北沢きょうさんのレビュー一覧

女王陛下と跪く男 小説

成瀬かの  北沢きょう 

思わず共感を呼ばずにいられない主人公でした

成瀬さんのいつも作品に潜むイタイ部分が主人公を形成するトラウマとなって特徴的に現れた作品。
彼のトラウマは深く、酷く、その結果作られた自分という姿、そして抱える依存症。
この主人公の姿は、まるまる女性にもあてはまる事が多く、自分的にも思わず共感をよんでしまいました。

八尋はものすごく自分の外見にこだわり、訪れるバーで女王様のように振る舞い、周囲にちやほやされることが好きだ。
それは、本…

7

六法なんかじゃ間に合わない!SS グッズ

海渡の苦悩

これは本編で森永にセクハラの件を断罪された後のお話です。      
森永に言われた内容は海渡にとっては思いもよらぬ話で         
酒に酔っていたとはいえ、司法修習生の教え子に教官である
自分がおかした罪を考えると苦悩せずにはいられない海渡        
そして冷静に考えて、自分はそのような対象に森永を見ていた
事にも気づいてしまう。
そして森永の顔を思い浮かべた時に下半身に…

1

六法なんかじゃ間に合わない! 小説

深沢梨絵  北沢きょう 

痴漢で始まり痴漢で終わる?

出来れば上下巻同時発売で読みたかったと思う内容でした。
BLのLは無かったのですがかなり興味深く読みました。
若干問題ありだが若手でも実力のある弁護士と司法修習生との
実務を指導する側とされる側での実際の依頼を通しての実習での
二人のやり取りをメインに進むお話でした。
将来は弁護士志望の森永が実務で指導を受ける予定で弁護士事務所に
行くと何故か不穏な空気が流れていて・・・
担当教官の…

1

誘い 小説

いとう由貴  北沢きょう 

お兄ちゃん・・・

そうですね、なかなか面白くスラスラ読める小説でした。
お互いの気持ちとかもしっかりわかったし、矛盾することない小説で3日で読みましたwストーリーは王道で「お兄ちゃんと弟の禁断の愛!わかってはいるけれど・・・」みたいな感じです。読んでると「じれったい!!!」と思うこともありましたが二人の・・・というか弟(表紙で抱きしめてるほう)の子供で素直な気持ちが胸キュンさせることもありました。
ひっぱいとい…

2

グリーン・ピース コミック

北沢きょう 

迷わず買うべき!!!

本当に上手にまとめてあります!
なかなか1冊で上手に流れていく本って、なかなか巡り合う事ができないなかで、やっと!やっと!出会えました!
上手にお互いが好きになり、キュンキュンする部分もあり、最高でした\(^o^)/

とにかく話の流れが上手です!萌えポイントもしっかり抑えてあります!

そして絵が綺麗です!表紙負けしてません!買って良かったです(^○^)

0

憂える貴族の初恋 小説

華藤えれな  北沢きょう 

修道士見習いから伯爵御曹司に・・・

伯爵家の長男として生まれたのにも係らず命を狙われた事から
7歳から修道院に預けられた受け様。
間もなく修道士になると言う時期に異母弟が亡くなった為に
受け様が後継者として伯爵になることに。
そしていつも金髪の少年を夢に見る受け様はそれが誰なのか
判らなくて・・・7歳から預けられているのですが
それ以前の記憶が受け様無いのです。そんなもんですかね?
何かトラウマでもあって記憶を無くした…

2

恋までの距離 ~シェアハウス便り~ 小説

森本あき  北沢きょう 

意地っ張りな受け様の心が溶けるのはいつ

「いつか咲く恋の花」のスピンオフです。               
まだ、前作の二人が出会う前のお話なんですよね。
前作でスキンシップが過剰気味な喜心とどこかいつもクールで
冷めているような由一とのラブロマンスです。
苦学生の受け様は一人暮らしの経費を最低限に抑える為
シェアハウスに入居するが、先住民の攻め様に突然キスされ
絶対許さないと頑なに決めてしまいます。
そこから攻め様の駆…

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何度でもおしえて 小説

坂井朱生  北沢きょう 

構いたがりと、構われたガリの話だったんだと思う。

以前発売されていて、出版社倒産により絶版だった作品の新装版です。
と、読み終わって初出一覧を見てから気が付きました。
坂井さんは好きな作家さんではありますが、初期作品は未読作品が多いので、面白かったかどうかは別にして読めて良かったです。

20歳になったら一人暮らしをするべしという家訓にのっとり、家を出て一人暮らしを始めた拓実。
でもなんだか、一人暮らしは思っていた以上に寂しくて、何をし…

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恋々(表題作 初恋ブリーディング) 小説

柊平ハルモ  北沢きょう 

貴方は犬派?それとも猫派?

互いにコンプレックスを抱えて他人との関わりが
苦手な二人が、それゆえに惹かれあうように
傍に近づき、いつしか互いに恋になっていく。
二人でいるとすごく楽で優しい時間の中で
愛を育てて行くような穏やかなカップルのお話と、
自分の性癖に必要以上のコンプレックスや罪悪感を
抱きながらまるで威嚇する子猫みたいにワガママで
寂しがり屋の受け様と甘やかせてお世話をするのが
大好きな攻め様とのお…

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恋々(表題作 初恋ブリーディング) 小説

柊平ハルモ  北沢きょう 

外へ目をむけて一歩踏み出す話でした

この題名何て読むんだろう?「れんれん」?「こいこい」?・・・いやコイコイじゃアッチで不味いよ(汗)と読み方に悩んだww
と、恋の話が二つ入ってます。
2本とも視点は受けだけど、中心はマイノリティであることで同情にも似た慣れ合いの従弟同士の恋愛と呼ぶにはあまりに二人だけの世界でなぐさめあっていただけの関係だった二人がそれぞれに、自らの力で外に向かって恋愛をするというお話でした。

音楽家一家…

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