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18/20(合計:196件)
山藍紫姫子 本仁戻
はちみつ
ネタバレ
想像していたより読みやすくそこそこ楽しかったです。刑事という役職柄事件に係わりつつ話が進むわけですが、猟奇的な事件内容や事実関係が興味をそそり退屈しませんでした。あっさりした事件解決はそれ専門の小説とは比ぶべくもなく、しかし不満も感じませんでした。そもそも“事件簿”とはありますが少なくともこの巻に関して言えば事件そのものよりスタンレーとロスフィールドの接近をメインに据えたものだと受け取れます。また…
本仁戻
なつめ
お互いに異性の恋人がいながら恋しあってるの山咲と藤尾。 愛する女達に恋することを許された二人は恋が許す範囲で関係を持つ。 そんな彼等の行き着く先は… カオス…面白かった。先が読めなくてすごく引き込まれました。 が、しかしキャラの気持ちは理解できない。 愛と恋の違いって何?多分明確な違いなんて定義されてないんじゃないでしょうか。 そんなの各々の解釈によって千差万別ですよね。 山咲に藤尾そして…
茶鬼
『飼育係理火』の第2部になり、ヒロの兄・テツのお話になります。 ここで明らかになるあの「タスケテ」「ママ」の言葉の意味。 衝撃的なテツとヒロの母の自殺とテツの過去。 それが根深いトラウマとなるのですが、すでに母の自殺の時点で壊れている? テツが唯一求めたもの、それは「ママ」 テツが「アレ」を使えば・・・という「アレ」とは一体? 11歳にして大人の女性をよがらせるその魔性。 弟との禁忌…
およそBLとは呼べないかもしれないほどの、暴力とセックスがまん延する学園モノ。 この作品は全くクスリとも笑わせる要素を一切持ちえていません。 ただひたすらに破滅へと向かうような彼らの姿と、どうしてそこまで走らせるものがあるのか、ただ単にテツのこと、理火の存在だけでは片付けられないほどに膨張していると思われる暴力とセックス。 この巻では、それのケリを付けるために理火が動いた形になるのだろうか?…
閉鎖的な全寮制学園でのヒエラルキー そこに存在する抑圧・暴力・セックス・カオス。 それの頂点に存在するのがサロンとその「A」(エース)達。 リンチから逃れるため、サロンのメンバーになりたいと望む生徒達。 そんな学校に外部受験で入学したのが夏目ヒロ。 兄・テツの死の理由が知りたくてやってきた彼はサロンの飼育係・理火と知り合う。 テツの死の謎、レイプ、それらが混とんとして、まだまだ謎の中で…
ジェイ
男前のサラリーマン藤尾×美形・イラストレーターの山咲のお話。 本当にすごい。どろどろしていて面白い!! 今、新装版とか出て手に入りやすくなってますが、私は、そのちょっと前にハマリ、3巻とかもうほとんど売ってない状態の中、いろんな古本屋を巡ってゲットした経緯があるので感慨もひとしお。 大学時代に出会った二人。しかしその出会いは偶然ではなくて、山咲の超絶タイプの藤尾に山咲がしかけるとこ…
すごく衝撃を受けました。男だけの閉鎖された空間だからこそこうした歪んだ仕組みが生まれるんでしょうか? 学園の憧れの的リカちゃんは、飼育係というポジションについているのですが、ママなんです。存在がママ。 サロンという支配階級があり、強姦・暴行が横行している高校に入ったヒロは、リカと同室になるのですが、ヒロはリカを神聖視することはなく、普通に接していくので、リカの狂った心の鎮静剤。ヒロが本当…
本当に面白い作品!!今は三巻まで出ているのですが、途中で止まっている状態で、多分これからも続刊は見込めないです(悲) 現実の世界に存在する天使と悪魔。姿は人間と同じ、しかし悪魔は天使に狩られ、非道な仕打ちを受ける、殺伐としている日常。 同じ高校に通っている高等天使の菫(スミレ)と悪魔の蓮仁(レンジ)は、敵対する関係だけれど、無二の親友。蓮仁のヤギ目をかっこいいと言ってのける菫は、自分が上…
アドレナリン放出しすぎて、止まることもできずに宇宙まで飛んでいってしまったかのような、耽美主義をうたう本仁節の隠れた本質? もしくは、「銀魂」で空知が行き詰った時に放出するダラダラ・グタグタなのか? ”あは、こいつらアホじゃねー”と笑い飛ばしてやりましょう! 舞台は「ゲイ専門のお助け屋の何でも屋・ポイズンチェリードライブ」 ゲイ・少年大歓迎&あなたの穴埋め・穴おろし承ります。といういわ…
雀影
「読んだのにタイトル忘れてる本の新装版の買い直し」だと思って買ったら、 実は新刊でした。 イヤ、だって、今のこの時代に、タイトルに「耽美主義」なんてつく本が、新刊だなんて、普通、思わないって、 ビスコンティっていったら、没後33回忌も済んでいるような、映画だって40年近く前の作品 私だって、今このBLまみれ状態に陥るまで、若い頃に、そんな耽美な本だの映画だの見てたの忘れてたような過…