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柊のぞむ
葡萄瓜
アホな男がたまにみせる格好良さ、とか 芯が強そうな男がたまにみせる可愛げと いうのは反則技だと思いつつもつい見入って しまいます。 柊さんはそう言う瞬間をさらっと掬い取られ ますね。 完全無欠な殿方も良いかも知れませんが、 一本二本線の抜けた野郎を愛でるのもまた 良いものです。 そう言う野郎同士で成立するバカップルは 傍から見ていても飽きませんから。
柊さんの描く男に無条件で格好良い奴と言うのは 殆どいないんじゃないかと愚考してしまう今日この頃。 表題作の三角関係の連中もとりあえず何かを捨てて いる訳ですし。 感情の細かい所が結構骨太な一冊なのではないか、 と評者は感じました。
男の下心と純情を強かに描き出す作風が 冴えていますね。 気になったら近付きたいし触りたいし、その 先もしたくなる、と言う展開を純情な部分を 交えて描くから程好い絡みになって味わいが 出るのです。 表題作及びその続編で元々ノンケの水原の 方がHに積極的になる描写がかなり味わい 深いですね。 その他学ラン萌えや双子萌え、リーマン萌えも 含む味わい深い一冊となっております。
ネタバレ
純情を理想にしてても体が反応してしまえば そちらに引き摺られてしまう。 高校生と言うのはどうもその辺のバランスが 危ういお年頃の様です。殊に男子の場合。 表題作の悲喜劇の根源も正しくそこで。 それにしても良くぞ高校生ばかり一冊に詰め 込まれたなと感心します。又どいつもこいつも それなりに暴走しやがって可愛くて仕方が無い。 巻末二作品に登場する鬼畜でさえも可愛げが ある様に思え…
煮汁
まず、表題作ですが。 受けの子が「何してるんだばか!」と言いたくなるくらいおばかなツンデレです。デレの要素はとても少ないですが(笑)というよりも、今回の本に収録されている作品の半数はツンツンデレ受けなのではないでしょうか。 こちらはツンツンデレ受けではありませんが、「戻っておいで、僕の犬」という作品は壮年受けが好きな方にはオススメです。 絵柄や作風が全体的に若干古め…?と言うと響きが悪い…