妃川螢さんのレビュー一覧

王は神の末裔に跪く 小説

妃川螢  小禄 

ファンタジーとしても恋愛ものとしても面白すぎます

始祖王伝説に、裏切り者の大国の王、そして復讐を誓う神聖な皇国の皇子ー。
と、本格派ファンタジーであり、壮大な大陸ものになります。

筋金入りのファンタジー好きですが、ここまで本格派のファンタジーって、久しぶりに読みましたよ。
もう、世界観だけで面白すぎる・・・!
また、自身の身体まで利用して、復讐の為に敵の懐に入り込む主人公に、何故か刺客だと知りつつ鷹揚に泳がせる王ー。
この二人のやり…

12

王は神の末裔に跪く 小説

妃川螢  小禄 

ファンタジー

スパダリな王子×麗しい皇子のお話。

隣国の王子と皇子のラブ。しかも幼い頃に出会った事がある。という目線では王道だと思うのですが、受け様ティファレトが大陸の始祖である天上人の血脈で、神獣(しかも鷲と豹のダブル!)を従えていたり、ファンタジー色強めで楽しめました。
真っ白な鷲を腕に。真っ白な豹を足元に従える美貌、美声の受け様。
野蛮な北側の隣国に攻め入られ、両親を殺され。復讐の為に、共謀した…

4

腹黒天使と堕天悪魔 小説

妃川螢  古澤エノ 

ホモがホモを呼び魔界はホモホモランド

ホモばっかり。
女が一人もいない。男同士で普通にデキてる。
魔王の愛人が魔女ヒルデガルドということになっていますが、どうやらこの魔女も男のようです。意味ワカラン。
でもって天使と悪魔があまりにも人間過ぎた。
人間とどこが違うかって羽根があるとか力を使わずにアレコレできるとか、そんなもんですよね。
天使にもちゃーんとチンコがあって精子がドピュと出て、イヤイヤとかアンアンとかヒンッとか。

3

エンペラーズ・コネクション 小説

妃川螢  雨澄ノカ 

しっかりとした読み応え

 共に警視庁捜査一課所属で、同期の東原帝と、御門鋭司。
 彼らはその名前とルックスから、「エンペラーズ」と呼ばれる。

 互いに実力を認め合う関係ではあるものの、常に競争を強いられる職場環境と、過去のとある出来事から東原は御門に素直になれずにいた。
 そんなある日、とある殺人事件の捜査でコンビを組まされることになって……

 というのがざっくりとした話の入り口です。
 そこから二人で…

1

抱かれてもいい 小説

妃川螢  藤河るり 

映像で見たくなる作品

私のこの作品との出会いは少し変則でした。
妃川螢先生の作品を読んだことがなかった当時の私は、ひょんなことから妃川先生のオフィシャルサイトに辿りつき、番外編SSを読みました。
その番外編の中の2人がすごくいい雰囲気で、なれそめが気になって本編を読みました。
普段はこういう読み方はしませんが、奇妙なご縁がありました。
この作品は妃川先生の3作目で、私が読んだのは2009年です。

2人は1…

2

猫又の恩返し 小説

妃川螢  北沢きょう 

猫又、めっちゃ可愛い!……んですけどね……

うん、確かに可愛い!めっちゃ可愛い!
猫好きならさらにもうたまらなく可愛いっ‼︎
そして動物好きなら、
ちょっと生意気ながらも可愛いジャンガリアンも
意外に情の厚い野良猫さんたちも出てきます‼︎

可愛いのオンパレードなんですけどね!

私は幼児にはイマイチ萌えない属性で……
さらに攻めの鑑先生に全く反応しませんでした……

一応、先生と一緒の夜には青年の姿にはなるのですが、…

1

王子の夢と鍵の王妃 小説

妃川螢  壱也 

武闘派

めっちゃ麗しい表紙に撃ち抜かれて購入。壱也先生の描かれた表紙の中で最も好き!青と白という色合いも最高。どんな話だろうとわくわくしていたら、思いのほか受けが武闘派でして、あらびっくりでした。「リンクスさんに掲載されたお話170Pほど+その続き80P弱+先生のあとがき」です。武闘派なのは良かったのですがちょっと淡々としていたかなあと思ったので中立にしました。

受けさんは、いつも同じ世界で同じ人が…

2

王子の夢と鍵の王妃 小説

妃川螢  壱也 

う~ん、ここをもう少し読みたかったって部分が多々残る…

異世界トリップファンタジーといっても、今回は幼い頃に何かの原因でこちらの世界に飛ばされて来た受け・珪が元居た世界・グレーシュテルケに強引に連れ戻されるといった変則型だったりする。
自分の場合は、異世界トリップものは受け(主人公)に好意が持てるかどうかに左右されるようだが、この話では覚えていない故郷?でいきなり鍵だの妃だのと言われて反発する珪の反応こそが真っ当だろうと思ったので、これは期待できるか…

3

王子の夢と鍵の王妃 小説

妃川螢  壱也 

男だからこそ、腹を括らんかい!!

こちら、異世界トリップものです。

元々、妃川先生の書かれる、強気意地っぱり受けと言うのは大好きだったりします。
今回も、試し読みでの受けの強気っぷりに惚れ込みまして。
そう、表紙では儚く美しい彼ですが、実際にはかなり腕っぷしが強く、強気で意地っぱり、そしてちょっぴり口も悪いんですよ。

しかしこれがですね、読み進めるうちに、あまりの意地っぱりぶりに今度はイライラしてきちゃいまして・・…

6

殉愛-Lacrimosa- 小説

妃川螢  亜樹良のりかず 

愛を糧に荊の道を共に歩む話

マフィアというアンダーグラウンド物は多くありますがこの作品の魅力は受け攻めの関係性。
そして作者である妃川氏の色気のある描写。
攻め様のレオンはマフィアの次期ボス。受け様の恭一はレオンのファミリーとは対立関係にあるファミリーに属する暗殺者。
絶対遵守の掟に反して逢瀬を繰り返す2人。恭一は自身に暗示を掛けるようにレオンに逢うたび死す時は共に生を終えようという約束を繰り返します。
精神面で脆い…

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