアミュレット」
2人が再会し、恋人になるまで。

新任の文学部准教授、理人(受け)は赴任した大学で、18年ぶりに両親の再婚離婚で1年だけ義兄であり初恋の人でもある瑠璃川(攻め)に再会します。
長らく燻っている初恋にケリをつけようと瑠璃川に声をかけたのに、久し振りの再会を喜ん…

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