柊平ハルモさんのレビュー一覧

どこにでもある恋の話 小説

柊平ハルモ  宝井理人 

自分を見失っても

今回は受様の教育実習の担当になった教員と
付属小学校で教育実習をする教育学部三年生のお話です。

攻様との出会いから受様が過去を克服して
攻様との恋をして結ばれるまでになります。

受様は教員一族の中に生まれ、
ほとんど選択の余地なく教育学部に進学、
付属小学校での教育実習を控えた三年生です。

受様は団体行動を好まず
大学でも他人との関わりを極力さけていた為
実習自体が気…

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Special Sweets(合同誌) 小説

  かゆまみむ  天城れの  義月粧子  水壬楓子  水戸泉  深沢梨絵  バーバラ片桐  遠野春日  鈴木あみ  愁堂れな  木原音瀬  柊平ハルモ  華藤えれな  榎田尤利  岩本薫  和泉桂  あさひ木葉  スナエハタ 

番外編多し。

「スイーツ」「乳首」「自由課題」の中から一つ選んでお話を作る、というテーマアンソロジー。
執筆陣が商業誌で活躍の作家さんばかりで豪華でした!
収録作品の19作品中10作品が番外編。
9作品が同人誌オリジナル作品。
小説は2段組み、作家さんによりますが5~8頁平均で、10頁をこえる作品は3~4本。
漫画は2~3頁でした。
現代劇・時代劇・学生・リーマン…設定も色々でちょっと統一感が無いな…

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どこにでもある恋の話 書き下ろしショートストーリーペーパー グッズ

くすぐったい甘さ

攻めの日吉目線のショートストーリー。
恋人になってから、秀夜はどんどんと変わっていってるようです。
それを温かく見守る日吉のスタンスは変わらないんだけど、
もっと甘えて欲しい、自分にすべて預けて欲しい。
ただでさえ優しい男なのに、もっと甘やかしたいのか!?
秀夜の遠慮が何気に想像できるだけに、彼の願いはまっとうなものでしょう。
それにしても、親のように(秀夜の親は違いますが)慈愛に満ち…

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どこにでもある恋の話 小説

柊平ハルモ  宝井理人 

トラウマを乗り越えて、自分の性癖を認める

作者さんお休み後の二年ぶりの作品。
トラウマを抱えた後ろ向き健気受けの教育実習生が主人公。
一方、お相手は学校の先生で、静かに優しく、しみじみとしみわたるように展開し、そのトラウマを乗り越えていくといったお話。

同じ過ちを犯したのに、従兄弟の奈々生は罪を被り家を出て音信不通に。
一方の秀夜は、親に逆らうこともできず、奈々生を亡くしたことを心の傷に持ち、自分の殻に閉じこもり亡くなった奈々…

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君がこの手を離れるなら コミック

柊平ハルモ  小路龍流 

一作だけアタリ

口絵のカラーがとてもきれいだったんですが、肝心の表題作がまったくおもしろくない。原作者に小説で書いてもらったら、もしかしたら、おもしろいのかもしれないが、マンガとしては無理。
巻末の後日談にいたっては、まるでマンガにもなっていないような?

それでも、ちびっ子の年下攻めの同時収録作「トラブル・テリブル・ドッグ」が萌えツボどんぴしゃりで、一途なワンコ攻めと、アホの子入った天然ボケの美形受けとい…

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花は純愛に殉じる コミック

柊平ハルモ  小路龍流 

貴族と花

 王族貴族のみが所有できるという公娼「花」を巡る、3組のお話が表題作シリーズです。
 3作とも、花(受)は文字通り、儚げで繊細な人物です。自分の気持ちを素直に表現できない悲しい立場がとてもせつなかったです。受だけではなく、攻の受のことを思う気持ちもせつないので、その分、結ばれたときが幸せなので、読んでいる側としても幸せな気持ちになりました。

 Hシーンはどれもサラッと終わっています。「貴族…

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禁じられた愛のことば 小説

柊平ハルモ  佐々成美 

もどかしくてはがゆい

アホの子受けというか、おばかさんな受け。
でも、攻めもたいがいにしろというくらいの勘違いなおばかさんなので、お似合いです。きみたち、きちんと腹を割って話し合えばすべて解決するよ、というジレジレ感を楽しみたい人にはお勧めです。

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未然の恋 小説

柊平ハルモ  稲荷家房之介 

俺様ワンコ攻めに キュンキュンですvvv

 無実の罪で救護院(現 児童自立支援施設)に入っていた出版社に勤める 星名一彦
仕事で行った ある作家の受賞パーティー会場で 偶然にも一番会いたいくない男に会ってしまう! それは 救護院時代 同じ施設で一緒だった 桧垣季逸  一彦にとって 季逸の存在は 社会人として救護院で一緒だった過去を他人に知られたくない!!よりも もっと思い出したくも無い!!! それは 救護院時代 口止め料!!という理由で…

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溺れそうな衝動 小説

柊平ハルモ  高永ひなこ 

執着って甘いですね

攻めの受けに対する執着心とも表現できるほどの想いの強さが
ものすごく萌えツボでした!
受けはそんな攻めに対し、様々な想いから戸惑い逃れようとも
するのですが、それくらいで引く攻めではありません。
一歩間違えばストーカーでは、というほどなのですが、受けの
この複雑な心境が、攻めの独占欲を読み手に甘く読ませてくれます。

またどうしてここまでの執着心を持つのかという点も、二人の
思春期…

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夜蝶は凍れる恋のとりこ 小説

柊平ハルモ  CARNELIAN 

「男娼」でせつないお話です

男娼といっても、遊郭ものじゃないです。社交界もの?

時代は昭和初期(たぶん)。 裕福な男爵家の次男 重巳(攻)に拾われた孤児の少年(受)は、紫音と名づけられ猫っ可愛いがりされて育ちます。
16歳になった紫音は、重巳に夜這いをするようになります。 Σ(・ω・;)
・・・このやり取りがねぇ・・・あまあまでニヤケちゃいます。
そして、ずっと一緒にいると指きりします。
ところが、男爵家が破産…

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