穂波ゆきねさんのレビュー一覧

ボクのお城においでよ 小説

鹿住槇  穂波ゆきね 

小さい大家とお隣りさんの恋

大学生×高校生。小さなアパートを舞台にした恋愛+ヒューマンドラマでした。ほのぼのしていますが、恋愛物としても好みだったし、アパートの住人らの人生ドラマの詰まった物語としても面白かったです。

16歳の主人公・遥大は両親を亡くし、親の残してくれたアパートで一人暮らしを始めます。
色んな人が暮らすアパートは、入って早々問題だらけ。
小さいながらも責任感の強い遥大は大家としてアパートの問題に立ち…

0

イエナイコトバ 小説

羽生有輝  穂波ゆきね 

すれちがい好きにはたまりません!

1冊丸ごと表題作です。
七瀬(受け)の目線でストーリーは進んで行きます。

七瀬は、片思い相手の桐谷に頼まれて、従弟の秀平(攻め)と同居することになります。隠しているつもりだったのに、桐谷にバレていて挙げ句に「気持ち悪い」と言われて七瀬はショックを受けます。それを優しく慰めてくれる秀平と過ごすうちに、秀平を好きになってしまいますが…という話です。

秀平が七瀬を好きで、桐谷に嫉妬している…

4

凛! -RIN- コミック

神奈木智  穂波ゆきね 

爽やかな青春物語

ドラマCDから原作へ。
弓を射る描写とか難しいんじゃないかと思いますが、
立ち姿とか絵がとてもきれいで、安心して読めます。
弓道には詳しくありませんが、
大会のぴりっとした空気感まで伝わるようです。

えちはキスどまりですが、
親友と幼馴染と恋と部活と
若さゆえに悩む桂に好感が持てます。
草も年上(桂の1年先輩)とはいえ、まだ子供なんですよね。
副部長だし、しっかりしているよう…

3

凛! -RIN-(3) コミック

神奈木智  穂波ゆきね 

もっといちゃいちゃを

しかし、桂の周りにはどうしてこうもホモが多いのか?
それとも、桂が魔性の男なのか?
番外編ではさらなる当て馬さん登場です。
いくら桂が香一に靡かないからと言って、
当て馬さん二人はいらんだろう。
もちっと違う切り口の話が読みたかったかな。

3巻(本編)の中でも、
こいつらやったんか、と匂わせる感じはありましたが、
番外編の最後にエチシーンちゃんと(?)あります。
ただ、穂波さ…

1

凛! -RIN-(2) コミック

神奈木智  穂波ゆきね 

恋愛というより青春群像劇的な?

1巻を読了後、続きが読みたい!と思っていたのですが、
電子書籍化されてなくて‥やっと読めました!
おあずけ期間が長かったせいか期待しすぎたかな。
1巻はそれだけで完結していますが、
2巻は3巻と続きモノといった感じです。

草と桂のきゃっきゃうふふなシーンはほとんどありません。
メインは伝説と言われた先輩の後を継いで、
ぐるぐる悩む話ですね。
人間関係で悩んだら、
恋人に癒され…

1

アイソポスのひそかごと 小説

崎谷はるひ  穂波ゆきね 

タイトルの「アイソポス」とは

イソップのギリシャ語読みだそうですが、
浅学の私にはタイトルの意味はようわからんかったです。無念。

突然赤ん坊を抱いた外国人女性に腕を掴まれた大学生の真次は、
黒服の男に殴られ、車にはねられてしまう。
必死で自分を「裕真」と呼ぶ女性に、
「あのね、裕真はね、しんだんだよ」

ここまで読んだとき、「推理サスペンス」??
と思いましたが、謎はあっさり解け、
結果、BL的シンデレラ…

0

夕虹に仇花は泣く 小説

神奈木智  穂波ゆきね 

表紙が美し~い

仇花シリーズ6作目。
ついに最終章の幕開けです。
というか、てっきりこの巻で終わりかな、と思ってしみじみしながら本を開いたもので……え、続くんだ、とちょっと拍子抜け。

今回は出来上がったカップルの話しというよりは、佳雨の過去の因縁だとかそういったお話に絡んでくるものでした。
実姉と自分の関係や、実姉の馴染み客との関係などなど、少し切ない展開もあり、しんみりします。
それもこれも、全て…

6

小説家とカレ 小説

渡海奈穂  穂波ゆきね 

良い男過ぎる当て馬

1冊丸ごと表題作です。

芦原(受け)は小説家。大学生にしてデビューを果たし、卒業後はプロとして活動していますが、隣人で幼馴染の高槻(攻め)は小説なんて書くなとずっと言い続けています。会えば衝突してばかりの関係に疲れる日々の中、デビュー作品がドラマ化されることになり、主演俳優の四方堂が芦原のファンだと近づいてきて…という内容です。

芦原と高槻の膠着状態に、四方堂が入ってきて、臆病な芦原の…

1

橙に仇花は染まる 小説

神奈木智  穂波ゆきね 

脇役推しです

仇花シリーズ5作目。
相変わらず抜群の安定感です。
主役カップルも、基本安心して読んでられるくらい、なんだかもう老成してる感じなんですが、マンネリ防ぐ為にか今回は梓と夏目に焦点をあてたお話となっておりました。

へたれ攻は嫌いではないのですが、夏目はイカンですね……。
これはイカン、けしからん!
へたれててもいいけど、受に迷惑掛けちゃイカン!
と、まぁ、とても梓の方が年下とは思えない…

2

銀糸は仇花を抱く 小説

神奈木智  穂波ゆきね 

定番の見合いネタ

仇花シリーズ4作目。
ここにきて攻の見合い話か……と遊郭にありがち設定にちょっと残念な気持ちがしたんですが、結構たのしく読むことができました。
気丈で聡明な受が、見合い話に動揺して気持ちが揺れ動いたり迷ったりとぐるぐるしたりする描写が新鮮。
この気位の高い受のことだから、てっきりツンと澄ましてなんでもない風を装うかと思ってたのに、予想に反した狼狽えっぷりにニマニマ。
そしてそこで悲観的にな…

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