麻々原絵里依さんのレビュー一覧

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

ラストシーンが美しい

私にとっては初めての作家さんでしたが、あとがきを読んでデビュー20周年のベテラン作家さんだと知りました。
あらすじも知らず、多分ランキングに入ってる時に買ったのだと思います。
不老不死の男と転生する男のファンタジーBLでした。

最初の出会い方がなんだか唐突な感じがして、その後の展開にも「そんなに上手くいく?」と感じる所が序盤にはあるのですが、読み進めると何故そういう風に2人がするすると引…

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幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

不老不死とは

作家さん買い。
最初はあらすじを読んでて「どうかなぁ、不老不死ってファンタジー寄りなんかな〜」と入り込めないかもと不安でしたが、読み始めたらなんのその。

死ぬことが出来ない司波、それをなんとか助けてあげたい矢代。矢代には過去にトラウマを受けたのか、閉所、暗所に恐怖を感じるという精神疾患があり、今は休職中の身。
矢代はいつの間にか司波に対する感情があることを自覚します。司波の方も同じように…

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ほろ苦くほの甘く 小説

遠野春日  麻々原絵里依 

ノスタルジックなオフィスラブ

あまりのモダモダについつい読むのをやめられず、、夜更かししてしまいました。一般企業のリーマンモダモダが好きすぎる、さらに麻々原先生のイラスト最高なので、萌よりの萌2で。

平成以降のみなさまにはあまり馴染みがないと思うんですが、昔々、”金曜日の妻たちへ”という不倫ロマンスのドラマシリーズがあって(さすがに当時は私も子供でしたが…汗)、そこに見られた緩やかな背徳感に通じる私好みなムードをなんとな…

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王を統べる運命の子② 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

謎が分かってくる!?王宮編!


「鞘」となったリオが王宮に上がったことで、また新たな問題と謎が出てくる第2巻です。
リオが落ち込んでは喜び、悩んで…と、ず~っとグルグルしています。

ユリヤはというと…まぁ~~素直じゃない!
素っ気ないしツンツン。でも…でも!!
後半にかけて徐々に愛が…これは、まさに樋口先生っぽい攻めだなぁと思いました。

そして2巻の終わり辺りから新事実が発覚して私、大混乱~!!(笑)
3…

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だってそんなの知らない 小説

椎崎夕  麻々原絵里依 

受けの子を受け入れられるかどうか

かくいう私は受け入れられたので、お話も楽しく読めました。
いつも通りのぐるぐるぐるぐる逃避自己完結型の受けちゃんと、今回は包容力たっぷりの義兄の親友が攻めのお話です。

お話を通して攻め様はず〜〜〜っと受けちゃんの事が好きです。もうどうして受けちゃんは気づかないかな〜〜〜ってくらい受けちゃんのこと大事にしてます。

けれども、受けちゃんの周囲に居た家族は、受けちゃんが自分自身を大事に思え…

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若様のヨメ 小説

久我有加  麻々原絵里依 

一途さに慄く

テンポが良くて楽しく読了。
光は桃栗に戻ってきた時点で、運命が決まってたように思う、桃栗市役所を受けたのも無自覚な中で兼城の存在があったのかな。
兼城の一途さもすごい、1歩間違わなくてもストーカーだけど(笑)脇目も振らず光一筋で、光に好かれる為に努力して、結果できる男になってて、そんな所も光に刺さったんだから感心する。
正直じい(左門)を使ってまであの手この手で策を弄して、離れてる間も見張っ…

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ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

愛が重い2人

もやもやから最後の最後ですっきり。画家の恋人克己に尽くす会社員の昭良。感心するぐらい尽しても克己は当然って態度で、昭良がやるせなくなるのも解る。おまけにリオンが克己と同居するようになり、蔑ろにされ、匂わされ…極めつけの「昭良がいてくれて楽だった」なんていわれるとね。酷すぎる。別れは必然だったと思う。ただ、ここからの克己の粘りがすごかった、変人ゆえかな?結果克己の粘り勝ちだけど、克己を嫌いになりきれ…

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夢みるアクアリウム 小説

真崎ひかる  麻々原絵里依 

歳の差萌?

最初は、隣のお兄さんと、自分の自由気ままにやってる兄貴との恋愛三角関係か?と思いながら読んでたら、いつの間にか市有地の別荘に転がり込んでて…
そこで出会った30男のヒロセと不思議な生活を送るうちに惹かれていっちゃったというかストーリー。

ある日、用事のために出かけたヒロセは戻らず、スーツの変な人にヒロセが戻らないことを告げられる。失意のうちに、家に戻り、料理の道へ進む。
再会したヒロセは…

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王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

BLで泣いたのはこれで3度目


BLでめったに泣かない私ですが、これはもう泣いてしまいました。

しかも現在3巻まで発売中の中の1巻めですよ!?
す、末恐ろしい…。
というのも、泣いたことが3回あるうちの2作は樋口美沙緒先生の作品なのです。

また、樋口美沙緒先生の中では比較的、読みやすかったです。

先生の中では珍しいファンタジー作品で、異国のお話なので登場人物がカタカナ名で主要な人物が7人以上登場します。…

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ほろ苦くほの甘く 小説

遠野春日  麻々原絵里依 

ノンケ略奪ラブ

作者曰く、路線変更作品。恋愛心理をしっかりと追うものを書きたくてチャレンジしたそう。イラストは麻々原さん。

ゲイ受けがノンケ上司に恋情を抱き、葛藤を繰り返しながら最終的にゲットしていくお話。恋って理性がきかなくなっている状態だから、好きな相手を目の前にすると緊張したり、叶わないなら諦めようとヤケになったり、どうせ振られるんだったらと思い切って迫ってみたり、挙動がおかしくなる受けの心理状態はよ…

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