妃川螢さんのレビュー一覧

恋の花 小説

妃川螢  せら 

愛人契約

カフェ・チェーンを経営する青年実業家、朝比奈は自分の店で借金取りに追われていた男、大槻を助ける。
偶然にも彼は朝比奈が引き抜きを持ちかけていた、カフェ業界で有名な接客のプロだった。
これを機にと引き抜きを持ちかける朝比奈に、大槻の態度はそっけない。
次第にヒートアップしていった朝比奈は売り言葉に買い言葉で愛人契約を持ちかけてしまい……

3行目と4行目の飛躍のすさまじさ。
まあ、それ自…

0

この愛、売ります 小説

妃川螢  一馬友巳 

大人になってからの本気の恋

勘違いから始まる愛人契約っていいですね!
ちょっとひねった感じが○
契約モノはBLの王道パターンですが、だからこそハズしてほしくない部分やキメてほしいところってあると思いますが、その辺妃川さんは安心して読めます。
真面目な汐崎や哉都の勝気で男前なキャラは好きですし、よくある二人の関係に悩む図は、これぞ愛人契約モノの醍醐味です。
しかもバリタチの哉都がこれまた勘違いでネコやってると思われて、…

1

白衣の報酬 小説

妃川螢  水貴はすの 

天然系受様には要注意

今回はフリーで複数の病院と契約する麻酔科医と
実家の病院に勤務する外科医の同級生ラブ。

ある事がきっかけで別れた二人の再会に
過去と今の思いを交錯させてまとまるまで。

受様は私立病院の外科医です。
その病院は祖父が開いた個人病院でしたが、
父の代で緊急指定を受け、
さらに兄の院長就任から数年で
複数の病棟と老人介護施設を持つ大病院に。

加えて高度医療手術の急増により

1

執事と麗しの君 小説

妃川螢  実相寺紫子 

そう来るか!

シリーズものの新作。
以前出ていた短編集に、最初のお話だけ掲載されていたんですね。
たしかにうっすらと読んだ覚えが。
2つめからは書き下ろしとなっています。

このお話に出てきた執事、どこまで行っても執事だったから、それはそれで驚きました。
よく出てくる執事って、ある程度お話が進んでいたら、執事の仮面を脱ぎ捨て主を押し倒して……となるんですが、ウィルは最後の最後まで執事で、理想の主にな…

2

欲望という名の情熱 小説

妃川螢  九条えみり 

落すなら、まずは胃袋から。これ基本?

攻・海堂航介(29) 中華料理店の店主
受・藤咲悠(21) タレント

バラエティ番組に引っ張りだこの人気タレント・悠。
母親の死に様にショックを受けて雨の中をさまよった悠は、中華料理店の灯りに誘われます。
閉店間際にやってきたびしょ濡れの悠を追い返すでもなく、イスをすすめ料理を出した航介。
悠がタレントであることに気づいても騒がず、風呂に入れて服を貸します。

それ以来、悠は航介…

3

この愛、売ります 小説

妃川螢  一馬友巳 

みんなグルグル

妃川さんのお話にしては、ちょっと珍しいんじゃないでしょうか、同級生ものって。
大学時代、お互い「好きだ」と自覚のないまま卒業し、その後再会。誤解からカラダを重ねることになりますが、やっとの事で気が付く恋心。遅いってば。

哉都はネコ系美人。懐きにくいっていう人種です。15歳で両親を亡くし、それ以降身だけでなく、心も愛も売ってお金に換えて生きてきた哉都だから、親しくなるのに時間がかかるのはわか…

3

密恋-Mi-Ren- 小説

妃川螢  水名瀬雅良 

いろんな未練

再会もの&執着系のお話。
付き合っていたモデル志望の受けとカメラマンの卵の攻め。うまくいっていたはずなのに、ある日突然攻めさまが姿を消してしまう。そして再会したときには、まるで変わっていた攻め……という、BLではよくあるお話。それを妃川さんがどう料理しているかってところでしょうか。

家を出てきたという将哉を、ウォーキングの練習をしていた夜の公園で拾い、部屋へ連れて帰ってきた遊真。夢を語って…

1

殉愛-Lacrimosa- 小説

妃川螢  亜樹良のりかず 

マフィアのロミジュリ

裏社会のロミオ&ジュリエット。そこに亜樹良のりかずさんのイラストって、もう似合い過ぎっ!

大学生だった恭一の元へ「会いたい」と、顔も知らないアメリカに住むと言う父から手紙が送られてきました。亡き母から教えられていたのは、父親の国籍と異母兄がいることだけ。
「ひと目会うだけ」と渡米した恭一を迎えに来てくれたのは、異母兄・ローランド・オーティーでした。その兄から聞かされた「手紙が出されたすぐあ…

2

傲慢な愛の独裁者 小説

妃川螢  水貴はすの 

ラスボス・社長が登場

R.C.Sシリーズもラスボス(?)社長がとうとう登場です。何度かほんの少々だけ登場していましたが、すっごく印象的な社長で、いつメインになるんだろう?って楽しみにしていました。社長本人もインパクトがありましたが、恋人もさすがでした。

VIP専門のボディーガード派遣会社・R.C.S(RISK CONTROL SERVICE)を設立した各務と巽。学生時代からの友人で、警察官となり、各務の父が疑惑の…

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初恋は終わらない 小説

妃川螢  香坂あきほ 

King of ヘタレ

あとがきにもご本人が書いてらっしゃいますが、今回の攻めさま“King of ヘタレ”でございました。ここまでのヘタレ、初めてかも。ヘタレワンコとかはすっごい可愛いなぁ~って思うけど、弁護士をやっている仕事の出来る男なのに、受けちゃんに関してはとことんヘタレ。ってか、未成年だからってこともあるとは思うんですが、絶対手を出さないぞっ! って決めてて。受けちゃんがあまりにグルグルするのは、イヤになること…

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