麻々原絵里依さんのレビュー一覧

光の雨 ―贖罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

ストイックすぎる男たちのドラマ!

検事のお仕事ものでした。
ラブのほうはちょっと落ち着いてしまって、そんなに萌え上がらなかったです(汗)。
でもですね、旧作を読む楽しみに満ちた作品だと思います。今からちょっと前の時代の雰囲気に、こうだったな、あぁだったなとしみじみしながら読み進めました。

萌え上がらなかったといいつつ、くぅ〜!!野々宮ってば澄ました顔してやってくれる〜〜!!とキュンしたのが、、遠距離恋愛になることに考えす…

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光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

ストイックな男たちのドラマ!

意味深な表紙にそそられました。うっかり執着攻をイメージしてしまいましたが、たしかに、検事という仕事は事件に執着してなんぼ!だから間違ってなかったと思います。はい、検事のお仕事ものとしての読み応えがあって、旧作ならではのよさ、その時代にしか描けない作品の味わいというものも堪能させていただきました。平成11年設定なのでスマホはありません。いまよりちょっとゆるやかだったあの頃を思い出しながら楽しみました…

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星に願いをかけるには 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

何回も読み直したい作品

理系で神経質な男で誰にも心を許さない攻めが純真無垢なクイックになりたての受けによって変わっていく様子、最高です。生まれつきクイック×なりたてクイックの組み合わせ。
受けのマイロはクイックになりたてのため言葉がたどたどしいのがとても可愛いかったです。
ちょうど未知のウィルスが題材になっているためしんどい場面があったらどうしようかと不安にもなりましたが、あまりつらいシーンは無く続きがどうなるのか気…

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行き倒れの黒狼拾いました 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

歳下ワンコと歳上美人の時代物ファンタジー

着物や褌の登場する時代物で、狼獣人が登場しちゃうファンタジーです。でもしっちゃかめっちゃかにならない、明るく楽しいお話でした。

攻は異国から来た狼獣人。食い逃げとしてトラブルになっていたところを受の大店の長男に助けられ、衣食住を与えられて変わっていく…。

今で言う百貨店のような大店で働く2人の話はわくわくと楽しい!
恋愛面でも攻のクロを助けて沢山与えていく受の夢路が、どこか不安を抱え…

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恋するヒマもない警察学校24時!! 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

惜しい

ただ、萌えるかどうかというと、ちょっと違うんですよね。
謎解きに重心が置かれてて、二人の間の関係の移り変わりはうまく書かれているんですが、ページ数が割けないからかも知れません。

犯人逮捕までの道のりはうまく練られていて、そうなるのか〜と感心しました。
尊と朝陽の関係は、相手の思いを勝手に?思い込んでいたからこそ生じる誤解から始まります。どうも優等生の尊は朝陽のことを嫌っているかのような態…

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月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

犬好きなら分かるのかも

これ、舞台が犬になれる人間、人間が犬になれる?がベースになっています。
保安官としてマッドクリークの町で暮らしているランス。彼の前によそ者としてやってきたティム。

クイックという特別な力を持った犬達が暮らしている町はよそ者に警戒心が強く、ティムにも疑いの目を向けます。
犬になってティムの前に現れたランス。ティムの独り言(犬相手なんで)をランスは聞きながらティムを好きになっていきます。

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恋の花咲く 小説

椎崎夕  麻々原絵里依 

性悪を偽装する芸術家が、本来の自分を見抜く恋人を得る話

単純なBLじゃなく、女性も絡んでくる。
濡れ場少な目。 心情描写重点。
焦れ焦れでグルグル回って前に進めない、トラウマ持ちが主人公。

心理描写が秀逸、構成がとても面白かったので、椎崎夕さんの他の作品も読んでみる。

★登場人物をメモ・・大体粗筋が分かると思う。

伊織:版画家。作家名は桐原織。混血、綺麗で華奢。祖母や年よりに優しい。
外観と、尻軽な母の噂で虐められて育ったので、…

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行き倒れの黒狼拾いました 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

ワンコ大好物人間なんで、大変楽しく読めました。

拾った当時のクロは色事に免疫がなくて、超ウブで、めちゃ可愛い。
口づけひとつで顔真っ赤になって、おまけに暴発しちゃうし、あわあわしてる姿がめちゃ可愛い。
クロは誇り高き狼系獣人のはずなんだけど、夢路の前では素直な大型ワンコでしかなくて、夢路の言葉一つで尻尾ぶんぶんさせたり、耳をペショ…とさせてしまうところがめちゃ可愛い。

ワンコ攻め好きのツボをこれでもか!!と押さえてくださっていて、超楽…

4

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

引っかかったのはラストじゃない

欝々とした雰囲気が漂う作品で、重苦しさから逃れたい一心でぐいぐい読める。切り替え頻度の高い両視点に感情移入を阻まれ、無心でストーリーだけを追えて面白い。前半半分までは神評価。ラストはとても好き。

メイン二人はどちらも秘密を持っていて、どちらの視点に移っても暗くしんどい。わずかな明るさが見えると、すかさず光を閉ざすように意味深な描写を差し込み、どんよりした空気を保ち続けるのが良い。素っ気ない文…

2

狼を狩る法則 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

先に小説を読むべきだったかも

コミカライズを読んでから小説を読みました。そしたらコミカライズの完成度にびっくり!こんなに分厚い本なのに2冊のコミックでしっかり網羅されてます。正直小説の方は新鮮味がなく、うんうんあったよねって感じで。
違うといえばやたらエッチばかりしてるところですかね。
すぐ相手のアソコを見て勃ち具合をチェックするのとか。

小説のほうがキートンがチェイに愛され自分の居場所や帰る場所ができて満たされる様…

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