麻々原絵里依さんのレビュー一覧

狼の見る夢は 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

愛は偽りを越える

人狼シリーズ第3弾。
第2弾の「狼の遠き目覚め」のラストからの流れでレミの弟・スターリングの話になると思いきや、1作目「狼を狩る法則」のキートンの兄・オーブリーが主人公でした。
つまり内容としては1作目の後日譚的な展開。というのも、「〜狩る法則」で起きた事件が本作で大きな意味を持ってくるため。
作品のページ数でも一番長く、登場人物たちの立場と葛藤、サスペンス的な部分もあり読み応えは充分。

3

恋する罪のつづき 小説

いおかいつき  麻々原絵里依 

惜しい!

本格推理ものではないですが、犯人を特定する処に『謎解き』要素がありますので感想だけ書きます。

あらすじに『山奥の廃校での同窓会』とありますが、これ、バスケ部の同窓会なんですね。『山奥の廃校』って高校時代の合宿場所だったところで、今も貸出をしている場所なんです。
集まって皆でバスケをする和やかなシーンが最初にありまして、これがね、その後『起きた事件とその真相』を知った後では、かなり印象が変わ…

1

狼の遠き目覚め 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

Dom/Subのロマンス

人狼BL第2弾。「狼を狩る法則」に続く2作目です。
主人公は、前作で瀕死の怪我の後、人狼の血を与えられて人間から人狼になったレミです。
ところが、レミを助けたキートンのボディーガード・ジェイクが、レミが自分の「メイト」であると気付き…
ひどいホモフォビアで人狼の存在など夢にも思わなかったレミがジェイクに欲情し、ジェイクの方もレミに手を出すわけにいかず自制に苦しむ。そんな2人の姿に萌える!

1

狼を狩る法則 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

恋愛以上の伴侶愛

長い休みに長いシリーズ!と思い、久々に発掘して再読。
久々に読むと、やはり日本のBLとは一味も二味も違いますね。
描写がドライなのかな…曖昧さのないストレートな感じ…
本はズシッと重く、ボリューム的にも内容的にも読み応えあり。
内容は人狼もののファンタジーです。
今のオメガバースに通じる「メイト」(伴侶)という世界観。メイトはいわば運命で自分では選べません。
また、主人公チェイトン(チ…

2

3ヶ月限定の彼 小説

かなた琴子  麻々原絵里依 

アーティスト同士の恋

麻々原先生のイラストと、「限定」という言葉に弱いので、それに惹かれて読みました。

三条怜(受)の視点でストーリーは進んでいきます。
グラフィックデザイナーの怜は「愛」がテーマの作品を作るために、「ラフ画をくれるなら何でもする」と言う写真家の瀬波仁(攻)に、3か月間恋人になるように言い、同居を始めるという話です。

ストーリーは王道で、一緒に過ごしていくに連れ、仁に惹かれていくという展開…

0

祟り神様の愛し子 小説

高岡ミズミ  麻々原絵里依 

祟り神だけど!

高岡ミズミ 先生の描かれる異形のものや神様系の出てくるお話、大好きです!
祟り神とあるのでそういうシーンもあり、悲しい出来事もありますが、基本はすごく甘いお話です!
不思議系のお話好きならお薦めです!私は大好き系です!

そしてそして、甘さの元は、祟り神様の人となりがチャーミングだからです!
祟り神さまは、夜尾(やび)様として祀られている黒羽という大鴉。
悲しい過去を背負っているけど、…

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祟り神様の愛し子 小説

高岡ミズミ  麻々原絵里依 

ふつー

癒やしを求め溺愛ものを読もうと思ったが、まさかの糖度低めな一冊。
ストーリーは悪くも良くもないですが、キャラにあんまり魅力を感じないです…
たぶん三日後に全部忘れるかも。

1

副業でヒーローやってます! 小説

  麻々原絵里依 

申し訳ない、”アメコミヒーロー風”ってのが邪魔だった

2018年刊。
恥ずかしながら自分には厨房ちっくな嗜好が残っていて、未だに陰謀を抱えた秘密結社とか悪の組織に対抗するってシチュエーションが大好きだったりする。
脇役の天才科学者・菅生なんてモロに好みの偏屈者キャラで堪らなかった。

ただ、アメコミ自体は恰好良いとは思っていても自分の中ではBL萌えってのがない。
まぁとにかくフツーにBLを楽しみたかった訳だが、この話ってどうしても”アメコミ…

1

若様のヨメ 小説

久我有加  麻々原絵里依 

若様とバカ様のギャップが面白い

ハイスペックイケメンなのに、受けのことが好きすぎて残念になってしまう攻めが好きなので、楽しく読めました。

小学四年生の時に、一目惚れした光(受け)に「おまえは俺の嫁になれ」宣言をして以来、アタックを果敢に繰り返してきた攻めの兼城。
その後転校が決まった光にしがみ付いて号泣するもんだから、なだめ疲れてすっかり面倒になった光が「今度、桃栗に戻ってきたとき、おまえがちゃんとした大人になってたら、…

2

ヘビー×ビューティ “プリティ・ベイビィズ ” コミック

岩本薫  麻々原絵里依 

上目遣いで見ないで―

岩本先生20周年記念特集で知った作品。麻々原先生が好きすぎて購入。いつもは挿絵ぐらいでしか拝見できない絵を超堪能できて幸せ・・・お話はさくっと終わるのですが冷静な判断できてません、萌2でお願いします。(ebo〇kjapanさんで購入、カバー下のようなものや裏表紙は無し、カラー口絵あり)

プリティ・ベイビィズ(コミカライズ1作目?)で出てきた強面一匹狼の刑事さん(伊吹)とその上司である新宿署刑…

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