麻々原絵里依さんのレビュー一覧

今宵、月の裏側で 小説

安曇ひかる  麻々原絵里依 

ほっとけない宇宙人級の変人美人

今までノンケの年下x美形だけど常識の通じない変人。

舞台は法医学教室。
主人公の助教・姫谷景は、見目は麗しく、解剖等の仕事は正確で有能、しかし生活面的には全く関心がなく、他人との会話もずれている超変人。
当然恋愛方面にも無関心で、31才、恋人はおろかキスも射精体験もない。しかしながら女性に襲われて挿入経験はあるという……
そんな景が淋しい人に思えて、研究室の院生・天見悠月は景が気にかか…

1

ヒトの世界の歩きかた 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

本物の男の生き方

■ローマン(保安官助手)×マット(麻薬取締局員)

「月への〜」で頑強で強面の190cmの男と書かれていたので、海坊主(ファルコン…シティー○ンターの)を想像していたマットが主役です。すっかり脳内は海坊主のイメージで定着していたせいで脱却が大変でした。いや、結局最後まで海坊主の名残が脳内に…

海坊主と悩めるクローゼットゲイの作品と認識したにも関わらず、楽しく読めたと思います!合法的おねシ…

5

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

愛すべき駄目な大人の恋物語

小中さんの書くちょっと駄目な大人のBLは読後感が悪くないので大好きです。

売れっ子画家x学生->新米社会人カプで、すれ違い…というと一見スパダリものっぽい設定ですが、攻めが良い感じに駄目な人ですw だけどそこが良い。

この攻の駄目さの具合の匙加減が見事で、イイ男として登場したはずが駄目な所がボロボロ出てくるのに、何か憎めない。攻も受側もお互いに愛情あるのがきちんと書かれてるからか…

5

月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

ゴールデン・ベル

■ランス(保安官)×ティム(移住者)
面白かった!勢いでどんどん読めました。
ミステリ要素がある小説で、BL的にはよくてもミステリ部分がどうもな〜って作品が多い中、こちらは楽しく読めて大変嬉しい。

主役2人がどちらも魅力的だったのも大きい!ランスみたいな真面目な男が、恋によって規律を破ってみたり、優先順位を変えたりするのが大好きで。ティムみたいなタイプは自分にとっては好きか嫌いかの瀬戸際…

7

狼の見る夢は 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

ルーベの王様

シリーズ進むにつれてどんどん好きになります。

◾︎オーブリー(キートンの兄)×マット
相変わらず、前巻と比べてこんなキャラクターだったっけ?となるけど、メイトから見たメイトはほとんど別人なのだと思えばそれもまた。

コードにアドバイスをしてオーブリーの怒りに触れた後、月明かりの下のマットの描写が美しくて好きです。絵画のようだ。
マットがとにかく可愛いから、オーブリーの振る舞いにずっと…

3

狼の遠き目覚め 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

シリーズ2作目

「狼を狩る法則」からのシリーズ2作目。「狼を狩る法則」より断然こちらが好きでした!前作でちょっとハマらなかったなって方も、こちらはまた雰囲気違うので試してみていただきたい。この作品は翻訳物だけどかなり読みやすい気がします。カタカナ名の登場人物多めで名前を把握しきれなくなっても気にせず読めば大丈夫。

以下、ネタバレあります!

まず、前作ほどイチャイチャしたり常に勃起したりはしていません笑…

1

星に願いをかけるには 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

ねえ、パンプキンちゃん?

シリーズ初クイックとクイックのカップル。
365ページという読み応えたっぷりの厚み、でも中だるみ感なく飽きさせない展開で最後まで楽しく読めました。
ランスとティムの娘(パンプキンちゃん!)の登場・恋愛・クイックの謎・未知のウイルスの発見・罹患者の救助・当て馬の登場、ドキドキとハラハラが詰まってます。
麻々原絵里依先生の描くマイロの儚さ漂う姿も好き。

とにかくマイロが健気で可愛かった。

4

狼を狩る法則 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

チーズ・マカロニ

◾︎チェイ(獣医)×キートン(歴史学教授 日本で言うところの教授とはちょっと違うのかな?講師ぐらいかな)

股間が熱くなりすぎで、自身が元気になりすぎで、つまり勃起しすぎ。どのページでもソコを誰かしらが滾らせている。振り返ればずっとイチャイチャしてた。
リバ好きには非常に良いリバでした。リバ初心者にも良いリバな気がする。チェイが挿入されながらも、主導権を持ってキートンに命令するのがセクシー。…

1

星に願いをかけるには 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

可愛かった―!!!

このシリーズは1作目のみ読んだことがあり買うか悩んだのですが、なんといっても愛すべきモノクローム・ロマンス文庫。
応援の気持ちも込めて本屋で購入しましたが、想像以上に良かったです!

裏表紙のイラストから気になっていましたが、とにかくマイロ(受け)が可愛い!!

天真爛漫で正に天使という言葉がぴったりな愛くるしさ。
人間になりたてなため言動や仕草は無垢な子どものようで、けれども見た目は…

4

星に願いをかけるには 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

今まで気づかなかったんですが

このシリーズのタイトル『How to』ものだったんですねーっ!
今更気づいて感心しちゃったんですよ。
このシリーズって『人のなり方』であり『犬のなり方』でもあるのだな、って。

確実に、間違いなくM/Mなんです。
でもね、どうもこのシリーズに書かれているクイックと人の、あるいはクイック同士の結びつきは『恋愛』って言うよりも『あなたを大切に思う気持ち』と言った方が、私にとってはしっくりくる…

5
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