北畠あけ乃さんのレビュー一覧

「Sugar in my Coffee」コミコミスタジオ特典リーフレット グッズ

甘いスキマ話

リーフレットと名付けられてますが、B5サイズの両面を折り曲げたといった感じです。
表面のカラーイラストがコミックの表紙イラストとその続き(布団)で、裏面が2ページ漫画です。

漫画の内容は、コミックの最終話で引っ越ししてますが、その挨拶に行く前のスキマ話です。

同居にあたって新しく購入したベッドについて、千種が変だと思われた…とため息をついていると、楠木が気にするなと手を出してくるもの…

1

「Sugar in my Coffee」特約店特典ペーパー「恋をすると。」 グッズ

恋をすると

「恋をすると。」というタイトルの3コマ漫画です。

1コマ目、「前は一方的にみているだけだったのに、最近、楠木とよく目が合う」と笑顔の千種。
2コマ目、そんな千種の話を「へぇー」と聞くキッチン担当のヒゲ男と、背中姿の楠木。
3コマ目、「ノッキー、案外わかりやすいのね」というヒゲ男の呼びかけに「……」と無言で返す楠木。

照れる千種の背景がほんわか花なのと、最後のコマで「?」と気が付いて…

1

Sugar in my Coffee コミック

北畠あけ乃 

素敵なお話

ゆっくりとページをめくり、じっくり時間をかけて読みたい作品でした。

千種がじっと楠木を見つめているシーンが何度も出てきて、あんな綺麗な子に何度も見られた楠木が、いつ落ちるのかと思いながら読みました。

モデルルームのような部屋に住み、ソファから外を眺める千種の孤独が切なかったです。

怖い顔してさり気なく優しい楠木がとても素敵でした。そして千種から誘ったセックス、バスルームで焦る千種…

4

「Sugar in my Coffee」アニメイト特典ペーパー グッズ

本編のその後

3コマのコミックです。
時系列的には本編の後日談っぽいです。

以下、ネタバレです。


1コマ目には、瑛(受け)の安心しきって眠り込んでいる寝顔がアップであります。

2コマ目は、そんな瑛の寝顔を眺める楠木(攻め)のアップです。いつも通り、不愛想で笑みはないんですが影になっているので覗き込んでいる感じです。

3コマ目は、アングルをぐっと引いてベッドで横たわる二人。楠木が瑛の…

2

肉食男子×草食男子 コミック

北畠あけ乃 

落ちそうで落ちない

すごい不思議な話でした。
なんかモヤモヤするけど、夢中で読んでしまった…。

義兄弟の貞治と大和の話なのですが、結論からいうと曖昧なところで終わります。
まぁ、こういう話もありかな…とか、リアルかも?とか思いながら読みました。

兄の貞治は、ずっと弟の大和のことが好きです。
大和は気付いていなかったけど、生活全般を貞治に掌握されており甘やかされ依存しています。
兄弟から兄成分を取る…

1

Sugar in my Coffee コミック

北畠あけ乃 

苦くて甘くて優しいお話

儚さの極み
ページを捲る手も自然と優しくなってしまうような作品でした。

”男”で生まれたことで母親に愛されず捨てられ
”自分”が分からなくなっているような様子の千種に
切なさがハンパなかったです。

自分を確かめるかのように
顔は怖いが根は優しい楠木さんをセックスに誘う千種。
初めてだけど、覚られないように…。
ん”ん”ん”っ!!!!尊い。切ない。

楠木さんと寝ても寂し…

5

Sugar in my Coffee コミック

北畠あけ乃 

概念のお砂糖

ふおぉぉぉ(∩´///`∩)
これはなかなか味わい深い作品でした。

言葉の言い回しか、はたまた流れる空気か。
少しやるせない苦みのあるお話なのですが、
詩的な表現が物語を彩っているようにもみえました。

個人的には普段こういった空間を読む作品より
ズガーン!ドカーン!とストレートに分かりやすい方を好むことが多いですが、
何も知らない無垢な主人公に寄り添うような展開が沁みて良かっ…

15

Chara collection EXTRA 2007 グッズ

普通の男

大好きな「顔のない男」の番外編、「普通の男」のレビューです。

飛滝(攻)への辛口評論を読んで憤る音彦(受)。そんな音彦をなだめる飛滝が次に出演を決めたのは「普通過ぎる人々」というその評論家が嫌う監督の映画で…という内容でした。

役になり切って別人になる飛滝の前に、姿を現し、何度も恋を仕掛ける音彦。
ただ、台本としては飛滝は音彦と恋愛関係になってないので、一体どうなるの?
というのが…

0

君のために泣こう 小説

英田サキ  北畠あけ乃 

痺れた!

予想外の展開とかそういうのはないのだけど、とにかく二人の心の軌跡といったものをじっくり読ませてくれます。


血の繋がりがない兄弟がくっついた→途中で兄(受け)が別れを突きつけた→すったもんだの末、無事元サヤに収まるというお話を筆力のある作家さんが描くと、これだけ読ませるものになるんだなぁと思いました。

愛を自ら手放してしまった兄が、自分をひとりきりで卵を産みづけているセキセイインコに…

3

私立櫻丘学園高等寮 小説

橘紅緒  北畠あけ乃 

誤解、早合点、すれ違い…最高。

橘紅緒先生の作品を読むのは二作目になります。
以前読んだ『Over The Rain』で、先生の書かれる独特の文体にすっかり魅了され、他の作品も読んでみたくなり今作を手に取りました。
読んでみて、やっぱり好きな書き方をされる作家さんだなと思いました。
さらりとしていて、でもどこかウェットな空気と言いますか…。勝手な想像ですが、先生は雨とか水がお好きなのかなと思います。湿度の高い日に読むと、よ…

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