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22/35(合計:349件)
橘紅緒 北畠あけ乃
あらひ
ネタバレ
(半)寮制学園物…! それだけでも個人的に目がきらきらしてしまうんですが、橘さんの文章は、繊細な空気のゆれを描くというか、登場人物の気持ちを直截に表したりはしません。「困った顔をした」とすらも書かず、「眉を下げた」などの書かれ方をするので、もうこの文章世界にたっぷりと浸って、心ゆくまで想像していられて、とても居心地がよいです。 主人公の烏丸旭はトラウマ持ちで、相手役の伊達は周囲から「王…
吉田ナツ 北畠あけ乃
むつこ
面白かった。 本当に吉田ナツさんにハズレなしです。 同級生の再会ものです。 吉田ナツさん本人は、ご自身の作風を地味だと思われてるようですが、私はぜんぜんそんな感じがしないです。 確かにいろいろあるBLのパターンの中でストーリーづくりをされてるし、登場人物が情熱的なセリフを吐いて動きまくったりはしないんだけど、 心理描写が繊細で巧みで、伏線の生かしかたが上手くて、登場人物の性格と行動がぴったり整合…
英田サキ 北畠あけ乃
たまゆまま
前作『さよならを言う気はない』よりすごい好きでした。 何が良かったって、まずは陣内。 私、イマイチ陣内に響かず、このくたびれたオヤジの話はもういいよと長いことタンスの肥やし状態での今作、読後に何とも言えない余韻を残してくれたのです。 天海の弟の問題のカタをつけるための条件は、天海自身の体を差し出すことでもなく彼の指を詰めることでもない。 天海の嫌がること、陣内を痛めつけてその屈辱的…
mahiru
ともだち編と称した第1巻、 その名の通りまだともだちなので大人になりきらない少年達でした その少年達を爽やかに、 そしてそれぞれがこの頃特有の何かを抱え、 もがいているそんなほろ苦さも描かれていました。 そんな橘紅緒さんの繊細な原作を 北畠あけ乃さんの美しくそして繊細な絵で モノローグや感情の揺れを1コマ1コマ、素敵に表現されていました。 特にテーマのともだち=手を繋ぐだか…
はじめはじめ
注:このレビューには妙な雄叫びしか有りません。 だが叫ばずにはいられない、何だコレ? こっちが気恥ずかしくなるような、この甘酸っぱさは何だ? 可愛い過ぎ、駄目だツボ入りまくりっっ!! 那智の呟き口調が堪らない。 個人的萌えポイント 〇真里谷を取られまいとギュッと 手を握る所 〇廊下でヘタッている真里谷を覗き込む所 〇大口開けてピザマン食べる所 萌え死に寸前、もう舞い上がっちゃって小躍りし…
茶鬼
北畠あけ乃さんのマンガ初めて見ました。 表紙とカラー扉と白黒絵の差が・・・!? 少し不安定さを感じる部分があるけれど、白黒のコントラストがはっきりしていて、コミカルな部分も見られて、いつものイラストと違う雰囲気が楽しめました。 お話は橘紅緒さんが原作ということですが、いかにもこの作家さんらしい心理描写に重点を置いた焦れったさが満載。 この焦れったさが好みの別れる部分ではあると思いますが、ま…
けもけもぱぷ
作画の北畠さんは好きだし、原作の橘さんも以前、宝井理人さんの原作をやっていた時の話は好きだったので購入しました。 なんですが、なんだか、まるっきり宝井さんが描いてたマンガに似てますね。 もどかしいほど、ぬるくて、ゆるいBL。 しょうじきいって、またコレか、というテイストでした。 好きな人は好きかもしれませんが、作画が変わっただけで、青臭いもどかしさは類型的で新鮮さは感じませんでした。 …
AK
表紙買いです。 でも、中身は少しイメージが違うかも・・・ 水城せとなさんのような中村明日美さんのような雰囲気の絵柄です。 ストーリーの雰囲気も水城さんに似ているような・・・ 高2の春から始まった話ですが、那智と真里谷の中学の頃の話になったりで BL的にまだまだこれからな感じですが 2人の関係がどうなっていくのかとても楽しみです。 手をつないでいる二人を「なんなんだ おまえら!…
剛しいら 北畠あけ乃
snowmoonflower
それだけにオチが意外と普通で不満です 兄弟萌えゆえにこの本に萌えたという点もあるので 次回作を読もうとまでは思いません 中立と迷ったのですが、前半は本当に面白いので萌え評価で 私にとっても剛さんは当たり外れが大きい人ですね……
雀影
私の一番好きな設定はコレだ! ってドーンと言い切れるお話。 同級生が、 お互いの感情がなんであるか、名付けられずにすれ違うけど、 これは恋だと気付いて その感情を受け止めて 成就する。 私の一番好きなBLの醍醐味の、この、自分の中にある感情が、恋であり、欲情であるのを認めるのに葛藤するって所が余すところなく書き表されている。 エチシーンのバリエーションも濃度も、適度に豊富で…