北畠あけ乃さんのレビュー一覧

観賞用愛人 小説

高遠琉加  北畠あけ乃 

高遠琉加さんの監禁モノ

私の愛する高遠琉加さんの監禁モノです。
高遠琉加節に胸ときめかせ、読み終えるのがもったいなくて、行きつ戻りつしながらゆっくり読みました。
神に近い萌え評価です。

主人公は遊び人の大学生、瑛。
ふと目覚めると、雪深い別荘に、鎖で繋がれて閉じ込められていた。
主人公のそばには、大学教授の音無がいた。
よくある監禁モノのように、凌辱強姦はない。
音無はひたすら、主人公を『観て』いるのだ。
まるで絵画を…

4

37℃ 小説

杉原理生  北畠あけ乃 

体温は重要。

ただの恋ではありません。
野田はかなり捻れていて、人と向き合うことも、想いを言葉にすることも、自分自身に向き合うことも不得意で、それなのにその時々の自分の気持には後先考えず流されてしまう・・・

かなりタチ悪いです。若杉に言わせると・・・
「優柔不断だし、世間体は気にするし、すましてるわりにはいやらしいし、 おまけに手のつけようのないドMだし」
あまりな言われよう(笑) でもそんな野田が…

7

顔のない男 小説

剛しいら  北畠あけ乃 

本のタイトル通りです

とにかく面白かった。萌えたし、燃えた♪

実は、しいらサン作品は最初に読んだ「ボクサーは犬になる」から苦手だな~と思っていたのです。
それが友達からかりた「炎の記憶」が面白かったので認識が変わってきまして。
「顔のない男」も友達らか借りたんだけど認識変わる!変わる!
しいらさん面白いじゃないの!!
多分、私的に当たり外れがあるんだなぁ~とは相変わらず思ってますが、また友達から面白いも…

4

37℃ 小説

杉原理生  北畠あけ乃 

静かだけど熱い、そんな作品

凪いだ海の様に静かに坦々と物語が進んでいるように見えて
でもその水面の下は、激しい感情が渦巻いている。。。
そんな印象を受ける作品でした。

お互い、体だけの関係と思い込もうとしていた大学時代から10年の月日が経ち
相変わらず、自分の気持ちと上手く折り合えないもどかしさから開放され
お互いの事を強く求めるようになってもなお不安は拭えず
なかなか次のステップに進めずに行きつ戻りつするふ…

4

37℃ 小説

杉原理生  北畠あけ乃 

今まで読んだ杉原理生作品の中で、一番好きでした

アダルトな世界でした。
繊細で流れるような文体に、うっとり酔いながら読みました。
比喩の使い方とか心理描写とか、いちいち美しくて、ああ、私もこんな文章が書けるニンゲンになりたい。
今まで読んだ杉原作品のなかで、ピカイチに好きでした。

主人公の受けは32歳の銀行マン。うほっ、アダルト!ゲイなのを隠して結婚し、妻とは別居中です。
そんな主人公のもとに、10年ぶりに電話をかけてきたのが、大学時代に付き…

3

愛してると言う気はない 小説

英田サキ  北畠あけ乃 

想いは通じ合ったけれど…

「さよならを言う気はない」の続編に当たるこの本は飛びぬけた美貌の持ち主なのに、その顔に似合わず口の悪いやくざの天海 泰雅(あまみ たいが)と元マル棒デカで落ちぶれた探偵の陣内 拓郎の二人のその後です。

新しいキャラが数名登場しました、天海の実の弟である佐川泰智と組は違うけれど天海と関係の深い我那覇(がなは?)です、我那覇は変な男だったけど、そのぷっち切れたところが高坂は結構好きだったりします…

5

37℃ 小説

杉原理生  北畠あけ乃 

しっとりと読ませる大人の恋愛模様

大萌ー!
同人で読んだ??との既視感もあっさり押し退けるほど、夢中にさせてくれました。
一度終わった恋愛が年月を経て再熱していく様は、焦らしプレイのような不思議な高揚と充足感がありました。はあ~満足。

妻と別居中の野田の元に、昔関係をもっていた男から突然の電話が舞い込む。宿なしだと言う男、若杉を家に上げたことから封印していた10年前の記憶が蘇っていく。そして野田は過去に引きずられるように…

2

夜に溺れて 小説

きたざわ尋子  北畠あけ乃 

オトナのヤキモチ

「恋に濡れて」の続編です。
相変わらず、読みやすい文章でした。
諒一のことを疑っている部分で少し物足りなさは感じましたが、続編ということで続きが気になって読んでしまいました。

大学生になって、少しだけど友達もできた千絃に、諒一は大人気ないヤキモチを焼く。
でもそれがとってもいい!
以前とキャラが変わったみたいに、エローいやきもちに振り回される千絃。
しかし反対に、千絃も諒一の職場で…

4

専属契約 小説

橘紅緒  北畠あけ乃 

主人公が鈍かった

初読みの作家さんでした。
なんか不思議な文体でした。詩的というか純文学チックな文体。するする読めるのに頭に残りにくくて、最初はちょっと慣れるまで苦労しました。リズムを覚えたらサクサク読めましたが。
女装モノというんでしょうか。モデルとして働いてる主人公なため、物語の大半で女装してます。
この主人公が、とにかく鈍かった!

最初は代打としてしぶしぶ引き受けたモデルの仕事なんですが、カメラマンをしてる…

2

キスと手錠 小説

たけうちりうと  北畠あけ乃 

んー

初読みの作家さんでしたが、物語の世界に入り込めなかったです。
コミカルなプチサスペンスものです。

主人公は不登校児を集めた学校で働く先生(受け)。
友人に頼まれて宝石入りのカバンを運ぶ最中、窃盗団にカバンごと拉致されてしまいます。カバンと手首を手錠で繋いでたもんで。
この窃盗団は、正義の味方みたいな窃盗団という設定です。窃盗の目的は、麻薬を買い付けて海に放棄するためなのだ。
で、受けの手錠をはず…

2
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