麻々原絵里依さんのレビュー一覧

クリスマス・スレイブ 小説

シャノン・ウェスト  麻々原絵里依 

酷い目にあったね

この間読んだ本が面白かったので、同じ翻訳者の方の本を。私が慣れたのか、翻訳の先生がうまいのかは判断できないのですが、冬斗先生訳なら何でも読めるんじゃないかという気がしてきましたw お話は読みやすかったですが、いかんせん短い。最後の最後がとっても素敵なんですが、「ぎゃ、終わった!」というぶつ切り感があったので、萌です。
電子でしか売ってないみたいで、私の購入したbook〇iveさんでは表紙以外に麻…

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副業でヒーローやってます! 小説

  麻々原絵里依 

思いのほかシリアス

タイトルと麻々原さんの描かれた表紙につられ購入。タイトルからコミカル寄りなストーリーかなと思いつつ読み始めましたが、シリアスムード満載な作品でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。







主人公は三崎。
不動産会社に勤務するリーマン。
が、リーマンというのは表の顔。彼の正体は実は高性能なスーツを身にまとい、事故や災害が起きたときに人々を救出するヒーロー・「…

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クリスマス・スレイブ 小説

シャノン・ウェスト  麻々原絵里依 

あちらの方にとってクリスマスって特別な行事なんだなぁ、と

『小説ディアプラス2016年フユ号』掲載作品。

『スレイブ』なんていうタイトルで、かつ、麻々原画伯の表紙絵には首輪付きのイラストが描かれておりますが、SMのお話ではありません。ケータリング会社を経営している主人公が人生最悪のクリスマスを迎えて起きるてんやわんやについてのお話です。

しかしこの『ケータリング会社経営』というのは、合衆国に於いて『お洒落な職業』なんでしょうか?
M/Mの登…

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月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

犬の、犬による、人間のためのお話

以前「ホントに鳥だった」というようなレビューを書いたことがあるのですが、似た様な書き出しです。
まず最初に書いておきたいのは「ホントに犬だった」ということ。

ちなみに、私は大の『犬馬鹿』でございます。
『ホントに犬』の話を読んだりしたら、目が曇るに決まっています。
愛する者を見つめる犬の澄んだ眼差しについて書かれちゃったりすると、もうそれだけでメロメロになっちゃうんですもの。おまけに大…

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月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

イラスト無だと個人的にはムシシリーズ(樋口美沙緒/著)の方が好きです。

◆本を読む前に~ 知っておきたかった基礎知識◆
普通の犬があるきっかけで進化し、クイックになる。
クイック(活性)・・・人間になれる犬? 犬になったり、人間になったりも出来る。
スパーク(種火)・・・普通の犬が、人間と深い絆を得ると人間に変化するように(クイックに)なる。それをスパークを得るという。

クイックの子どもは大体クイック。
ランスの家系は、ひいひいおじいさんの代に初めてクイ…

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月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

犬!犬!犬!

翻訳ものは苦手なのですが麻々原先生が挿絵みたくて購入。4冊まで出ている模様で続きの翻訳を楽しみに待ちたいと思います。くすくす笑えたしちょっと涙するし、そして何よりリアルの犬萌えで、萌2です。犬好きじゃない方はどう評価するか想像できない、ごめんなさい(涙)以下、良かった点3点です。

1.カラー口絵はないですが、冒頭にカプのキャラ紹介図が2P、モノクロ挿絵も6Pありました!裏表紙にはかっこいいラ…

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月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

攻めの内心にニヤニヤが止まりません!!

こちら、人狼ならぬ「人犬」が主役の新シリーズになります。
実は最初、このレーベルの人狼シリーズの新作と勘違いしちゃいまして。
だって翻訳者さんも一緒、イラストレーターさんも一緒、タイトルまでそれっぽい・・・。
作家さんの名前の方が間違ってんじゃないの?的に。

で、当然気になってチェックしたのですが、これが面白かったんですよね。
翻訳者さんがお上手と言うのもあるのですが、翻訳ものでは群…

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恋人は、一人のはずですが。 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

そうくるのか

 最後まで、どう着地するんだろう?とドキドキしながら一気読みでした。
表紙の2人の攻様。
読み進めるにつれ、2人の関係性はなんとなく予想ついてきて、もしかしてコレ、ハンカチが必要になるやつ!?と涙腺気にしてたのですが…。
そうかー、そうくるのかー。
今まで私が読んだことのない、予想してなかったラストに着地でした。

 以下、私にしてはなるべくネタバレを明記しないようにはレビューさせて頂…

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君を抱いて昼夜に恋す 小説

久我有加  麻々原絵里依 

大阪言葉の艶に撃ち抜かれる。

関西の方がどう感じるか分かりませんが、ずっと関東住まいの私としてはものすごく色っぽく感じる言葉でした。
作者の後書きにもありましたが、物語が大正時代の大阪のため出来るだけ古い言葉を使用した、と。
おそらく実際に耳にしても色気を感じる台詞回しだと思うのですが、字面も大変艶っぽくて!
受けの八束が「弄て、弄て・・・・・・」と言うシーンがあるのですが、読みは「いろて」です。
なにこのインパクト!…

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色悪作家と校正者の貞節 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

笑い3割、あとは号泣

私、このシリーズがすごく好きかもしれません!
「好きかも」という、非常にあやふやな曖昧表現なのは「ひょっとして、あたしの読み方は間違っているかも」という不安があるからです。
私、このシリーズで笑えないんです。
むしろ、泣けてくる。
それも泣けてくるなんて穏やかなものではなく、号泣しそう。
最近涙もろくなっている(加齢のためですね)のは認めますが、それだけじゃないと思うんです。

以下…

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