穂波ゆきねさんのレビュー一覧

銀と月の棺 少年花嫁 小説

岡野麻里安  穂波ゆきね 

6巻目 京都

電子版で、シリーズ一括セット買いしたので、一気読み。

オロチ族の当主、彩人が六甲山の土砂崩れに巻き込まれて、行方不明になる。
六甲山に出かける前に、彩人から預けられたムーンストーンの指輪。
その指輪を使って、居場所を探ることになる。

京都に現れた、幻の羅生門の中に置かれた棺の中に居た彩人。

展開する場面が、アニメを観ているような描写で、面白い。
 

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花と香木の宵 少年花嫁 小説

岡野麻里安  穂波ゆきね 

5巻目

忍にかけられた呪いを解呪する儀式が、また振り出しに戻る。

香司の元婚約者・蝶子の弟、蛍二を救う巻
肉体から抜けた蛍二の魂を都内の神社でみかけた忍。

反魂香を使って、妖狐が亡くなった長男の姿で、義母の俊子を翻弄する。
衰弱死ていく母の姿を観て、悲しむ妖狐。

赤毛の妖狐は、芯から悪党ではなかったのが良かった。

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剣と水の舞い 少年花嫁 小説

岡野麻里安  穂波ゆきね 

4巻目

この作品は非BLと勘違いされているのかもしれない
ちゃんと内容にはBのLが含まれている、現代版陰陽師の妖怪調伏譚。

電子版は、挿絵無し。
美少女に見える呪いをかけられた主人公は、表紙絵だけだと、
どう見ても美少女風の美少年じゃなくて、ガキ大将。
言葉遣いはべらんめえ調なのに、何故かモテる。

応援団の夏期合宿、場所は静岡県の温泉郷

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炎と鏡の宴 少年花嫁 小説

岡野麻里安  穂波ゆきね 

3巻目

2005/06発刊の古いシリーズ、
余り古さを感じないし、面白いので完結まで読む予定。
電子版は、挿絵無し。穂波ゆきね さんのイラストは可愛らしいのに残念。

1巻で出奔した元婚約者の蝶子が突然帰還、一緒に暮らして、嫁修行を再開することになる。
蝶子の帰還には、オロチ族の鏡野継彦が関与しているらしい。

元婚約者が帰還して、擬装婚約者の忍は用無しの筈、戸惑う忍。

面白くなってき…

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僕の悪魔-ディアブロ- 小説

成瀬かの  穂波ゆきね 

受けが可哀想で健気

受けが可哀想だし、健気だしで何度も読んでも、泣きそうになる作品です。

受けは17才で、17年間ずっと親に愛情をもらえずに育ちました。なので、とあることから攻めの家に暮らすことになり、攻めの家族たちに17才よりも年齢の低い子供と勘違いされますが可愛がられることが嬉しいので、17才であることを伝えません。それほど、愛情に飢えています。
そんな受けの相手は、マフィアのドンです。最初、攻めは受けを…

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伯爵と革命のカナリア 小説

櫛野ゆい  穂波ゆきね 

エッチでがっかり。そうじゃないんだよ。

ソムリエさんで「溺愛」で検索して、お、これ持ってるわ!と読んでみましたら…。

けっこうな厚さの本で革命とかあるし大丈夫かな?とこわごわ読み進めると…。

ノワールが最初は可哀想で気の毒で。
怒鳴られ殴られ鞭打たれるのが普通なのだと思い込むほど虐待され続け。
そこへ颯爽と現れた美しい紳士に、「言い値で買おう」と助けられ。かっこいい!

恐る恐る連れられお屋敷へ行くも、何にも知らずわ…

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街の灯ひとつ 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

展開リズムが合えば楽しめる ストーカー系の攻

冒頭は、高校の同窓会。
上司に言われて渋々出席した初鹿野。

初鹿野は、見た目も振舞も綺麗で、いつも中心に居る存在。
でも、人と関わりたがらない。

「点と線」にあったような瞬間に、対岸の壁に寄りかかっていたお洒落な装いの男と目が合う。
近づくと、手書きの名札に「夏目」と書いている。
初鹿野が知らない夏目は、初鹿野を良く知っていた。
二次会に行かず、夏目と「椿」という店に行き、初…

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公爵は愛妻を攫う 小説

間之あまの  穂波ゆきね 

※BLです

kindle unlimitedにて
表紙でTLか…と思っていたのですが、女として生きざるを得ない男子という逆ベル◯ら設定の、大好きな間之さんの「旦那様は恋人を拾う」の関連作とのことで読みました!
好きになった御曹司が女性として自分を好いてきて、本性を知ったらもう関係は切れる…と当然考えるし、まさかの求婚も断るしかなく理由も伝えられなくて泣くしかないのが切なくて良かったです。

第二次性徴…

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街の灯ひとつ 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

こんなうっかりは

いやぁ、設定というか、こんなうっかりは無いでしょ。と思いつつ読み始めたら、初鹿野の気持ちの動きが自然で、なかなかそんなすぐに好きになれるわけもなく、でも自分をずっと想ってくれていた相手に嫌悪感ではなく情を感じつつあって。

高校の同級生だった初鹿野と片喰は、同窓会で再会し、関係を持つことになってしまった。

普通なら、そこで無かったことにして終わりなのに、初鹿野は何か思うところがあったんで…

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親友の距離 小説

杉原理生  穂波ゆきね 

どうしてもわからず

七海の心情は、語られることや出来事からすんなりイメージ出来るんですが、何とも攻めの進一の気持ちが、どこからどういう風に七海へ傾いたのか?友達、親友の好きから、恋愛感情へ移行したのかがわからず、萌えどころを掴みきれませんでした。

ただ、七海の気持ちが痛くもわかるというか、他の男性に抱かれてしまう弱さや、勢いで吐露してしまった本当の気持ちを、忘れてくれとバッサリ切り捨ててしまうところとか。
き…

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