穂波ゆきねさんのレビュー一覧

片思いアライアンス 小説

月村奎  穂波ゆきね 

なかなか良い片思いでした

月村さんのお得意な「コンプレックスを持ったマイナス思考な受」。
今回は、ぐるぐるして間違った方向の自己完結だけじゃなく、さんざん相手を振り回した挙句、仲違いしちゃうんじゃないかとけっこうハラハラしました。
店長視点のSSがまた、見事なムッツリぶりで大変好みでした。この人、にこにこと悠馬の恋愛相談に乗ってたけど、実際は腹の中煮えてたんじゃないかなあ(^m^)と思うと楽しい。
ただ、あまりにも作…

4

片思いアライアンス 小説

月村奎  穂波ゆきね 

ニヤけてしまうー!

月村さんの作品、最近新刊のものを続けて読んでいますが、嫌いじゃないなあと感じました。(偉そうにすみません・汗)
ただ、今回の主人公もかなりグルグルやっています(苦笑
そして攻めの一人称は『僕』で、攻めの僕好きのわたしには、ガッツポーズな作品でした。
お話自体は、三人称受け視点です。

********************
受けは、とにかく容姿端麗でモテモテの悠馬。
家柄も地元では…

6

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

焦れた分だけ読後は幸せ

すれ違いもたいがいにしてほしい!いやいやこれまた焦らさまくりました。
ナツメが上京した後の展開がもうたまらく切ないし、いったいいつになったらこの二人の気持ちは通じ合うんだと、いらいらしましたよまったく。
幼馴染の間に恋愛って、実際のとこ成り立たないと常々思っているので、それを思い出さないように気をつけて幼馴染物を読むのですが、このお話はリアルでした。
成り立つな。思い込み撤回。

穂波さ…

2

恋愛前夜(2) 求愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

意外なヤコ先生

凪良さんがノリノリで書かれてることが伝わってくる一冊だった。
ヤコ先生が男前で男らしくてカッコ良かったし、貢藤の内面がこんなだったなんて、なんというギャップ萌え!
穂波さんのイラストは大好きなんだけど、優しげなタレ目がお得意だと思うので、外を歩くとモーゼの十戒ができるほどのヤクザ顔を描くのは厳しかったのかも。
気になってしまったのは、フリルの純白なエプロンって書いてあるのに、このトーンはピン…

3

窓の灯とおく 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

『街の灯とおく』よりも、さらに良かった

『街の灯~』では、葛井のことを、眼鏡で何故かぽよんとした小太りな人を想像してたもんで、こんな可愛いツンツン猫だったとは意外でした。
こちらの作品のほうが『街の灯』よりも、さらに良かった。
一穂さんの比喩には毎回感心するけど、引力の話には感銘を受けました。
似たくないと思ってる父親と、違う道を歩いて行こうとするのに、足に強力なゴムが巻き付いてて、遠くへ長く伸びるほど引っ張る力を強くなって、ちょ…

7

街の灯ひとつ 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

なんで泣きたくなるんだろう

高校時代の母親の行いの影響で、真剣な恋愛ができなくなってしまった初鹿野。
(幼い娘のことを考えると母親の愚行は許せない!)
高校時代の初鹿野の煌めきに恋して、10年も一途に思い続けていた片喰。
その10年の間に片喰の身に起こっていた幸と不幸。
一穂さんにしては情景描写がさらっとしてるような気がしたけど、それでもいちいち景色が目に浮かぶのはさすがです。
同窓会で再会した同級生と恋愛が始まる…

7

恋愛前夜(2) 求愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

男前で純粋で

なんて男気のある方、ヤコ先生。
小説なんで声は聞こえないけど、なんだかどすの利いた声が聞こえそうな
そんな錯覚に落ちるほど、思いきりが良く男前。
だけどやっぱり乙女なところは変わらない。
落ちるときはとことん落ちて、浮上するまで時間もかかるけど
自分の中で納得すると、すいすいと浮き上がってきて
スパッと竹を割ったような・・・とはまさにこのこと。
貢藤の悩みも気持ちも、ぜんぶわかってい…

3

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

幼なじみって・・・

小学生の時から大人になるまでの長い期間の二人を描いた作品。
ただの恋愛ではなく、その中にいろいろなテーマが隠されていて
それは決して綺麗なものだけでなく、離婚、いじめ、虐待など
かなり突っ込んだ内容にもなっていました。

辛い時期を乗り越えてきた二人にとって
気持ちが交わるには少し時間がかかったし
その間には、いろいろな問題も山ほどあって
大好きな人が手の届きそうな場所にいても、ど…

7

アイソポスのひそかごと 小説

崎谷はるひ  穂波ゆきね 

イタリア男、万歳!

やー、久々に個人的当たりな崎谷作品でした!
年の差12歳!年上攻め!健気受け!でございます。
しかもねー、攻めはお貴族様ですよ。

**********************
受けの真次は21歳の大学生。
兄と両親を立て続けに亡くし、天涯孤独の身の上。

攻めはイタリア貴族のグイード。
企業の日本支社の社長としてと来日した、33歳。
*********************…

4

硝子の筐 小説

真崎ひかる  穂波ゆきね 

かわいそうな子受け

ついつい手に取ってしまう内容です(;^ω^)

家族4人で交通事故にあったのですが、受け様だけが助かります

受け様の自慢のお姉さんの婚約者だった攻め様と暮らし始めて・・・
受け様は身内では叔父さんがいるようですが
いまいち受け様をよく思っていないし、受け様の父親の会社をここぞとばかりに
ちゃっかり社長就任している感じで
他人ですが攻め様と家族(暮らしたい)になりたいということに

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