麻々原絵里依さんのレビュー一覧

王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

感情に理性が追い付かない怒涛の面白さ

薄幸の美少年リオが魔術師ユリウスや貴族ユリヤらとの出会いを経て、王の使徒となる運命に翻弄される長編異世界ファンタジー。
様々な苦難や経験を経て受が精神的に強く、逞しくなっていくという非常に樋口先生らしいお話だと思います。

1冊ぶっ通しで読み終えた時、現実の時間軸が麻痺してしまいました。
本当にリオと共に長い旅を、そして30日の選定期間を駆け抜けたかのような気分。
読者を引っ張るさすがの…

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王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

夢中で読んだ

さすがの樋口先生でした。面白くて夢中で読みました。主人公のリオや他の登場人物もそれぞれ魅力的でした。
BL的要素は最後にユリヤとちょっとだけしかありませんが、それだけでも満足でした。
リオが儀式の相手に誰を選ぶのかと、城に着いてからずっとハラハラしていたのでユリヤでほっとしました。

リオの正体、ユリウス、ユリヤ、国王の関係が何となく察せられます。それでも本当に正しいのか最後に答え合わせを…

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スタンドイン(小説)

二重螺旋のエピソード「スタンドイン」の小説版をようやく発見・・・後発ファンなので探した探した。
雑誌Chara2012年8月号に掲載された円陣先生のコミック「スタンドイン」よりこっちの小説が発表先だったんですね(そりゃそうだ)。円陣先生のVoice or Noiseのエピソードも嬉しかったので、萌2にしました。以下読んだものだけコメント。

1.クラウスによる相対的恋愛の法則「わが愛しのドク…

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王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

ファンタジーとBLの見事な融合

あー、すごい面白くて余韻に浸っています。
ファンタジーの中にBLがあるのでも、
BLの中にファンタジーがあるのでもなく、
どちらも存在感があって二つがちゃんと融合しています。
私は読んでいるうちに、『里見八犬伝』を思い出しました。

ぺージをめくるとすぐに、今回の主人公もしんどい子なんだなぁというのが分かります。
貧しくて今日の食べ物にありつく事さえ困難な日々。
〝野良犬〟扱いされ…

11

王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

まだまだ謎が多いけど面白いッッ!

(評価は神寄りです)

面白かったーーーッヾ(*´∀`*)ノ
ファンタジー読み慣れてなくても混乱することがなく、
スルっと世界観に入り込めて読みやすかったです。

分厚いから読み応えあるぞ♪とウキウキで読みましたが
一部同心円状グルグルする部分は読んでも読んでも進まない疲労感は少々感じました。

それを差し引いても大満足の面白さだったし、
まだまだ謎が多いので2巻が楽しみで仕方…

5

王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

本格派ファンタジーです。ストーリーとして、文句なしに面白いです。

王を守護する「七使徒」がテーマとなる、本格派ファンタジーです。

こちら、370P程度あるんですけど、まだまだストーリーとしては、これから本番って感じなんですよね。
あちこち謎だらけで、気になって気になって眠れんわ!
また、主人公を襲う運命が過酷すぎて、胃がキリキリしてくるわ!
いやもう、マジかー。
ここで終わるかーーーー。

ちなみに、ラブとしても、まだまだ入り口。
BLとして…

20

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

攻めザマァ!!!!

普段、小説は読まないのですが、私の好きな攻めザマァ展開だということで初めてBL小説を手に取りました。

初めてでしたがスラスラ読めて小説もなかなか面白いな!と思えました。

肝心な内容ですが、絵のことになると恋人そっちのけで没頭してしまう克己と、そんな恋人の世話を焼くチャキチャキ系の昭良。

克己がどれほどかというと、絵のインスピレーションが浮かぶとデートの約束も忘れ、連絡もなしに昭良…

6

クリスマス・スレイブ 小説

シャノン・ウェスト  麻々原絵里依 

クリスマスに対しての「幸せ」強迫観念は日本と同じなんだね

電子での海外BL短編。

うーーん…
やっぱり短いからなんでしょうか。ラストに向けてバタバタ〜〜っと解決に向かってしまって、あら、このまま終わっちゃったよ…という感想しかないんです。
冒頭は、クリスマスイブまであと6日というのに不実な恋人に裏切られて、家の電気も水も止められ、一文無しで、家も失いそうな状況の男性・マイケルの、あまりにも可哀想な現状から。
漫画みたいな悲惨さで、逆にコミカル…

1

光の雨 ―贖罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

光の中を歩く

上下巻の下巻。どうなるよとハラハラしていたら、最後の20Pほどで光に救済された心地になれました。ここだけ3回は読み返しましたよ、あまりの嬉しさに。骨太検察官のお仕事話、290Pほど+あとがき。平河寮シリーズお好きな方でしたら一度お試しください。色っぽいお話はほぼ無いに等しいので、そこだけはご留意を。

7年間の思いを払拭できたのに、東京地検特捜部への応援に行くことになり、またもや不安を抱く事態…

6

光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

検察官

かわい先生に飢えて、よく調べもせずに買ったら「下巻!」だったので、慌てて当本をkindleさんで購入(カラー口絵も挿絵もなかった(涙))。2000年ごろに書かれたお話を改稿・改題され「光の雨-贖罪ー」との2冊で完結というお話にされたとのこと。ごっついどっしりお仕事(検察官)話で甘さは微塵も感じませんがめちゃくちゃ良かったです。普段「好きだな」と思うBLの評価は「甘い、楽しい、癒される」を基準にして…

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