北上れんさんのレビュー一覧

ダーティ・ダンス 小説

英田サキ  北上れん 

寡黙な男の未練愛

英田さんのシリアスヤクザものv
ちょっとここんとこリブレ系の作品今一つ感だったので、久々のヤクザに期待大。
表題の意味、読んでいくとわかりますww
エヘヘヘ、、、「オレの上で腰振って踊れよ」みたいなwww
そういえば、先日中原作品のオヤジが言っていたな~と思いつつ、この作品は7年の雑誌掲載に続編を付けて一冊にしたもの。
実のところ、表題だけ読むといかにも雑誌掲載の1編と言う感じの一部分の…

8

さみしさのレシピ 小説

一穂ミチ  北上れん 

良かった~

『雪よ林檎の香のごとく』の次に好きな作品になりました。
すごく、ものすごく、良かったです。
そして良かったと思う作品の場合、すべてが私にとっての最高になるんだなと思いました。
ここ微妙にハナにつくこともあったキラキラな登場人物とか、やけにスタイリッシュな会話とか、個性的な比喩の多用とか、小道具の多用とか、あざとさと紙一重の伏線のひきかたとか、青くさい理屈とか、それとは真逆の世知辛い理屈とか、、、

4

ごめんなさいと言ってみろ 小説

榎田尤利  北上れん 

出会いは最悪?!


榎田さんの書かれる攻ってなんでこんなにかわいいんでしょww
ツボをついて来るんだよ(*´∀`照)えへへ
お話は、小説家×漫画家。
漫画家シリーズとありますが、単品で全然楽しめる作品です。
かく言う私も順番とか諸々とか気にせず読んでしまいました(笑

出会いがしらから犬猿な二人。
喧々囂々。口を開けば言い合いになる。
そんな二人がなんと合同作品!?ちょっ・・・まっ・・・・
しか…

2

ごめんなさいと言ってみろ 小説

榎田尤利  北上れん 

意地も張り通せば、触れ合いになっているw

意地っ張り祭なお話w
攻めの久々野も、受けの主人公律もとにかく意地っ張り!
出会いから中盤まで意地の張り合いでお互いを意識していきます。
くだらない意地から始まった拘りがやがて恋に変わっていく。
どちらも折れないのに続く会話のやり取りが、二人のコミュニケーションになっているのかもしれない。

榎田先生の一人称で描かれる文章が大好きなので、とても読みやすかったです。
テンポが良くてツッ…

1

さみしさのレシピ 小説

一穂ミチ  北上れん 

雨の匂いのするお話

この作品の匂いが好きです。

お話の中で「匂い」が重要なモチーフとして、あちこちで出てきますが、
知明の作る料理たちの匂いはもちろん、
慈雨の部屋の古い辞書の匂い
鬱蒼とした洋館の古い家の匂い
熟して落ちるすももの匂い
そして、雨の匂い
雨漏りのする家の中で
パリの街角で
そして、海の上で

一穂さんの作品って、「赤ん坊が日の光でキラキラ踊る埃をつかもうとして手を伸ばしてい…

3

ひとり占めセオリー コミック

北上れん 

友達から恋人へ

萌えと中立の中間ぐらいかな。
面白かったんだけど、心理描写が乙女すぎて萎える部分もありました。

短編集です。
どの話も、親しい友人関係を長く続けてるうちにいつの間にか好きになってて、最終的には付き合うってストーリーです。
友人から恋人へってストーリー展開は基本的に大好きなパターンなもんで、読んでて楽しかったです。
ただ、友達時代のスキンシップが過多なのと、受けが鈍くて常にマイナス思考するのは趣味…

1

さみしさのレシピ 小説

一穂ミチ  北上れん 

期待が・・・

評価が厳しいですが、一穂さんだからと期待していたので低めになってしまったところもあるかと思います。
今までの作品もそれなりに泣かせていただいたし、今回は題名からして泣かせてくれそうだったので、期待が高すぎたのかもしれません。
そうです、今回は泣くまでには至りませんでした・・・

家族の中で孤独を感じていた上、結婚も考えていた彼女に手ひどく振られて、仕方なく実家に帰ってきていた知明と、唯一彼…

3

さみしさのレシピ 小説

一穂ミチ  北上れん 

やっぱり好きだ一穂さん…。

いつものことだけど、一穂さんの作品を読んだ後は、どこが良かったとかどんなところが好きだったとかいう感想じゃなく、「好きな作品」としか言いようがないのです。
言い出したらキリがないというのもあります。ひとつひとつだと取るに足らない小さなエピソードの積み重ねで作品が出来上がっている気がします。

二階の雨漏り、日本にはない「ヴ」の発音、緑色のあじさいと左巻きのカタツムリ、のうぜんかずら、「腹へっ…

5

ごめんなさいと言ってみろ 小説

榎田尤利  北上れん 

意地っ張りBL

・小説家×漫画家
・出逢いは最悪。
・どちらも謝らない意地っ張り同士。
・攻めは女好き
・受けは毛を逆立ててるにゃんこ系。
・ひょんなことから、小説と漫画のコラボ作品をつくることに。
・そんな矢先元恋人と親友ができちゃった婚に。
・超複雑な心理の受け。
・いろいろと紆余曲折はあるものの、漫画と小説のコラボは
できあがる。
・攻めの子供が絡んだ行方不明事件勃発。
・わりとあっさ…

1

さみしさのレシピ 小説

一穂ミチ  北上れん 

淋しい人達

今回はいつものキラキラが影をひそめ、それぞれの心に傷を抱えた淋しい者同士の出会いと邂逅が、とても自然に表わされていました。
キラキラがなくてもやはり一穂さん、言葉の選び方や引用が独特でその世界は確立されているんだな、と心地よさを味わいました。

突然叔母の夫だったという雨宮という男から叔母が亡くなったという電話を受け取る千明。
とても厳しい母親に内緒で、家から絶縁されていた叔母と心を通い合…

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