麻々原絵里依さんのレビュー一覧

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

無神経×健気

 ずっと受け視点で進んでいくから、誤解のさせ方が上手い。
 描写がうますぎて、リオンが出てきてからの場面は、昭良と一緒になってハラハラした。

 攻めざまぁとは思わなかった。悪意があって受けを貶めたりしたわけでもなく、クズでもないのに。どこにザマァ要素がある?

 無神経執着依存攻めが最高。芯固めな健気受けと相性よすぎる。シチュエーションとカップリングの設定が最高で、それはそれはストーリ…

4

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

謎解きと自分探しの旅でした

2巻の終わりで衝撃的な終わり方をしていましたが、とりあえず、リオは期間限定で生きながらえる事が出来ました。しかし、残ってる命は生き返ったユリヤと100日も満たない日数しか生きられない。
3巻では、リオがこの期間限定の残された命と、自分の命の価値、生きることの意味、幸せの意味。延々と考えながら旅をします。北の塔の謎、そこから、魔女が先王の妃になって何をしようとしていたのか?目的を探る為に魔女の行動…

2

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

ラストシーンが美しい

私にとっては初めての作家さんでしたが、あとがきを読んでデビュー20周年のベテラン作家さんだと知りました。
あらすじも知らず、多分ランキングに入ってる時に買ったのだと思います。
不老不死の男と転生する男のファンタジーBLでした。

最初の出会い方がなんだか唐突な感じがして、その後の展開にも「そんなに上手くいく?」と感じる所が序盤にはあるのですが、読み進めると何故そういう風に2人がするすると引…

2

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

不老不死とは

作家さん買い。
最初はあらすじを読んでて「どうかなぁ、不老不死ってファンタジー寄りなんかな〜」と入り込めないかもと不安でしたが、読み始めたらなんのその。

死ぬことが出来ない司波、それをなんとか助けてあげたい矢代。矢代には過去にトラウマを受けたのか、閉所、暗所に恐怖を感じるという精神疾患があり、今は休職中の身。
矢代はいつの間にか司波に対する感情があることを自覚します。司波の方も同じように…

3

ほろ苦くほの甘く 小説

遠野春日  麻々原絵里依 

ノスタルジックなオフィスラブ

あまりのモダモダについつい読むのをやめられず、、夜更かししてしまいました。一般企業のリーマンモダモダが好きすぎる、さらに麻々原先生のイラスト最高なので、萌よりの萌2で。

平成以降のみなさまにはあまり馴染みがないと思うんですが、昔々、”金曜日の妻たちへ”という不倫ロマンスのドラマシリーズがあって(さすがに当時は私も子供でしたが…汗)、そこに見られた緩やかな背徳感に通じる私好みなムードをなんとな…

1

王を統べる運命の子② 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

謎が分かってくる!?王宮編!


「鞘」となったリオが王宮に上がったことで、また新たな問題と謎が出てくる第2巻です。
リオが落ち込んでは喜び、悩んで…と、ず~っとグルグルしています。

ユリヤはというと…まぁ~~素直じゃない!
素っ気ないしツンツン。でも…でも!!
後半にかけて徐々に愛が…これは、まさに樋口先生っぽい攻めだなぁと思いました。

そして2巻の終わり辺りから新事実が発覚して私、大混乱~!!(笑)
3…

1

だってそんなの知らない 小説

椎崎夕  麻々原絵里依 

受けの子を受け入れられるかどうか

かくいう私は受け入れられたので、お話も楽しく読めました。
いつも通りのぐるぐるぐるぐる逃避自己完結型の受けちゃんと、今回は包容力たっぷりの義兄の親友が攻めのお話です。

お話を通して攻め様はず〜〜〜っと受けちゃんの事が好きです。もうどうして受けちゃんは気づかないかな〜〜〜ってくらい受けちゃんのこと大事にしてます。

けれども、受けちゃんの周囲に居た家族は、受けちゃんが自分自身を大事に思え…

1

若様のヨメ 小説

久我有加  麻々原絵里依 

一途さに慄く

テンポが良くて楽しく読了。
光は桃栗に戻ってきた時点で、運命が決まってたように思う、桃栗市役所を受けたのも無自覚な中で兼城の存在があったのかな。
兼城の一途さもすごい、1歩間違わなくてもストーカーだけど(笑)脇目も振らず光一筋で、光に好かれる為に努力して、結果できる男になってて、そんな所も光に刺さったんだから感心する。
正直じい(左門)を使ってまであの手この手で策を弄して、離れてる間も見張っ…

1

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

愛が重い2人

もやもやから最後の最後ですっきり。画家の恋人克己に尽くす会社員の昭良。感心するぐらい尽しても克己は当然って態度で、昭良がやるせなくなるのも解る。おまけにリオンが克己と同居するようになり、蔑ろにされ、匂わされ…極めつけの「昭良がいてくれて楽だった」なんていわれるとね。酷すぎる。別れは必然だったと思う。ただ、ここからの克己の粘りがすごかった、変人ゆえかな?結果克己の粘り勝ちだけど、克己を嫌いになりきれ…

2

夢みるアクアリウム 小説

真崎ひかる  麻々原絵里依 

歳の差萌?

最初は、隣のお兄さんと、自分の自由気ままにやってる兄貴との恋愛三角関係か?と思いながら読んでたら、いつの間にか市有地の別荘に転がり込んでて…
そこで出会った30男のヒロセと不思議な生活を送るうちに惹かれていっちゃったというかストーリー。

ある日、用事のために出かけたヒロセは戻らず、スーツの変な人にヒロセが戻らないことを告げられる。失意のうちに、家に戻り、料理の道へ進む。
再会したヒロセは…

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